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12月の月命日を福島県二本松にある仮設住宅で

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2015年 12月の月命日には福島県二本松にある

岳下小学校訪問と長田農村広場仮設住宅にておこなってきました

こちらとのご縁は

福島県浜通り地域で開かれている

「ふたばワールド」というお祭りに参加している時に

小学生の女の子しおんちゃんに声をかけられたのがきっかけでした

彼女の家族が暮している仮設はとても小さく

山の中にあってあまり誰も来てくれていないことを教えてもらいました

二本松はこれまでまだ訪れていなかった地域でもあったので

その時に「いつか訪問するね」約束をしました

しおんちゃんたち家族は浪江町に暮していました

震災発生からたくさんの避難所を巡ってきて

ようやく今の仮設で落ち着いたそうです

「とても小さな仮設だから来てもらうのは悪いですよね」

お母さんは言いました

でもそういうところだからこそ行く必要があります

この日は大道芸”くるくるシルク”さんや

NHKEテレフックブックローという番組の

ケッサクお兄さんこと”谷本賢一郎”さんも来てくれそうだとわかったので

しおんちゃんが通っている小学校への訪問もできるか調整してみました

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諸々の調整がつき

当日は朝から仮設に入り準備をすすめ

お昼からは小学校で全学年のこどもたちに大道芸やライブなどを楽しんでもらいました

仮設住宅は

岳温泉に行く山道の中で、とてもわかりずらいところにひっそりとある仮設住宅です

26世帯位で、40人

小さい仮設で、子どもはしおんちゃんだけで、お年寄りの男性一人暮らしの方が多いところでした

仮設に暮すみなさんと同じくらいに

東京や新潟からマッサージチームやバーベキューチームなどが集り

福島各地からも集ってもらいました

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ライブは青谷明日香さんも歌ってもらい

ステンシルアート守矢さんにはここの仮設住宅の名前のデザインをトートバッグにしてもらいました

フタバフルーツさんにもここの名前のフルーツ曼荼羅をみんなで作ってもらい

美味しくいただきました

いつもの恒例ビンゴ大会もにぎやかに開催され

小さな子供からおじいちゃんおばあちゃん達みんなが喜んでくれました

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小さな仮設だからこそ

それぞれが会話をゆっくりとできて

震災からこれまでのお話や

震災前の暮しぶりも聞くことが出来ました

いつもの月命日よりも

この日は

すべてが終わってからも

それぞれが話し込んでいてなかなか解散しませんでした

みんながほんとうに

繋がることが出来た一日であったと思います
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震災から5年が経とうとしていますが

気になっていることがあります

放射線数値に対しての考え方が

人によって、また地域によって様々であることです

これまでなるべく

”問題点”ということはこのレポートでは書かずに来ました

震災から5年が経つなかで

たしかに復興して来ている地域も多くあり

全体的に見ても放射線数値が下がって来ていることをまずはじめに伝えたいのですが‥‥

何が安全で何が危険なのか

それを計る「ものさし」がなく(全国共通のものさし)

個人の考え方やそれぞれの自治体にゆだねられている現状があります

これはそもそも事故直後に避難地域の線引きからの問題であると思っていますが

(数値が高い地域が避難対象ではなく、30キロという原発からの距離でくくられてしまい都市部の数値が高い所は

自主的な避難としてしまった)

現在でも福島県は人口流出を避け、また避難県民を呼び戻そうとしています

であるならば

学校施設やその周辺地域の数値の除染は最優先におこない

どこの地域でもその数値に対する「ものさし」は統一にしたものにすべきだと思います

福島県各地をまわっていますが

とても努力して除染をし続け

父兄達も参加して除染活動をおこない、すこしでも子供たちの安全をとがんばっている地域もありますが

「斜面や土手の部分は除染できない」とか

「数値が高い所は立ち入り禁止にしています」ということで終わらせてしまっている地域があります

子供たちは家から学校に通う時はその周辺で遊ぶものです

公立の学校で

同じ県内でも各自治体によって大きく考え方の差ができてしまっていることを本当に不思議に思います

「各自治体にゆだねる」

でも震災当時現場で活動している時にみたほとんどの自治体は緊急事態にも関わらず

「上(国)からの指示を待つ」という姿勢をとっていました

「自立」ということと「自己責任」

よくこのことを考えると海外支援を個人でされていて

テロや事件に巻き込まれてしまった方々のことを思い出します

なぜ事件に巻き込まれてしまったのかではなく

なぜその活動をしなければいけなかったのかを考えると

今の福島で暮らすお父さんお母さんたちの毎日を想像します

問題提議がしたいのではなく

問題解決をしたい

だれかのせいにしたいのではなく

だれかのためになることをしたい

それは今でも変わりません

これらの問題ですが

福島の学校だけが数値を検査するでいいのでしょうか?

福島の生産物だけを検査するでいいのでしょうか?

福島の「安全」を証明するための「ものさし」ではなくていいんです

現在でも日本製品をボイコットしている国があります

世界の一部の人たちは

大量に流れ続ける汚染水に対して良く思っていません

日本の復興のための「ものさし」が必要です

あらためて日本の「安全でたしかなものづくり」をはじめるために

きっとそれこそ

「経済復興のために」です

来月3月11日に震災から5年が経ちます

原発事故災害から5年

あらためて日本は一度立ち止まり、東北をみて

世界から見る日本を考えて

「震災復興」ではなく「原災復興」をスタートすべきではないかと思います

これからもラブフォーニッポンは

毎月11日は必ず福島県での月命日ロードをおこなっていきます

「たのしいね、うれしいね、おいしいね、ありがとう!!」

そんな一日を福島のみなさんとともに作り、いっしょに過ごします

福島県外でも今年は精力的に活動をおこない

より多くのみなさんの「関心」を新たなものとしていきたいと思います

出来ることは小さくとも

続けて来たことで

震災当時多くの人が言葉にしていた「絆」が生まれ

そのつながりで月命日が出来上がっています

みなさんどうぞ

これからもラブフォーニッポンをよろしくおねがいします

今年の311から毎月の月命日の活動をみなさんと一緒におこないたく

クラウドファンディングをスタートしています

3月11日までですがご協力よろしくおねがいします

https://readyfor.jp/projects/candle11

ラブフォーニッポンFB

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月命日に福島のみなさんからメッセージを授かっています

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活動資金へのご寄付をお願いしています!

http://www.lfn.jp/support/

ありがとうございました

CandleJUNE

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