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2019年4月11日の月命日

4月の月命日は浪江町をはじめ、避難地域方々が暮らしている復興住宅で開催しました

こちらには毎年4月11日に訪問しています
仮設住宅時代からこの日が誕生日の男の子がいて
毎年4月の月命日はこの子が暮らしている復興住宅となっています

復興住宅での開催が午後からだったので
午前中には以前も訪問したことのある清水幼稚園に谷本賢一郎さんたちと訪問しました

子供達はとっても元気で一緒に踊ったり歌ったりと賑やかな時間を過ごしました

復興住宅に戻ると各地から集まったラブフォーメンバーと住民の皆さんが準備を進めてくれていました

住民の皆さんがこの日は餃子をたくさん焼いてくれました

もともと浪江町の中華屋さんだったご主人がこちらで暮らしているのですが
円盤餃子で有名な福島市ということもあり
たくさんの住民の皆さんと一緒にたくさん焼いてくれました

ラブフォーメンバーも色々なご飯を用意してくれていたので
みんなで美味しくいただきました

イベントスタートしてからは
森くん、ゆうきちゃんのマッサージ
アロマチーム
マイさんハーブティといつものメンバーが早速お母さんたちと交流をはじめ

「福島のこと話しましょう」というワークショップではグループを作って
みんなの想いを話し合ったりしました

ここでいつも行なっている
ビンゴ大会ではみんなで盛り上がりました
ライブは岳温泉から来てくれたmasato awakeと二本松出身山さん
谷本賢一郎さんがキャンドルの灯る中、感動のライブを展開してくれました

こちら
参加したスタッフからのレポートです
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4月11日は北沢又の大和田集会所でお母さんたちの美味しい料理をご馳走になり、楽しくおしゃべりしてきました。

浪江から北沢又に落ち着いたおかあさんは
「果物もいっぱいあるし食べ物が美味しくて凄くいいところだよ」
「果物の自販機がいいよね」
「福島市は春と秋がすぐ終わっちゃうのね〜」
と、ここでの生活を受け入れ楽しんでいる様でした。

初めに二本松へ避難した時は、

「現地の方も大変な時なのに一生懸命私達の面倒を見てくれてありがたかった」
と言っていました。
そこに居たラブフォーメンバーの父親がその時お世話をしていたのが分かり、エピソードが繋がったという奇跡の出会いに私は感動してしまいました。

ワークショップの折り紙をしに、おじいちゃんが来てくれました。復興住宅ではなく地元の方という事です。
住民がお互い良い関係をつくれているのだなと嬉しく思いました。
「ドイツの折り紙か、キレイだね。お土産にしよう」と
とても上手に折って下さいました。
団地に住むお母さん達は、決まった日に集会所で集まってキルト作りを楽しんでいるようです。
卓球をしている人もいるそうです。「目が見えなくなって来ちゃってね〜」と笑いながらもステキなオーナメントが出来ました。

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平成最後の月命日は
午前中に清水幼稚園へ
私は骨盤を動かし体を温まる骨盤ダンスを。
そのあとは谷本賢一郎さんによるミニライブがあったりと
お子様やご父兄、先生たちと楽しいひと時を過ごしました
入園したての子や、進学したての子達でしたが思えないほど思いっきり楽しむことに集中してくれ、驚くほどの元気な大きな声に私たちまでが元気をいただきました

福島についてみんなで話し合う時間が設けられました。

みなさん「福島といえば、原発だよなっ」

と口を揃えて言います。悲しいけど、受け入れるしかないと。

『それなりの生活はしてて、これからもそれなりにやっていく。ただそれができるのは嬉しいことなんだけどな』

『友達がいなくてさみしい時期もあったけど、集会所があって交流できてる今、さみしいと思うことがなくなってきてる。』

とおっしゃっていました。

熊本へのキャンドルメッセージを求めたときに

「熊本の人たちも大変だよね。仮設はやっぱり狭かったり寒かったり向こうはするんじゃないだろうか!?」

「とっても気になってるんだ、応援してる。」

「どうメッセージを書けばいいのかわからない。頑張れなんていえない」

と戸惑っておられる方も。

熊本地震災害、福島で起きた地震と津波と原発事故被害

原発事故と地震災害は違うからと完全に区別してるように感じたみなさんの言葉でしたが、私たちの熊本での活動で取り残されている被災者の方々との交流のお話などにみなさんが耳を傾けてくださっていました

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今回初めて『LOVE FOR NIPPON』に参加させて頂きました。

私はドライフラワーになる素材を使ってリース作りを行いました。
想定していたよりも多くの方に来ていただき、うれしいことにあっという間にお花がなくなってしまいました。

私は元々ボランティア活動に興味があり、ワークキャンプや東日本大震災のボランティアに何度か参加しました。
ですが何かできた手ごたえを感じられず、自己満足で終わってしまうと感じていました。
勉強ができる訳でもなく、得意なこともないので結局私には何もできないと思い、そういった活動から距離を置いていました。
今回の活動も興味は以前からありましたが、また自己満足で終わる活動になってしまわないか不安な気持ちもありました。
ですが実際に参加してみると地元のみなさんはイベントを本当に楽しみにされていらっしゃいました。
色々な人と話せるし、体験できるし、身体も動かせるので大切な時間だと多くの方が仰っており、必要な活動だと実感しました。
また初めて参加の私のことも暖かく迎えて頂き、すてきな方々とおいしいご飯を食べて、音楽を聴き貴重な時間を過ごさせて頂きました。

子供たちについては不思議な感覚になりました。
震災のことを知らない、記憶にない子供がその震災の被災地で成長していることに時間の経過を感じました。
子供はものすごい勢いで成長していきます。
夢を持つ子供が、東京出身なら叶えられるけど被災地出身だから叶えられないなど、そのような差は決してあってはなりません。
彼女たち1人1人が夢を叶え、すてきな大人になってほしいと思いました。

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福島での活動から熊本地震被災地での活動へと繋がっています
自分たちがこうして長期的な活動する目的は
第一に未だ避難者がおられ
放射能問題も解決していないということ
そして第二に
起きてしまった出来事から学ばせてもらいこれからに生かしたいということ

311以降も各地で自然災害は発生しており
そのどれもが311以上のインパクトがなかったのか支援や関心が薄くなっています

初動支援の在り方の見直しや
自立を促すという意味を改めて考え直すこと
色々なことを反省し
これからの災害に対して向き合って行く必要性があると感じています

この週末
8/23,24は福島県川内村のれいこさんの畑でひまわり祭りとなります

避難生活中に出会い
ずっと一緒に月命日を過ごして来た川内村の皆さんが帰村してから何年か経ちます

一人で寂しく
たくさんの畑をどうしようかというところから
昨年からみんなでひまわりを植えることにしました

本当にたくさんのひまわりが咲きましたが
今年はさらに多くの畑で蒔きました

ぜひ
一度このひまわり畑を見にきてください

ラブフォーニッポン が紡いで来た「絆」というものが実感できると思います
今年はこのひまわり畑にツリーハウスを建築しています

子供達と一緒に遊びに来てもらえたらと思います

ドローンなどを持っている方は是非撮影して見てください
興味がある方は返信よろしくお願いします
9月11日はいわき市にある復興住宅で開催となります
合わせてどうぞ
よろしくお願いします
CANDLE JUNE
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