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五月の月命日

5月の月命日
5/11は福島三春熊耳仮設住宅へ行ってきました
こちらは仮設が出来た当時こたつなどを提供したり
クリスマスを一緒につくろうといったアクションをおこなって来た場所です
三春には富岡町の仮設が6カ所あるのですが
この日はすべての仮設にイベントがあることを紹介してもらい他の仮設からもたくさん来て下さいました
また仮設がある三春の町のみなさんにも声をかけてもらっていたので
地元の自治会長さんはじめみなさんも最初から最後まで楽しんでもらえました
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久しぶりにたくさんのメンバーでのぞんだのですが
天気が悪く途中から雨が降って来たりしましたが
それでも仮設の皆さんが協力的で大型テントを借りていてくれたり
一緒に準備や片付けも手伝ってくれました
ラブフォーニッポンのメンバーもそれぞれのプロが集まってくれていたので
ステージテントができたりみなさんが入れるテントを建てたり、素早く音響が準備されたりと手際よく進行していきました
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大道芸メンバーはくるくるシルクさんと
川原彰さん、そしてドルフィンマジックさんという最強なメンバーが集まってくださいました
雨の中でのジャグリングなどは危険な難易度も高くなるはずなのですが
みなさんそれぞれ最高の技をトライしていただき集まった方々みんなに喜んでもらえました
中には「アー1年分笑った!!」
と言ってくれる方もいました
ライブでは
堤晋一さんがギター一本で熱唱してくれたり
ホテルニュートーキョーの今谷君は前日に第一子が生まれたばかりにもかかわらず
アーティストHIDETAKE TAKAYAMAくんとかけつけてくれました
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HIDEくんはピアノで次々と仮設のみなさんのリクエストに答えて演奏してくれ
何曲も一緒に歌えるような曲を奏でてくれました
今回始めて参加したダンサーさきえもんさんは福島出身ということもあってあつい想いとともに子供達と長い時間遊んでくれていました
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いつも参加頂いているCHUMSさんはビンゴゲームの商品を提供してくださり
今回初参加のTHE DECK COFFEE& PIEさんはたくさんのパイを作って来て下さいました
同じ被災地でもある塩竈からはモアプロジェクトさんが殻付き牡蠣をたくさん持って来て下さり
バーベキュー担当しょうちゃんと一緒になり仮設の方々と一緒に盛り上がりました
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ベリーダンサーRhiaさんは昼間はお母さん達にピラティスを教え
夜には衣装もメイクも一変してベリーダンスを披露してくれました
そして最後の方では
みなさんといっしょに踊るなどして盛り上がりました
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そしてこの日もこの仮設や周辺の方々だけでなく
これまで出逢ってきた皆さんも集まってくれました
たくさんのごはんを用意してきてくれた富子さんは娘さんやお孫さんたちと一緒にきてくださり
そのご飯をスタッフはみんな喜んでいただきました
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その他にもたくさんのみなさんが集まってくれたのですが
なにより
それら仮設外部の人たちを快く受け入れてくれた熊耳仮設のみなさんたちが素晴らしかったと思います
こちらの自治会長さんは本当に仮設の皆さんのみならず地域の皆さんへの気配りを大切にしていてくれています
自分が今もっとも被災地でおこないたい事は
仮設ばかりではなく
仮設が立っている地域の人たちへの配慮
借り上げのみなさんたちとの交流です
それらは自分たちだけではどうしようもなく
仮設住宅の皆さんの協力、地域のみなさんの協力がなければなしえません
最近、多く聞く事なのですが
仮設住民と地域住民とのあいだにあまり良くない空気が流れていると言います
震災後、”福島”は世界に知られるようになりました
それは震災、津波被害ではなく原発事故、そして放射能汚染です
原発が稼働していた震災前に
原発から何らかの恩恵を直接的に受けていた地域は大きな福島のなかでもごく一部です
