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福島のみなさんと日光山久保でお米作り

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新緑溢れる栃木県日光市山久保地区に
福島のみなさんと一緒に田植えをしに行ってきました
 
 
昨年、新潟中越地震震源地での田植えプロジェクトが始まりましたが
今年はさらにここ山久保でもおこなうこととなりました
 
山久保は自然豊かな集落で
とくに水がきれいで毎年氷作りもおこなわれています
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素晴らしい場所なのですが
近年は過疎化が進み限界集落となってしまい
在住の住民の数も減り、農地はあるものの担い手がいないという田畑が増えてしまいました
今回のお米作りに協力頂いた方も今年からは、もう田んぼをやらないと決めていたそうですが
福島のみなさんや東京のみなさんが一緒にやるのであればということで実現しました
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田植え当日のこの日は当初雨予報でしたが
みんなの想いが強かったのか山久保の空は青空となり
そのもとに東京から若者達や小さな子供と福島の原発地域から避難されている方々、そして山久保地区のみなさん
また新潟の田植えプロジェクトからはスタッフの竹之内が集まりました
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今回お借りした田んぼは二カ所でしたが、一カ所は機械を使い、もう一枚は手植えでみなさんが一列に並んでおこないました
朝集合して挨拶をかわし
それぞれが着替えて田んぼに向かったのですが
(福島の皆さんの多くは田畑をされていた方が多く、本格的な田植えファッションとなります)
早速お母さん達は道に生えている植物をとり、食べれる、食べれないなどと盛り上がり
いろいろな植物の事を教えてくれました
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そして
経験豊富なお父さん達は早速機械を動かし始め
田植えを始めてしまいました
慣れている田植えの姿をみた山久保の人は「ありゃまかしとくべ」の一言
手植えのほうはなれない東京メンバーも参加してみんなで列になってスタートとなりました
子供達はオタマジャクシやどろどろのカエルの卵などに興味津々
その子供達とたくさん遊んでくれたのは新潟中越地震から知り合った
同じ栃木県宇都宮からかけつけてくれたメンバーで
子供達に沢ガニを取って来てくれたり
たまたまひかれて死んでいた蛇をみせるなど、終止子供達を喜ばせていました
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本当は午後までかかるだろうと思っていた田植えは
経験豊富なみなさんのおかげで午前中のうちに終わってしまいました
田植えでどろのついた足や長靴は、田んぼの隣に流れる川できれいに落とし
山久保と福島のお母さん達がつくってくれたご飯をみんなでおいしくいただきました
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地場野菜をたくさん使った郷土料理はすばらしく
さっきとった山菜も料理されてでてきました
 テーブルには,山菜、旬の野菜、おにぎりが並び
山久保の土地をそのままいただくようなご飯となり
そこに福島のお母さんたちがつくる煮物などが並びます
同じ材料でも作り方が違ったりとそれぞれの調理法のお話が飛び交うにぎやかな交流の場となりました
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午後には山菜を採りにいったり名産の唐辛子畑やブルーベリー園を見学して
次回からの楽しみの話などで盛り上がりました
今回田んぼを提供して下さった阿久津さんは
自分一人で田んぼ作業をしてきたが高齢になり限界を感じていたところでしたが
この田植えの話がきて
今日という日をこういった形で迎えられ
自分の田んぼにたくさんの人が溢れ
笑い声が飛び交い、子供達が遊んでいる姿を見れて本当に嬉しかったと言ってくれました
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積極的な福島のみなさんの作業風景に圧倒されつつも
田んぼの事、養蜂の事、山久保の事を知ってもらい
「また来たい!」と話してくれる皆さんの顔を見てお米作りに希望が見れた!とも話してくれました
福島のみなさんも自然豊かな山久保の土地と人に触れ
これからの交流を楽しみにしてくれました
初めて参加したお母さんは
「日々の仮設暮らしから解放され、ここに来た意味を強く感じれました。今後も稲の成長を楽しみにまた来れたらと思います」
と話してくれました
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原発事故により
故郷ではお米作りや山菜採りができなくなってしまった福島の方々
今年はまた新たな山久保という場所で新たな交流が始まります
自分は支援活動という形ではなく
つねに
お互いが”ありがとう”といえる関係を築きたい
そう思ってこれまで活動してきました
 
 
昨年一緒にお米作りをしてくれたみなさんは自分たちが福島に行くたびに手伝ってくれたり
ごはんを作って待っていてくれます
 
山久保のみなさんも
あんな大きなバスがやってきたり
たくさんの車が来て
にぎやかな田植えなんて初めてだと
たくさんの笑い声、笑顔が本当にうれしかったと喜んで下さいました
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この山久保を繋げて下さった方は
震災後避難生活をされている福島の皆さんを日光温泉バスツアーを実施して下さった方です
震災から始まった出会いがこの新たな場所でのお米作りに発展しました
絆とはお互いがお互いを必要とすること
ともに生きるという事をもっとも体験できること
これがきっとお米作りなんだと思います
人が人とともに生きる
だけではなく
自然とともに生きる
悲しい話よりも
たくさんの笑顔と笑い声
おいしいね!ありがとう!という言葉が溢れる一日でした
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どうぞ
みなさん
このお米作りプロジェクトを
今後もっと発展させるためのご支援をどうぞよろしくお願い致します
 
 
 来月は新潟での二年目の田植えです
 
新潟と日光で始まったお米作りをどうぞこれからも
よろしくおねがいします
 
 
Candle JUNE
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