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日光山久保地区でのお米作り
福島の仮設で暮らしているみなさんと作るお米作りですが
今年は新潟の他に
日光山久保地区でお米作りをしています
今回はその田んぼの草刈りと山久保大根作りをするために集まりました
![P9082840.jpg](http://img-cdn.jg.jugem.jp/4e9/2129233/20131002_685152.jpg)
![P9082851.jpg](http://img-cdn.jg.jugem.jp/4e9/2129233/20131002_685154.jpg)
ですが当日は
悪天候のためにそれらの内容が出来なくなってしまいました
とはいえせっかくのバスツアーなので
地元の方々が急遽予定を変更して
山久保でとれる青唐辛子を漬け物にしたり
ブルーベリーをとりジャム作りをしてみたりと
山久保地区のみなさんが雨でもこの地域を楽しめるようにとしてくださいました
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この地域は農家の担い手がいなくなり
農業放棄地が増えている地域です
今回のこの企画にとても地元のみなさんが喜んで下さっています
まだまだ慎重に受け止めている方もいらっしゃいますが
少ない人数でも一生懸命に福島のみなさんの受け入れをしてくださいます
これらの企画を計画してくれ
現地調整をおこなってくれているスタッフの前さんも
何度も現地との行き来をし、また東京からの参加者も募り
親子でこの農業体験だけでなく
過疎が進む地域のみなさんと福島の避難生活を続けるみなさんとの交流を盛り上げてくれています
福島のみなさんも新潟と比べると住んでいる地区からも近いところから
気軽に来れるし野菜などもこれからやろう!ということなのでみんな楽しみにしています
それぞれに田んぼや畑をなさっていた方々なので
福島のみなさんはいつも完璧な田んぼファッションと道具をそろえてきてくれています
この日は田んぼ仕事ができなかったのですが
それでも
青唐辛子を漬け物にする時など
みなさん生き生きとして楽しみながらおこなっていました
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田んぼまでの道中も
自分にはわからない田んぼのお話や山菜のお話などを地元のお父さんとしています
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新潟の震源地での田んぼ作りから始まったこの活動ですが
当初は少しでも他県の土や人と触れ合ってもらい
少しずつ交流を深め
場合によっては県外への移動のお手伝いにもなれたらという気持ちもありました
ですが
今は
すこしでも変化進展のない福島での生活のなかでの生き甲斐のひとつとなってもらえたらと思うようになっています
実際のところ福島の中ではどこの地域もいつか帰れる
そうでなくとも故郷の近いところに家を建てよう
そんな雰囲気になってきています
まとまったお金がもらえたらもうすこし
思いきった行動にも移れるのかもしれませんが
一度県外に出て行った人も戻ってくる人が多くなっています
すべての人が現在進めているまたはすでに終了した除染活動によって安全を取り戻したとは思っていないはずです
それでも
福島の人同士がなんとか自分たちでしないといけない
そんなきもちも強く
多くのあきらめももちつつも
自分たちの土地でなんとかしよう
そんな道を進んでいるように思えます
山久保の田んぼ道を歩いていても
新潟の棚田で山菜を採っている時も
「いつかJUNEさんにもうちの山に一緒に行ってもらいたいねえ」と言われます
「ブルーベリーの苗を買って帰りうちでがんばって育てよう」
田んぼで毎年お米をつくることが仕事だった
そんな方達が
自分たちの家にも帰れず
仕事であるお米をつくることができない避難生活
水の引き方や土の作り方
それらすべてが自分の人生そのものをつくるのと同じようにつくってきたはずで
こうして
他人の田んぼにきて稲を植える瞬間も
草が生えている姿を見る時も
稲を刈る時の腰が痛くなり背伸びする時も
思い出すのではないかと思いました
自分は田んぼに携わらせてもらって何年も経っていませんが
それでも
自分が植えたところの苗が気になってみたり
愛着ある部分が増えて来ています
きっと何十年と田んぼや畑をつくってきた皆さんからしたら
このツアーはたくさんのことを思い出させることになっているんだろうなあと思います
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![P9082856.jpg](http://img-cdn.jg.jugem.jp/4e9/2129233/20131002_685156.jpg)
山久保の場合受け入れるスタッフの現地の方が少ないから
ごはんづくりを福島のみなさんにも手伝ってもらいましょうと自分は当初おねがいしていました
ところが
先日前さんと話していたら
前さんが
やっぱりすこしでも福島の人には土いじりをしてもらいたいから
なんとか東京からご飯作るスタッフを集めましょうと言われました
当初ご飯作りをおねがいしていたお母さんたちですが
やっぱり
「ちょっとでもいいから田んぼ手伝いたいんだよね」と言われたそうです
このお母さんは三日に一回は病院に通い透析を受けていて
避難生活からとても弱ってしまったお母さんでした
病院に行かなければいけない時や体調が悪くてツアーに参加出来ない時なども
かならずメンバーに「JUNEさんによろしく伝えて下さい」といってくれる
いつも笑顔なお母さんです
毎日毎日を一生懸命生きています
仮設で出逢った仲間達もみんなが助け合っています
だからみんなを結んだこのお米作りツアーを大切にしてくれています
![P9082917.jpg](http://img-cdn.jg.jugem.jp/4e9/2129233/20131002_685161.jpg)
前さんは今回日光のほうで有名な焼きうどん屋さんを連れて来てくれてお昼を用意してくれました
こうして地元のみなさんも少しずつこの過疎が進む地区でおこなっている事を知ってくれています
この地区の青唐辛子をつかった料理やここで出来るお米を販売出来たりと
これから少しずつでもこのツアーを成長させていけたらと思います
![P9082919.jpg](http://img-cdn.jg.jugem.jp/4e9/2129233/20131002_685163.jpg)
福島のメンバーも山久保のメンバーも望んでいます
今月はいよいよ稲刈りです
どうぞ
これからもラブフォーニッポンをよろしくおねがいします
ありがとうございました
CandleJUNE
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