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2015年3月7日福島県会津にて311希望のあかり

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2015,3/7 震災から4年
福島県311行事「福島県希望の灯り」イベントを福島県会津でおこなってきました
昨年同様
県立博物館でおこなわれたこのイベントには
地元の方はもちろん
会津に避難されている大熊町や楢葉町のみなさんも多数参加してくれました
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この日を迎えるために事前に
会津若松第一幼稚園を訪問して
子供たちと一緒にキャンドル作りをおこなっていました
もう震災の記憶がない子供たちと一緒にキャンドルをつくりました
3月11日に灯すためにですが
子供たちにはそれぞれの夢を教えてもらい
その夢が叶うようにと一緒に作りました
当日は幼稚園の親子も多数会場にきてくれていました
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会津出身で現在ラブフォーニッポンロードにも参加している
越尾さくらさんもステージに出演してくれました
ステージでは発災後会津に避難してきた大熊町の子供たち
熊町、大野小学校の合唱部のこどもたちも出演していました
会津地方には震災後多くの原発周辺地域の方々が避難してきました
しかし最初の冬に雪のある生活を味わってから
郡山やいわきなどに避難場所を移す方々が多かったようです
ラブフォーニッポンでも以前に訪問した
大熊町のみなさんの暮らす町では
地元の方々がとても大熊のみなさんに良くしてくれているということで
現在でも多くの大熊の方々が暮らしています
イベント当日は
キャンドルホルダーへのメッセージ記入や
子供たちには希望の葉にそれぞれの夢を書いてもらったりしていました
みなさんそれぞれの震災から4年の今を書いてくれたり
こどもたちも大きくなったらしたい仕事など夢を書いてくれました
なかには両親が大熊町から会津に避難した時にはまだ生まれていなかった子供もいました
「大きくなったら大熊町に行ってみたいなー!」
「いつか町に帰りたい!」
などの想いが書かれていました
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現在でも福島県各地の仮設住宅をまわっていますが
震災当時に生まれた子供たちがだいぶ大きくなっています
当たり前のことではありますが
大人たちよりも子供たちの成長を見ると
いかに仮設住宅での暮らしが長いものであるのかを実感します
最近では
避難先に家を建てたり借りたりして籍を移す人も増えているようです
「震災」
という災害であれば
5年目はいよいよ本格的に「復興」という年なのかもしれません
ここ福島県で起きている災害は震災はもちろん原発事故からの放射能問題
それだけではなく
津波被害と風評被害、補償問題、格差問題など様々な問題が発生しています
そして何より原発が現在どうなっているのか?
今後はもう安全なのか?汚染水は?そしてまたそこで働く方々の健康は?など
問題は山積みとなっています
これまでに日本が体験したことがないことではないでしょうか
そして
それらをひとくくり
「福島」の問題として声を大にすることによってあらたに発生する風評被害があります
問題自体訴えることをしなくなれば補償も受けれなくなっていきますし
問題解決への道も遠くなってしまいます
この声をあげなければいけないが
あげることが出来ない
このことが今一番の問題なのだと思います
それでも福島県のみなさんは一生懸命自分たちの力で復興しようとしています
小さなことかもしれませんが
「フクシマ」としてひとくくりではなく
大きな県である福島県の各地を巡り
そこで暮している地元の方々と
そしてまたそこに避難してきて暮している方々
両者ともと交流して
それぞれの想いや現状を教えてもらうことで
福島県のここは、あそこはと福島県のひとつひとつを県外の人間として語っていくことが大切なのではないかと思いました
この日無事に撤収を済ませ
ラブフォーニッポンの仲間たちとラーメンを食べにいきました
会津にはおいしいものがたくさんあります
そして
柳津町からは巨大なあかべこを昨年に続き提供してもらったり
湯野上温泉からも手伝いにきてくださったり、会場のみなさんも最後まで手伝ってくれたりと
あたたかい人達がたくさんいました
会津っ子宣言
”やってはならぬ やらねばならぬ ならぬことは ならぬものです”
震災後会津で暮す大熊の子供たちも学んでいるそうです
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3月11日は
福島県各地で希望の灯りを灯しました
原災から5年目の今年も福島県の多くの地域を巡り
みなさんと繋がっていきたいと思っています
みなさんどうぞこれからもラブフォーニッポンをよろしくお願い致します
ラブフォーニッポンFB
また月命日に福島のみなさんから想いを授かっています
お時間あるときにみてください
ありがとうございました
CandleJUNE
 
 
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