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1月11日双葉町のだるまいちに
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2015年1月11日
今年初めての月命日は
原発のある町双葉町のダルマ市に参加してきました
昨年も参加させてもらったのですが
今年もいわき勿来にある双葉町の皆さんが暮す仮設住宅でダルマ市はおこなわれました
今年はたくさんの仲間たちが一緒に参加してくれました
朝一番は大道芸のくるくるシルクさんの強烈なライブパフォーマンスからはじまり
細美武士さんや渡辺俊美さんも写真家の石井麻木さんといっしょに来てくれて
熱いライブをおこなってくれました
ラブフォーニッポンブースでは
リトルナップコーヒーさんやフタバフルーツさんがコーヒーやフルーツの提供をしてくださいました
「ダルマ市って言ってダルマ売ってるけど福島のダルマといえば白河の白河ダルマだからね」
と双葉町のみなさんはいつもおっしゃいます
昨年からそのことが気になっていたので
せっかくだったら
311の震災から新たなことを始めませんか?ということで
復興の願いをこめた”ダルマ提灯”というものを作ってみてはどうか?と町に提案をしていました
今年はその提案が通り
ラブフォーニッポンは
福島県白河のダルマ制作をなさっている佐川ダルマさんと
渡辺ダルマさんにご協力いただき
双葉ダルマの絵柄を提灯に書いてもらいダルマ提灯を作成しました
このダルマ市でも
出来上がったダルマ提灯を飾り、町のみなさんへのお披露目をしました
そして
ラブフォーニッポンスターターのアーティストたちにも
オリジナルダルマ提灯をつくってもらいました
本当に多彩なみなさまが参加して下さり
黒田征太郎さん、エドツワキさん、土屋秋恆さん、りょうさん、salさん、yoshi47さん、SAND GRAPHICSさん
Boojilさん、mao shimonsさんと多岐にわたるメンバーが参加してくださいました
みなさんに双葉町の震災からこれまでの状況や双葉町の特徴や紋章などをお伝えし
おもいおもいのダルマ提灯を作成してもらいました
白河ダルマのみなさんの協力や
著名なアーティストのみなさんの参加に
双葉町のみなさんも大変喜んで下さいました
またステンシルアーティストの守矢さんには提灯にダルマの絵柄をふきつけてもらい
できたダルマ提灯に当日集ったこどもたちが色づけするワークショップをおこなってもらいました
mao simonnsさんにもこの日は会場に来ていただき
トートバックにダルマシルクプリントをおこなうショップも展開してもらいました
こちらも人気で長蛇の列ができるほどでした
昼間の間は
福島で出逢って来た家族が
ご飯やおかしの差し入れをもって顔をだしてくれました
気がつけばまだ赤ちゃんだった子供も今では手をつなぎながらもしっかりと歩いてきたりと
ひさしぶりの再会をよろこびあいました
双葉町のダルマ市実行委員のかたが
「夏祭りとダルマ市くらいしか双葉町にはイベントがなくって
どっちもちっちゃいものだったけど
それでもその時に久しぶりの再会とかできて結構みんな楽しんでたんですよ
だからどうしても原災でバラバラになった双葉町民が
楽しいことで集れるようになれたらって!ダルマ市を復活させたですよ」
ダルマ市参加二年目の自分たちも
こうしてみんなと再会できたり
また他の地域のみなさんも自分たちが何かやるんだったらと言って集ってくれるこのお祭りが
ある意味では本当の復興祭のような感じでした
夜になると
提灯に火が入りキャンドルが灯されてキャンドルナイトライブをおこないました
会津出身の越尾さくらさんはギターデュオかりんとうさんとのライブをおこなってくれて
そして最後は青谷明日香さん
ずっと震災以降いっしょに福島に通い続け
避難しているみなさんの街の歌をつくり歌ってくれたりと
避難しているみなさんとともにいてくれる明日香さんの歌に
涙ながす方がいました
昨年のダルマ市で約束していました
「来年はもっとたくさんのトモダチとやってきます」と
震災からの復興
ではなく
原災からの復興を目指す街”双葉町”
その”復興”と言うものはいったいなんであるのか
ゴールすらみえない避難生活はかつてだれもあじわったことはありません
それでも復興の願いをダルマに託し祭りを復活させたみなさんからは
多くのことを学ばせてもらえます
これから双葉町のみなさんといっしょに
震災、原災からの復興をめざしてはじまった
フタバダルマ提灯を盛り上げていきたいと思います
そして
また3月11日が近づいています
自分たちはまた福島でその日をむかえることになりますが
その日が点として終わるのではなく
こうしてみなが喜びあいながら集れる日に繋がれるように
がんばりたいと思います
みなさんどうぞこれからもラブフォーニッポンをよろしくおねがいします