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熊本仮設住宅訪問

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熊本地震被災地訪問をおこなっています

これまで熊本市をはじめ、西原村や益城町の避難所を巡ってきましたが

各地で仮設住宅ができてきているので

仮設住宅訪問を続けています

 

この日は

若旦那さんもいっしょに各地をまわりました

 

何度か炊出しロードをおこなっている益城町の仮設住宅の子供たちが

山間部にある美里町のみなさんに招待されて芋掘り交流会をおこなっているということで

芋掘りにも参加させてもらいました

 

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同時に益城町の仮設住宅にはラブフォーニッポンチームが入り

物資提供や炊き出しをおこないました

こちらの仮設では住民のみなさん以外にも、お声がけしてくれているので

たくさんの方々が集ってくれました

 

芋掘り会場をあとにした若旦那チームは山間部にあるいくつかの仮設住宅を訪問しました

 

分かりやすい場所にたくさんの戸数がまとまって作られている大型仮設住宅には

支援団体も来ているそうですが

こうした目立たないところに建っている小規模の仮設には何も来ていないとのことで

少しばかりの物資にもとても喜んで下さいました

 

 

また住宅街のなかにひっそりと建つ障害者のみなさんが暮らす仮設住宅も訪問しましたが

たまたま若旦那さんのファンのお母さんがいたので直接手渡しの物資を

とても喜んで下さいました

 

 

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私は熊本訪問前々日も福島を訪問していましたが

熊本の福島と変わらないか、それ以上の寒さにとても驚きました

 

 

東北各地の仮設住宅は出来た当初は「とても寒くて辛い!」との声が多くありましたが

窓が二重に改装されたり、玄関も共有廊下ができてからの個別玄関となったりと

改善がされたのですが

熊本の仮設の多くはガラスの引き戸が玄関となっているものが多く

これまでの経験がいかされているものとは思えませんでした

 

 

子供がいる家族は

町から離れた場所に仮設があると、学校に行く事が大変という事で

地域で入る仮設ではなく、みなし仮設に入ってしまうので

ほとんどの方々が支援情報がないとおっしゃっています

 

 

新潟中越地震が起きた場所で現在も活動を続けていますが

新潟中越以降、学校のグラウンドなどで仮設住宅を建てる事が中止となりました

子供たちがかわいそうだからということです

 

 

でもずっとこれはまちがいだと思っています

 

たしかにグラウンドでの授業はできなかったけど

当時の新潟の子供たちは

「仮設のみなさんや支援団体のみなさんとの交流が楽しかった」

とか核家族化が進む中

「高齢者のみなさんから、わらじあみとかいろいろ教わってよかった」

と言います

 

 

新潟での活動で後悔していることがあります

 

三年間

仮設住宅訪問を続けていましたが

いつも自分たちが来る事を楽しみにしてくれていたおばあちゃんが

3年経ったころに言いました

 

「じゅんさんわたしね、お医者さまに鬱病ですねって診断されたの。

だから今はこんなにたくさんの薬を飲まないいけないのよね。」

 

 

多くの人は震災から一年もすると

「自立を促さないと行けないから物質的支援はやめたほうがいい」

2年もすると

「専門家にまかせたほうがいい」と言います

 

 

では被災された方々すべてを

発災直後から診断してほしいです

 

きっとすべての人が精神的にまいってしまっているはずです

 

 

物質的な足りないものが満たされたとしても

精神的なケアとは専門医がおこなえることでしょうか?

 

 

震災から何年も経った時になぜ鬱病になるのでしょうか?

その病は3年目に発病したのであればいったいなにが原因なのでしょうか?

 

 

沢山来てくれて励ましてくれていた人達が全く来なくなる事

世間が騒がなくなる事

出来る人達がどんどん復興して元気になる姿を見る事、、、、

 

そんなことが原因ではないかと思います

 

 

専門医は言います

「お薬飲んで、家にばかりいないで外にでて、お友達とかとお茶したり

子供たちと遊んだりして引きこもらないようにしてくださいね。」

 

 

町から離れた場所に追いやられた仮設で高齢者ばかりの状態でそれができるのでしょうか?

 

 

だから私達は常に通い続け

いっしょにお茶をしてごはんをいただきます

そして

他の地域の若い親子たちを結びつける努力をします

 

 

社会福祉協議会は仮設担当となっている所が多いですが

本来は高齢者や障害者のケアなどを仕事としていて

「高齢者の自立を促すこと」が仕事なんてことはないはずです

 

 

今一度考え直さなければいけないことです

 

 

私達がこうして通っている益城町の仮設住宅のみなさんは

他の地域のみなさんが来てくれる事も歓迎してくれました

 

 

震災から一年が経つ4月16日は

福島や宮城や新潟の仲間たちと共に仮設を訪問して

みんなで一緒にごはんをつくり

誰一人としてさみしく「震災から一年」を迎える事がないような一日をつくりたいと考えています

 

 

復興支援団体は3年や5年計画で予算を振り分けて活動をおこなっています

これに疑問を持ちます

これまでの

多くの震災は3年で仮設住宅がなくなりましたが

福島では

6年が経つ現在も多くの仮設住宅があります

 

でも避難されている方々の補償は打ち切られたり、みなし仮設も終りを迎えていきます

 

あらたな災害に対してもっとも有効的な支援ができるのは

かつての被災者です

 

悲しみから喜びへ変える事が出来た人達が次の悲しみを救えたり

もしかしたら本当に生きた”防災”の在り方を示せるのだと思います

 

各地の被災者と繋がり

これからの防災をつくるためにも

みなさんどうか

あらためておねがいします

 

 

これからも必要とされる場所で

ラブフォーニッポンは活動を続けていきたいです

 

 

ご寄付やご協力を何卒よろしくお願い致します

 

 

どうぞよろしくおねがいします

 

 

 

ありがとうございました

 

 

CandleJUNE

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