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熊本地震支援活動について
『ACTION KUMAMOTO with LOVE FOR NIPPON』
-平成28 年熊本地震における、ラブフォーニッポンの活動報告-
平成28 年熊本地震発災後から現在まで、ラブフォーニッポンの活動内容をご報告いたします
①【本震以降の緊急支援活動】
GW 前までの初動の緊急支援として発災直後に現地入りして
地元協力者と連携を取り合いながら状況に則した支援内容や対応策を検討し、
数回に分けて避難所を訪問し物資提供、炊き出しなどを行いました。
中でも今回は、食料品の偏りや不足、
避難所状況の情報共有や指揮系統といった災害対策機能が非常に混乱を極めていたので、
我々は独自のネットワークと人脈を頼り、公的に避難所指定されていない箇所にも物資を届けました。
・実施期間 4/17~現在
訪問場所 益城町、西原村、南阿蘇地区ほか、熊本市内(久木野中学校、力合小学校、河原小学校、帯山中学校、
長嶺小学校、阿蘇長陽役場、益城町保険センター、熊本市総合体育館など)
②【4/24 スイカ大作戦】
支援活動の中から生まれたご縁の、熊本市にある「のはら農研塾」の野原さんご夫婦。
彼らは、稼働エネルギーや飼料、肥料などの出来る限りを廃材などからリサイクル、
有機化させて再び自然に返す“循環型”の自然農法農園です。
高齢化などで継続が困難になった畑を少しずつ譲り受け、
そこの農家さんを師匠としてまた雇入れる、といった、
人や地域に対しても“循環型”の貢献を続けながら生産量を増やしてきました。
震災のあった4 月は、早採れのスイカがちょうど収穫の時期。
が、地震被害で配送手段が絶たれ、卸先の販売店も被害を受けて営業再開の目処も立たない、
といった絶望的な状況に直面していました。
毎年、地元内で完売してしまうほどの大人気なスイカが販路を立たれていることを知り、
物資を運んだトラックの帰り便に積み込み、東京で販売する計画を立てました。
その名も『スイカ大作戦』。
引き取ったうちの一部は、
アーバン リサーチ ドアーズ様とシェアし、
スイカゼリーやジュースのグローサリーとして加工販売されます。
我々は、300 個を代々木公園で開催されたアースデイ東京内に特別ブースを設け、
早朝に熊本から届いたばかりのスイカを持込み、たくさんの著名な方々にご協力いただいたこともあり
ものの2 時間半で完売いたしました。
この『スイカ大作戦』には、我々の仲間である
代々木公園のLittle Nap COFFEE STAND やフタバフルーツも賛同し、
彼らの店頭でも同時販売。
同じく即日で完売いたしました。
物資やお金だけではない、人と人との繋がりがあったからこそ生まれた、新しい支援の形です。
③【継続的な支援】
発災からの初動、ボランティアセンターの開設、罹災証明書の受付、
交通の復旧、といった状況の進展や報道と共に、まだ2ヶ月という短期間でありながら、
既に世論の風化が進んでいます。
自衛隊も早期で撤退しました。余震の数は1700回を超えたにもかかわらず、
避難所は統合され、家に帰らざる得ない方々が多数発生しました。
またどこにも動くことができず、統合された避難所の、体育館や公民館といった
プライバシーのないスペースで避難生活を余儀なくされている方々がいまだ大勢いらっしゃいます。
日々の食事のことを聞くと、毎日おにぎりと缶詰、冷たくなったお弁当だけ、
といった、お年寄りや女性子どもが多い避難所においては、大変悲痛なものでした。
我々は、「美味しい」「温かい」という感情が与える効果や緊張感の緩和を重んじ、
可能な限り調理ができて、温かく、新鮮な食事を届けるようにしています。
・秀ちゃんラーメンによる救州ラーメン
・熊本産プリンセスポークを使ったグリルBBQ や筑前煮(熊本市Hanakomachi 様協力)
・カレーと野菜スープ(熊本市ワンドロップ様協力)
・猪鍋(熊本市八反田銀蔵様協力)など
・ホットプレートを用いてみなさんでバーベキュー(少数の避難所にて)
この他、手洗い、消毒、マスクといった衛生面で必要なものや靴下、ペット用品などの消耗品なども状況に応じて
提供しております。
【本支援活動にご協力をいただいているラブフォーニッポンスターター&サポーターの皆さま】
有村架純様、広末涼子様、江口洋介様、風吹ジュン様、黒木華様、原田喧太様、
MEGUMI 様、坂本美雨様、若旦那様、谷本賢一郎様、SORA 様(Do One Good)、
のはら農研塾様、秀ちゃんラーメン様、Little N ap C OFFEE S TAND 様、
