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12/9 宮城県山元町ロード

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宮城県山元町中央公民館にてロード開催してきました
これまで何度もおこなってきた山元町公民館前でのイベントですが
この日は朝から雪が降ってきたので外での開催を断念し、公民館のなかにある大ホールを借りておこないました
事前に仮設住宅にはお知らせのフライヤーを配っていましたが
さらに震災から始まったリンゴラジオに出演させてもらい
町の人に呼びかけました
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会場の移動などばたばたではありましたが
昼過ぎからホール内では大道芸チームがスタートし
徐々にみなさんを盛り上げていきます
そしてこれまでも物資提供で参加頂いているモナヴィージャパンさんのアサイードリンク提供や
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現地仙台から来ていただいた編み物ワークショップや
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東京から来てもらったトウキョウコットンビレッジの和棉を使ったワークショップなどが並び
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また現地からは山元タイムのみなさんがみんなで作ったキャンドルの販売もおこないました
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下のロビーでは占いの先生も来て下さり、お母さん達みなさんに好評でした
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大道芸の後は
これまでも物資提供いただいていたチャムスさんの協力をはじめ、寒くなってきたこの季節に必要なものなどを用意し
それらを賞品としてビンゴゲームをおこないました
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最近では
毎回おこなっているバーベキューも
今回は山元タイムのお母さん達の炊き出しと一緒になり
にぎやかに豚汁やおにぎり、お肉を焼いたりしてみんなでいただきました
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ラブフォーニッポンは震災以降
宮城県ではおもに南部地域で活動してきましたが
今回の山元町でのイベントには岩沼や名取のほうからも関わりのあるお母さん達がかけつけてくれました
そして
夕方からは外の天気も落ち着いてきたので
ステージテントでキャンドルをともし
今回初参戦のシンキロウという照明チームもあたりを照明で彩りはじめました
シンキロウには光り遊び体験というものがありますが
これは子供達にとても人気でした
みなさん一度来てまた夕ご飯準備などをしてからまた夜もどってきてくれたりしました
そんな夜の部は小久保淳平くんのライブや
海老原よしえさんのライブなどをおこないました
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後半戦は寒くなってきたので
人がそれほど集まりませんでしたが
それでも遅くまでやってくれた和棉のワークショップや
キャンドルや光遊びなどで子供達は最後まで楽しんでくれました
最後まで残ってくれるお母さん達もいてくれて
また来てくださいねとそれぞれのスタッフとも再会を誓い合いました
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東北道は雪や凍結で事故も多発していて深夜となりましたが
みな東京にたどり着くことが出来ました
ラブフォーニッポンのロードはほとんどが日帰りの強行スケジュールです
すこしでも経費を減らそうと宿泊などしない行程を組んできています
震災直後より
これは変わらず、みんなよくがんばってくれていると思います
この場であらためていうことではないかもしれませんが
ラブフォーニッポンメンバーに感謝します
そんな自分たちも
もう
被災地に行かなくてもいいのでは
提供することは自立をすることへの妨げになるなどとも言われます
それでも現地に行き続けていて思うことは
まだ多くの人が今の被災地を知るべきだということです
3.11の震災は
あまりにも多い被災地が生まれました
これまでの震災とちがい、震災といっても津波、原発事故とあり
復興はすべてにおいて遅れています
津波被害に対しての対処はどこもうまくいっていませんが
待っていても始まらないから戻れる人は戻ってまた生活を始める人もいたりしましたが
先日、起きた大きな地震と小さな津波によって
多くの人の感情は揺れ動きました
かつての家にお金をかけてまた戻ろうと思っていたのに
先日のちいさな津波を、またそのための起きた大きな避難渋滞パニックを感じて
それぞれの気持ちは揺れました
各市町村にゆだねられた津波地域の再開発は
それぞれの土地の人の意見は反映されず
また大きな計画のため、調整は進みません
それがまた各個人の今後の動きを止めてしまっています
家もなく、建てるお金もない、ローンも残ったままで、さらには新たな車購入などのローンも組めない
また今年も来た仮設の冬の寒さをもう感じている
そして
なにも変わらない現状がここにはあります
みなさん
たくさんの支援金が集まったことはテレビで知っています
もちろんそれが個人にしっかり渡されているわけではありません
何もなかったかのようなテレビの内容
でもどうしようもない毎日が、そして不安だらけの未来があります
ラブフォーニッポンの自分たちが個人にお金を渡していくことは出来ませんが
ひとり一人の問題を聞くことは出来ます
お母さん達はいいます
『一人で自分のためのご飯を作って食べるのも切ないからね
こうしてみんなで集まって誰かのためにご飯をつくって
みんなで楽しみながら食べれることは幸せだね
愚痴を言ってもしょうがないからね
みんなでみんなを励まし合ってがんばらないとね』
最近ではリンゴをいただいたり、ご飯をいただいたり
たくさんの愛情を被災地からもらっています
これはきっと通常の人付き合いの始まりなんだと思います
絆作りが始まりました
震災というご縁から出逢った人たちがまた来てねといっています
どこの被災地でも
そろそろがんばりが、気を張っていたがんばる心が折れてきていると聞いています
政治的なこと、メディアの問題なのかもしれませんが
誰かのせいにして終わることなく
被災地に行ってみんなでみんなの分を用意して
それをみんなで楽しみ、喜び合いましょう
そんな活動がこれからも続けていけたらと思います
どうぞ
みなさんこれからもよろしくおねがいします
ありがとうございました
CandleJUNE



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