report |

3.11@福島県いわき市四倉

LFN ROAD at 福島県いわき市四倉
2012.03.11.sun

3月11日(日) 魂同組 × LOVE FOR NIPPON ROAD@福島県いわき市四倉

震災から1年が経つこの日、
スターターでもあり、独自に魂同組というチームで復興支援のアクションを行っている
Bro.KONEさんをリーダーに、この日一日を福島県いわき市四倉で過ごさせて頂きました。

いわき市四倉は、震災直後から代表のCande JUNEが物資を届け、
6/11や9/11には道の駅でイベントを開催。
仮設に暮らす方々のみならず、多くの方々とのふれあいを持ってきた場所です。

この日、道の駅よつくら港で開催された慰霊祭「ミライハ、ココカラ」に参加してきました。

当日は、朝から地元の方達を中心に、会場の設営をして下さっていました。
道の駅の広場にステージを作り、LIVEや沖縄や東京から来たエイサーチーム、
じゃんがらチームの演奏で賑やかにイベントがスタート。

LOVE FOR NIPPONもブースを構え、シャンプーとトリートメントの提供、
同行して頂いたタレントの大原かおりさんから新品のランドセルをご提供頂きました。

6月にも四倉にご同行頂いた今川焼チームのみなさんも参加してくれ、
ブースには常に長い列ができていました。

「ランドセルは、高価なものなので孫に買ってあげたくてもなかなか厳しかった」と
喜ぶおばあちゃんの姿が見られたり、小学生にあがる子供が多くいたのもあり、大好評でした。

大原かおりさんも子供たちやおばあちゃんの喜ぶ姿に時より涙しながらもブースに立って下さっていました。

お昼過ぎ、LOVE FOR NIPPON、Bro.KONEさんのライブ第1幕がスタート!
合わせて参加した経緯やLOVE FOR NIPPONの紹介もさせて頂きました。

以前伺った時にはなかった大きなドームテントが建てられており、
テント内では地域の物産展や、地域の伝統であるとんぼ玉作りや陶板作り体験、
ツリーイングの体験ができたりと、子供も大人も大賑わいでした。

LOVE FOR NIPPONからもネイル&ハンドマッサージの女性チームがブースを展開してくれ、
地元の方々との会話も楽しみながら、ご提供を続けて下さいました。

生活必需品が求められる中、ネイルなどの贅沢品はなかなか購入できないため、
喜ぶ顔がたくさん見られたこと、スタッフのメンバーも逆にパワーをもらったと、
ありがとうの交換が交わせた事が何より嬉しく思います。

外のグラウンドでは、復興メッセージが書かれた凧があがり、
子供や若者、お年寄りの方まで空を見上げて懸命に凧をあげる姿は、
今の日本に忘れられた事を思い出させてくれるような、印象深い光景でした。

また、福島三島町からトラック2台分の雪の贈り物があり、
かまくらや滑り台を作り、子供たちが元気に遊んでいました。

14:46 黙祷の時間に合わせて、会場内に設置されたモニターで
全国中継された追悼式が流れ、しばし沈黙の時間を過ごします。

その後も元気にステージやワークショップは続きました。
物産展もいつもより長い時間展開され、おばあちゃんたちも活き活きしていらっしゃり、
見ている私たちも元気をもらいました。

夕刻より間伐材を利用して作った切り株の灯籠を「絆」の字に並べ、点火されました。
「絆」の文字がきらめき、かまくらにキャンドルも灯され、夜の時間にまた人が集まってきていました。

切り株の灯籠になかなか火がつかなくなりつつも、
地元の方達が笑いを交えながら懸命に灯す姿が印象的で、
いわき、四倉への愛が感じられた瞬間でもありました。

ラストステージは再びLOVE FOR NIPPON、Bro.KONEさんの登場!!
大原かおりさんがMCをつとめ、アツい想いを語って頂きました。

Bro.KONEさんから魂同組、LOVE FOR NIPPONのスタッフ一同が呼ばれ、
最後はみんなでステージ上にあがり、それぞれの想いを語らせて頂きました。

フィナーレはあの名曲「Won’t be long」を全員で熱唱!!
熱唱の後にアンコールがかかり、再び大盛り上がりのステージで幕を閉じました。

魂同組のみなさんが繋いで下さったこの四倉でのROAD、
LOVE FOR NIPPONとして参加させて頂けた事、心から感謝致します。

よつくら港のみなさんが、この日のために時間をかけて作ってきたイベント。
みなさんのエネルギーと、愛情を感じる事ができました。

不安や国に対する疑問、悲しみが癒えない、そんな毎日でも、
前を向いて生きて行こう、みなさんの明るさにまた胸を打たれる想いでした。

素敵な時間を共有させて頂き、本当にありがとうございました。
また必ず伺わせて頂きます。




レポート一覧へ戻る >