正確には福島県自体にも何らかのお金が入っているはずなのですが
多くの県民のみなさんが感じるところでは
原発マネーを受けていたのは原発が建っている地域、その周辺地域の人のみだと認識しています
そんななか
発災し原発事故後にすべての福島県民に与えられたギフトは放射能汚染と風評被害です
日本人のなかでもとくに東北人は我慢強く
つらい事があっても隣人にもっと大変な人がいたら我慢する傾向が強くあることがわかりました
一部の原発地域のみなさんのなかでも我慢する人は多く
(これは今まで原発恩恵を受けて来ていたからという気持ちもあるようですが)
あまり自分たちの置かれてしまった現状を訴えることをしない人が多くいます
原発地域でないあとの九割の福島県のみなさんは原発の恩恵を受けてこなかったのに
震災後にもらったものは放射能と風評被害であると感じています
それらにたいして補償金もなく、仕事もなくなるという状況となってしまいましたが
それでも自分から言わせると我慢する傾向にあります
そういった原発地域ではない地域に原発地域のみなさんが暮らす仮設住宅や借り上げ住宅は出来ています
避難生活が長くなり
そして先が見えない今
避難している方達の心身は弱って来ています
それらが様々な良くない出来事を生み出しているのも仕方のない事だとも感じます
ただどうしても
避難者たちを受け入れている皆さん達からしたら自分たちには何の補償もなく
原発地域の人たちばかりが補償も受けられ
多くの支援をもらっていると感じてしまいます
国や県が発信したい事は安全宣言であり
除染しているのだから数値も下がっていると言います
避難しているみなさんの声は
「早く故郷に帰りたい」が一番多い声です
だから一刻も早く帰していこうとしています
帰りたいという気持ちと帰れないということをわからずに
これから
福島が一致団結してがんばらなければいけないはずが
県民同士で仲が悪くなってしまっていきます
これらに対して自分ができることは東京の電気のせいでごめんなさいということです
そしてすこしでも多くの原発地域のみなさんとそうでない人たちとの間に入り
繋がっていく事でしかありません
震災から毎月
11日を被災地で過ごしてきましたが
5/11 この日は本当にうれしい涙が流れました
追悼の灯火というキャンドルはまだ灯さない
きっとまだ震災によって亡くなった多くの方達は自分の家族や恋人がどうしてるか気になっているはずです
だから決してあの世には行っていないはず
安らかに成仏してくださいという灯火はまだ灯しません
毎月毎月
まだまだたくさんの友達を連れてきて
避難しているみなさんとすこしでも寂しくない11日を作るからね
そんな約束の灯火を避難しているみなさんと一緒に灯しています
そしてとくに
福島では
いつか日本中が
いや世界中が
「福島のおかげで世界は学んだよ!ありがとう」
といってもらえる日がくるまで
亡くなった人たちと今でも原発によって苦しんでいる人たち
またこれから大変な想いをする人たちと一緒にともに在りたいと思っています
日本の多くの場所から福島の原発のせいでと聞こえてきます
でも
いつかすべての人が福島のおかげでとなるようにしたい
だから
原発反対運動もデモにも参加しません
いつかそんな日を福島の人たちと一緒に迎えられるように
すべての福島の人たちと仲良くなりたいと思っています
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この5/11は
これまで繋がって来た福島の人がたくさん集まってくれ
東京からも新たなメンバー含めたくさんの人が集まってくれました
雨が降っていてもみんなで助け合いどちらが何かを提供する側というわけでもなく
一緒に食べて,一緒に笑い楽しい一日をつくることができました
みんなを救う事ができるのかと言えばそんなことではないかもしれませんが
ひとり孤独に迎える月命日ではなかった人たちがそこには確かにたくさんいました
たくさんの約束をした自分自身も救われた
感謝の一日ができました
関わって下さったみなさん
ほんとうにありがとうございました
この日の最後にラブフォーニッポンガールズチームが母の日のプレゼントをお母さん達に渡していました
一つ一つには手紙と花の種が入っていました
スタッフそれぞれがお母さん達との交流が始まっていて
お母さん達からもプレゼントをもらっている姿がありました
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一方通行の支援ではなく
お互いがありがとうの関係がきっと”絆”と呼べるものだと思います
これからも月命日を被災地でという旅は続きます
どうぞ
みなさんこれからもよろしくおねがいします
CandleJUNE