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「福ノ島会」が三条凧(いか)合戦に初参戦!!

三条凧合戦が2022年6月4日(土)、5日(日)に新潟県三条市にある三条防災ステーションにて3年振りに開催されました!
そんな中、LOVE FOR NIPPONでは今回、「福ノ島会」という凧組を発足し参戦してきました。
新潟理事の齊藤巧さんとの繋がりから、3月11日のSONG OF THE EARTH 311では、三条発祥の六角凧に福島の子供たちの夢を描いていただき黙祷後に凧揚げをしています。
黙祷後みんなで見上げた空に、子供たちの夢が舞う姿は「悲しみから喜びへ」とみんなの気持ちを動かすことに繋がっていると思います。2022年の今年も3回目の凧揚げを行い、三条から「三条凧協会」のみなさんが足を運んでくださり子供たちの夢を空に掲げてくださいました。
「福ノ島会」は、そんな凧揚げをLOVE FOR NIPPONメンバーでも出来るように、三条と福島の交流を深めるためにと発足されました。
新潟理事の齊藤巧さん仕切りの元、初めて参戦した凧合戦。2日間に渡り、1試合30分間の戦いを6試合行い、20組の凧組と競います。初めて参加する「福ノ島会」メンバーは、まず、人の背丈以上もある大きな凧を空に上げるところから始まりました
SOTE311で凧揚げを経験しているメンバーもいましたが、1から自分で空へ掲げるには技術が必要で、三条の凧組合の師匠に教えを請いながら合戦を行いました。
三条凧合戦は、空に揚げた凧同士が一対で絡み会うことで合戦が始まります。空中で絡んだ相手の凧を落とすか、糸を切って飛ばすかなどすると得点になります。赤組と白組に分かれて戦い、組の中で得点の高さを競います。
「福ノ島会」メンバーも凧を揚げる”揚げ師”、長い糸が入った籠を持ってアシストする”籠持ち”、落ちた凧を素早く回収し次の合戦に繋げる役目などそれぞれ役割分担を行い合戦に挑みました。
合戦を重ねていく内に、揚げ方も上手くなり、合戦が始まってからみんなで糸を綱引きのように引っ張る団結力が増したりと
チームワークが出来上がっていき、待機場所のテントでは、合戦を終えたメンバーを冷たい飲み物や地元の美味しいもので労うなどそれぞれができることで「福ノ島会」が出来上がっていきました。
みんなが福島で子供たちの凧を上手に空に揚げてあげたいという気持ちでどんどん上達していく姿はとても逞しく感じます。
今回は、新潟メンバー、福島のメンバー、関東各県から集ったメンバーなど事務局長を始め、各支部長も多く集まり、各地からの参戦でしたが、顔を合わせてみんなで協力し、色々なお話をする中で、「繋がりができたことで、福島へ行きたいという気持ちが増しました」「顔見知りができたことで、福島へ行きたいけどどうすればと躊躇していた気持ちがなくなりました」「今後は積極的に福島へ足を運びたいです」と、前向きな言葉をいただき、実際にその場に行くことの大事さも改めて感じました。
福島理事の佳子先生も駆けつけ、SOTE311で凧揚げをしてくださり今回もご指導いただいた「謙信組」の方と交流してくださったり、凧を作ってくださっている三条凧協会の須藤さんともまた繋がりが深くなったと思います。
現在もLOVE FOR NIPPONでは、福島県各地の小中学校などで凧に夢を描いていただく活動を続けています。2022年のSOTE311でも会場内に子供たちの夢が描かれた色とりどりの凧がこれからの福島の希望を語ってくれていました。
今後も、子供たちの夢を凧に託したり、三条発祥の凧揚げ文化を福島でも拡げて行ったりと活動を続けていきたいと思っています。
三条市は、六角凧発祥の地だけでなく日本を誇る金物の町でもあります。LOVE FOR NIPPONの支援物資にスコップやシャベルから高圧洗浄機、家庭に欠かせない鍋やフライパン、包丁など数多くの企業様からご提供を頂き、新潟・中越地震の教訓やお互い様精神をLOVE FOR NIPPONを通じて繋げてくださっています。
これからもROADやシンポジウムなども行うことで地域の繋がりを深め、「悲しみから喜びへ」の想いを活動を通して実現していきたいと思います。

募金ご協力のお願い

LOVE FOR NIPPON Yahoo!ネット募金のご協力をお願いいたします。福島の子どもたちが、自分が経験したことを話し合い、コミュニケーションをとりながら、これからの支援活動や、防災、そしてまちづくりに生かしていけるシンポジウムの開催と、子どもたちの学びや体験のサポートに使わせていただきます。

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