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2014年11月の月命日を福島富田仮設住宅で
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2014 11/11
11月の月命日は福島県郡山富田にある仮設住宅を訪問してきました
前日の夜からは
宮城県山元町でおこなっている山元タイムでの月命日のキャンドル作りに参加してから
午後福島に向かいました
山元タイムのお母さん達は朝早くから集ってくれて
みんなでキャンドル作りをおこないました
午後の福島は久しぶりにおだがいさまセンターのある富田仮設住宅での活動です
こちらにお住まいの一部の方々とは
お米作りをおこなったりといろいろな交流をもっていますが
仮設でのイベントは本当にひさしぶりとなりました
原発のある双相地域のみなさんが暮らす仮設住宅ですが
この夏に川内村で開かれた双葉祭りで
何人かの住民の方と久しぶりに再会しました
久しぶりに再会した一人の子供から
「最近みんながきてくれなくて寂しいんだ」
と言われ
「じゃあひさしぶりにみんなで行くね」
と約束しました
その約束からこの月命日は富田仮設に来ることになりました
この日は
松本さんの陶芸コーナーがあったり
大道芸のパフォーマンス
そしてCHUMSさんご提供のビンゴゲームや
マッサージ、ネイルサービスなどいつものように盛りだくさんな内容となりました
北海道からはイカめしなどが届き
塩竈からの海の幸などもあわせてみんなで鍋をつくりました
福島市にある浪江町の仮設からも参加してくれた家族は
いつものように
自分たちを手伝ってくれて
ビンゴの司会もゆうきくんがおこなってくれました
楢葉町の方も写真を撮りに来てくれたりと
これまでに出逢って来た福島のみなさんがこの集会場に集まってくれて
みんなで
月命日を過ごしました
なにより嬉しかったのは
仮設のみなさんが朝早くから自分たちのためにご飯をたくさん用意してくれていました
まずはみんなでご飯を食べてから
いっしょにがんばりましょうね!と
今年の3/11におこなった福島県全域でのキャンドルナイトから
スタートした月命日に福島各所でおこなうキャンドルナイトですが
Fukushima311
として
少しずつですが福島のみなさんの想いをまとめています
4年近くなる
この原災被害ですが
未だに仮設住宅はなくならず
帰る見込みがたたない地域が多く残ります
そして
なにより
原災から風評被害
福島という名前のみで発生する被害も発生し続けています
それらの問題を解決することはなかなか難しいですが
原発周辺地域のみなさんとすこしでも多くの時間を共有させてもらい
現状の理解を深め
そしてみなさんとともに
他の地域と交流をもっていくことで
福島のなかで発生している衝突を少しでも和らげることができたらと思っています
この日の夜にも福島のみなさんに
それぞれの今の想いをキャンドルに託してもらいました
みんなで火を灯し
そして
青谷明日香さんライブを楽しみました
この日
東京から来ているメンバーと現地のみなさんとの間には
支援する側される側の境界線はありませんでした
何度も交流し続けて来た結果と
それぞれの思いやりからの”おたがいさま”というきもちの交流がうまれているようでした
きっとこれが
震災当時よく耳にした絆というものかもしれません
仮設に暮すみなさんや郡山の方それぞれのみなさんが今一番大切にしていることは
おたがいに励ましあうことです
こうして月命日に再会し
お互いに励ましあうことができていることはとても大切なことになっています
年が明けたら
4年目の3月11日を迎えます
今年もラブフォーニッポンは福島県全域を訪問し
3/11キャンドルナイトをおこないます
改めて
”震災”ではなく”原災”からの復興を目指す福島をより多くの方々に知ってもらうためにも
Fushima311の活動を広めていけたらと思います
2011年3月11日から
4年近くが経ちました
”震災”から3年で
ほとんどの仮設住宅がなくなるのが
これまでの震災でした
年があけて”震災”から4年を迎えたときに
すこしでも多くの方々が
これまでの”震災”とは違うという事実を認識し
あらためて支援の想いをあらたにしてもらえたらと願います
年の終わりの報告となってしまいましたが
みなさま今年一年
ラブフォーニッポンにご協力いただき本当にありがとうございました
来年も
被災地のみなさんとともに
励ましあい
少しでも多くの笑顔を作れるように活動を続けていきたいと思います
どうぞ来年もよろしくお願い致します
ほんとうに
ありがとうございました
Candle JUNE