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2018年11月11日の月命日

11/11の月命日は
福島県二本松市にて行われる「二本松の菊人形」祭りに参加しました

10/10から11/25にまで開催されているお祭りの中で
11/11の月命日は特設ステージにてLFNのライブイベントを開催しました

昨年も開催いたしましたが
今年もぜひ!という声をいただいて参加して来ました

この季節はとても紅葉が綺麗で
菊の花はもちろんですが戊辰150年二本松少年隊や
天空の城としても有名な霞ヶ城周辺の紅葉は見頃を迎えていました

ステージに登場してくれたアーティストは
谷本賢一郎さん、若旦那さん、青谷明日香さん、ぱなえさん、渡辺俊美さん、山さんです

昨年よりも多くの来場者で暗くなった時間でもたくさんの方々が最後まで楽しんでくださいました

「たのしいね うれしいね おいしいね ありがとう!!」

これが毎月11日の月命日の活動テーマとしていますが
一日中、天気の良かったイベントではたくさんの笑顔を見ることができました

そしてこの月命日の前日には
毎年福島の家族たちと一緒に作るお米作りツアーの収穫祭を岳温泉で行いました

避難所時代から続けているこのお米作りも
昨年は茨城の大和田さんのご協力によってとっても美味しいお米が出来上がりました

なかなかいつもの月命日は早朝東京を出て夜中に帰って来るハードなスケジュールで
福島や各地から集う仲間たちとの交流がないのですが
この日は温泉に入りつつ楽しく交流することができました

今年はその出来上がったお米を来月のSOTE311 FUKUSHIMAでも販売しようと考えています

またこの収穫祭の前には近くにある復興住宅にもお邪魔して来ました
やはり少しでも多くの避難されている方々との交流を持てたらという思いから浪江町の皆さんが暮らしている復興住宅を訪問しました

福島県出身でロミロミで当時からLFN活動に参加してくれているスタッフのレポートです

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2108.11.10日 と 11日
ご報告

11/11は二本松市菊人形会場でイベント出店の一環でロミロミをして来ました。
11/10は、福島県二本松市にある復興住宅を訪問してきました。
沢山お話を伺ったので、こちらをメインにご報告します。

地震があったその時、第一原発の地下一階にいらっしゃった浪江の方のお話を伺いました。

自家栽培されている話や、イベントと参加住人の方々
復興住宅内の交流について等のお話等をした後に、震災の体験を少しずつお話しくださいました。

大きな揺れが収まった後、ドアが歪み、暫く出られず、ドアの前に行列が出来ていたとの事。
何度か試してやっとドアが開き外に出たところで、停電で放射能検査器が作動せず
手動で一人一人の放射線量を測っていた為、ここでも行列。
この方はすぐに津波が来ると思い、とにかく人を外に出せ と東電の方に怒鳴ったそうです。
ご自宅は高台で幸運だったと仰っていました。

まさか爆発するとは思っていなかった事

予想を大きく超えた津波が来た事

初めは軽い気持ちで避難した事

それから戻れなくなってしまった事

ご子息が就職の年で、地震の半月後、県外まで車で送って行った際に
初めて自身と車の放射能を測定され、物凄く汚染されていた事

暫く関東圏に避難していたが、一週間も過ぎると避難先にも居づらくなり
具合の悪いお爺さんだけ残して福島に戻った事

その後お爺さんの具合が悪化してしまった事

この方は原発で働いていらっしゃった為、放射能についての知識があり
空気中のものを肺から取り込むのが一番危ないと仰っていました。

経口摂取に関しては、食べた直後は数値が上がるが、一日過ぎれば出て行くとの事
ホールボティカウンターで測定したので間違いないとご自身の体験をお話下さいました。

「慣れは怖い。
暫くはみんな食物の放射能の計測をしていたが、今は山で採った山菜さえも殆ど計測していない。」

改めて、匂いもせず目に見えない放射能の恐ろしさを思いました。

この方は避難先のソフトボールチームに参加され、避難先の方々とも交流されているそうです。
でも他の方のお話を聞くと、元の住民と避難先からの住民との壁を感じる事が良くあります。
嫌がらせをされる事もあるとの事。

私は、避難先地域の出身なので、そういう話を聞くと悲しい気持ちになります。

Love for Nipponの活動に参加していなかったら、話をする機会も無かったかもしれない
浪江、川内、富岡等避難して来ていらっしゃる方達と仲良くなって、

会うといつも笑顔で迎えてくれて、楽しくて、地元に大好きな人達が増えました。

先入観のラベルを剥がして、一対一で話をする機会がもっとあれば。
そういう小さい交流が物凄く大事なんじゃないかと思います。

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様々なスタッフが参加してくれていますが
福島出身者も多くいてくれて
各地の方々のお話を聞き出してくれることは本当に大切なこととなっています

8年間の活動様々な地域の皆さんとのつながりができました
3月10日、11日はそんな皆さんとまた新たなみなさんが出会う命日です

そのSOTE311の追加情報がリリースされました
詳しくはこちらから
https://lovefornippon.com/

来年で震災から10年目を迎えます

10年目の3月11日をどう過ごすのか
どんな1日を作るのかを考えて
今年から復興拠点Jヴィレッジでの開催とさせていただきました

毎月命日のテーマ
「たのしいね うれしいね おいしいね ありがとう!!」

命日でもある3月11日に追悼もしっかり行った上で
福島県内外の皆さんと一緒にこのテーマを作り出すことが
きっと「復興」とか「絆」という
発災当時から多く使われていた言葉の意味となるのではないかと思っています

何卒
よろしくお願いいたします

CANDLE JUNE

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