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2014 クリスマスに福島の子供達とともに
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2014年 12月25日
福島県いわき四倉にあるチャイルドハウスでクリスマス会を福島中央テレビさんと一緒におこなってきました
いわき四倉はラブフォーニッポンの物資提供を一番はじめにおこなっていた場所のひとつです
当時は道の駅周辺も津波被害が酷く、30キロラインがあった久ノ浜のみなさんも多く避難されていました
2011年3月11日
震災が起きて二日後の14日からいわき市沿岸部を巡り
物資提供と情報収集で走り回ったことを懐かしく思います
現在は道の駅も復活し
海の横を走る6号線も交通量が多く
にぎやかな海岸線となっています
今日伺ったこのチャイルドハウスは
震災孤児のためそしてまた
放射線を気にせずに
多くの子供たちが室内で思いっきり遊べるようにということで建てられた施設です
この日のラブフォーニッポンはバーベキューをしたり
青谷明日香さんのライブ
大道芸のパフォーマンスや神戸のゆるキャラわるたんの登場などで
子供たちとの楽しい時間を作りました
このイベントの始まりは
福島中央テレビさんの若いスタッフからの提案でした
「やっぱり自分たちで福島のことをもっと考え
そして子供たちにすこしでも喜んでもらえる未来を作りたい」
そんな想いからのはじまりでした
2011年震災が起き原発事故が発生して
放射能が飛散しているなか
福島に物資を運ぶ日々でしたが
よく通っていたいわき四倉の避難所で炊き出しをしているところで
福島中央テレビさんからなにか一緒にできないかと声をかけられました
そしてその年の6月に被災したままの”四倉道の駅”で一緒にイベントをおこないました
それをきっかけに24時間テレビや
その後の
福島での活動にいつも参加してくれる
今ではとても大切な福島の仲間たちです
でも当時
自分はよく文句を言っていました
それはみんな
それぞれの家の放射能の数値が
「庭は5~4とかあって家のなかでも3~4くらいなんですよねー」
と笑いながら言っていました
それに対して
「みんなはメディアの人なんだからもっとそのことを多くの人に伝えないとだめだ!」
と言っていました
震災から3年が経ち
「ようやくうちの周りでも除染がされましたよー」
「まあでもうちも除染したっていっても家の端のほうにまとめてシートかけてあるんですけどね」
とまた笑いながら言っていました
原発事故当時
日本中が騒ぎ立て
国会議事堂前に何万人も集ったりしていました
しかし今はもう過去のことのようになっています
三年経ってようやく除染された
それでもまだ高いところがある
そんな4年間を過ごし続けて来た
彼らを責めていた自分が恥ずかしく思えました
「さすがに最近はどこも下がって来たよね」
とみんな言い、「そういえば数値計ることとかもしなくなったね」と言います
「でもだからといって
これでいいのかといえばそんなことはないからがんばらないとね」
と福島の大人たちはがんばっています
事故を起こしたのは東電です
責めるべきも東電のはずです
でもその向き合う先が役場の人であったり
福島県外の人達に向いています
そして放射能のことを福島県民同士で語り合うことができなくなってきているとも感じます
放射能被害というもののこれまでは
「いつか癌になるかもしれない、奇形児がうまれるかもしれない」でした
でも実際は「かもしれない」の前に
「風評被害」「子供たちのアトピーが増えたり肥満児が増えます」
「精神病患者が増える」です。そして差別問題がうまれます
これらをしっかり補償してもらうことが
きっとこれからの「放射能被害の常識」となるのだと思います
自分はずっと東京の人間として福島に入り続けています
それは2011年3月に炊き出しに入っていたいわきの方に
「おめたち東京の人間たちのための電気作ってたんだぞ」
と言われました
だからずっとすいませんという気持ちでいます
それでもいつか福島のみなさんのおかげで
「世界の原発や放射能に対しての常識が変わった、ありがとう!」
と言われるようにと想像し活動を続けています
不安な気持ちをすこしでも払拭し
たくさんの笑顔で子供たちと向き合っていくこと
きっとこれが今一番福島で必要なことだと思います
震災から4年が経とうとしている今
福島の大人たちが企画したクリスマスに仲間として一緒に参加することができて
本当に嬉しかったです
自分たちが会場をあとにするときに
福島中央テレビの二人はずっとみえなくなるまで笑顔で手を振ってくれていました
ひとりひとりの大人たちができることはまだまだあるはず
これからも
無関心にならず
批判するよりも
そしてだれかと戦うことよりも
子供たちを笑顔をすこしでもたくさん出来るようがんばっていきたいと思います
みなさんこれからもラブフォーニッポンをどうぞよろしくおねがいします
ラブフォーニッポンFB
また月命日に福島のみなさんから想いを授かっています
お時間あるときにみてください
ありがとうございました
CandleJUNE