ila. stencile service 様、フタバフルーツ様、シャビージェンティール様、sakura 様、
ShoWatanabe 様、Kathedral 様 サラヤ株式会社様他多数
– これからの九州のため-
発災からわずか2 ヶ月で余震は1700 回を超えました。
避難所が統合されたことによって、不安を抱えながら半損や、
微損の家屋にやむなく戻っていく方々も多くいらっしゃいます。
そこには、これまで経験したことのない身体的、精神的なダメージも孕んでおり、
緊急的かつ継続的なサポートが必要になります。
一方、自衛隊は撤退し、ボランティアも減少傾向にあり、報道も縮小されて、
このわずか2 ヶ月での風化は著しいものです。
ラブフォーニッポンでは、
ボランティアスタッフの派遣に加え、Candle JUNE や本部スタッフも
可能な限り毎週熊本入し、状況に則した支援活動を継続しています。
3.11 を経験した我々だからこそ出来る支援の形があると信じています。
既に5 月11日の月命日には、熊本の被災者を福島へ招待し、
仮設住宅に住まう方々との意見交換交流会を図り、現地に課題を持ち帰ってもらいました。
東北でのつながりを熊本へと紡ぎ
なおかつ「ひごもっこす」というプライドある熊本のみなさんの自発性も重んじながら
熊本らしい復興の形を共にお手伝いできたらと考えています。
– 今後の予定-
◎6 月16 日 ボランティアビレッジ 復興支援キャンプミーティング「GAMADAS 00」
ボランティアに従事する方々の宿泊サイトになっているボランティアビレッジにてフェスティバルを開催。
若旦那、渡辺俊美、細美武士、ARSUSHIといったミュージシャンを伴い、彼らのライブやCandle JUNE による
キャンドルデコレーション、熊本特産品である竹の灯籠をつかったステージデコレーション、
地産のフードを使ったケータリングを行い、ボランティアスタッフの慰労とこれからの支援について
地元のみなさんとのディスカッションを図るキャンプミーティングを行います。
◎熊本復興応援グッズの販売
ラブフォーニッポンが東日本大震災を元に設立した、宮城県山元町のお母さん達によるものづくり
「山元TIME」による
熊本復興応援のためのミサンガやグッズなどを商品化し、販売。
売上を支援に活かします。
熊本地震発災後にいち早く、支援活動に名乗りを上げてくれた
「山元TIME」 のお母さんたちが、福島で原発事故被害に遭い、
現在も避難生活が続く双葉郡大熊町の熊のキャラクター「まーちゃん」
熊本の“熊”とを結ぶ、かわいいアイテムで計画中です。
◎FUJI ROCK FESTIVAL’16
7 月22 日から3 日間開催される「FUJI ROCK FESTIVAL’16」。Candle JUNE が総合演出を務める
“PYRAMID GARDEN”にラブフォーニッポンブースが出店いたします。ここでは、のはら農研塾より
野原夫婦を招き、熊本から直送されたフレッシュなオーガニック野菜や果物、カライモアイスなどの販売、
また福島や宮城のみなさんとともに出店することで交流を計り
各種商品販売やワークショップなどで復興支援を呼びかけます。
活動内容はラブフォーニッポンHP やSNS でもご覧いただけます
https://www.facebook.com/LFN311/
https://www.instagram.com/lovefornippon
https://twitter.com/lovefornippon
また熊本支援に対してご協力をおねがいしています
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銀行
銀行名:三菱東京UFJ 銀行
口座名:一般社団法人 LOVE FOR NIPPON
(イッパンシャダンホウジンラブフォーニッポン)
店名:代々木上原支店
口座種類:普通口座番号:0052628
お振込の際、お振込名義の頭にクマモトと記入後、
お名前をご入力いただきますようご協力ください。
例:クマモト○○○○○
郵便局
記号:10110
番号:63734791
シャ)ラブフォーニッポン
【*銀行より振り込まれる場合】
店名:〇一八
店番:018
口座種類:普通
口座番号:6373479
お振込の際、お振込名義の頭にクマモトと記入後、
お名前をご入力いただきますようご協力ください。
例:クマモト○○○○○
ACTION KUMAMOTO with LOVE FOR NIPPON(クレジットカード払いで募金ができるサイトです)
下記URL よりクレジットカード払いで募金ができます(¥1,000 単位)