5月の月命日は福島市チャンネルスクウエアにておこなってきました
チャンネルスクウエアとは室内こども遊び場です
震災後すぐに計画が立ち上がったもののこの春にようやく完成しました
本格的な遊び場の他にカフェも併設され、また放射線測定をおこなってくれるコーナーも設置されています
子供の日もあるこの5月の月命日はこちらを訪問することで
すこしでも現在の福島市のこどもたちとそれを取り巻く環境がどういったものかを知れたらと思いました
この日は
朝から会場近くにある
森合幼稚園を訪問しました
幼稚園児、保護者あわせて160名くらい集ってくれていたかと思いますが
谷本賢一郎さんのライブやダンサーunoさんのダンスレッスンなどをおこない
子供たちとの時間を過ごしました。
幼稚園をこの春卒業した子供たちの親御さんもきてくれたりと
短い時間でしたがとても盛り上がりました。
その後は福島大学付属小学校を訪問し
200名くらいの1年生を相手に歌ったり踊ったりととても元気な子供たちとの交流時間をもちました
同時にチャンネルスクウエアにて会場入りしたスタッフたちは
会場にきてくれている親子を対象に
フラワーアーティスト小林さんチームのワークショップや
アポロガスさんのキャンドル作り、ユンリンさんによるヨガ
そして
フタバフルーツチームによるフルーツ曼荼羅づくりなど
子供たちだけでなくみんなが楽しめるワークショップが盛りだくさんとなりました
守矢さんによるステンシルもチャンネルスクウエアデザインでトートバッグをつくるなど
ショップスタッフのみなさんもとても喜んで下さいました
今回はダンサーのunoさんが初参加でしたが
幼稚園でも小学校でもとても子供たちに人気でみんな思いっきりダンスしていました
最後の会場でも福島市のダンススクールの仲間たちや生徒達も来てくれて
ダンスワークショップがおこなわれました。
最後は福島出身の
渡辺俊美さんのライブや
福島市在住の
エリカさんのライブ、谷本賢一郎さんや青谷明日香さんのライブで終了となりました
震災から4年が経ち
5年目の月命日からあらたな参加者が増えて来ている実感があります
東京からだけではなく
各地から参加したいと言ってくれる人がいます
そして福島県内からも
来月はどこですか?と各地から集ってくれています
福島葉元気になって来ていると感じることが多くなって来ています
それでも
その裏ではもしかしたら
「元気に振る舞っていないとやっていられない」ということがあるのかもしれません
震災後からずっとはりつめていた気持ちが緩む時はあるのだろうか?
そう考えたときに
もしかしたらこの月命日のロードがそんなひとときになってもらえたらと
みんなの笑顔をみて思いました
福島県内でも
月命日を忘れている人も多くいると思います
それは決して悪いことではないと思います
がもしも毎月11日が来るたびにいろいろと思い出し考え込んでしまう人がいるのであれば
一人で思い込むのではなく
すこしでもみんなで分かち合い励ましあえることができたらと思います
それは直接でなくとも
福島県内のなにかのニュースでとりあげてもらい
「忘れてないよ!今日もたくさんの仲間たちと月命日をもりあげているよ!」
ということがその人達に届いてもらえたらと
「風化なんかしていない
まだまだ全国のみなさんのたくさんの想いが在ります」と伝えることが出来たらと願います
チャンネルスクウエアを運営しているみなさんはとっても素敵な大人達でした
楽しむことと危険なことをしっかりと教えていました
スノーボードでもスケートボードでもボルダリングでも
楽しむこと楽しみあえることと危険なことをしっかりと教えていました
それは福島で生きていくなかでの楽しむことと危険なこともなのだと思います
だれかのせいにして終わらせることなく
しっかりと子供たちと向き合っているかっこいい大人たちがそこにはいました
自分たちが子供たちへ食べさせているものの安全も自分たちで計ろう!
自分たちが大好きな山遊びや海遊びを子供たちにも伝えたい!
しっかりと今を生きる大人たちがいました
ラブフォーニッポンはこれからもチャンネルスクウエアを応援していきたいと思います
この日午前中に出逢った幼稚園や小学校の子供たちもたくさん遊びに来てくれました
この子供たちの笑顔をまた見れるようにこれからも活動を続けていきたいと思います
みなさん
どうぞこれからもラブフォーニッポンをよろしくおねがいします
ラブフォーニッポンFB
また月命日に福島のみなさんから想いを授かっています
最後にスタッフの現地レポートもつけました
ありがとうございました
CandleJUNE
2015,5月11日スタッフレポート
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「生きる」ということ。
震災、原災があってから4年2ヶ月。
5.11は福島市にあるCHANNEL SQUAREにて月命日を過ごしました
2015.3.11
私はこの2年間
3月11日を福島市にあるまちなか広場で過ごさせてもらいました。
そこで毎回現地の皆さんに
Fukushima311のメッセージホルダーにそれぞれに
今の想いや現状
テレビでは放送されない現実
今更話せないこと
嬉しいことや
楽しいことなどを素直に書いていただいていますが
今年の311は
「生きる」ということを強く感じた日となりました
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「311では
生かされた命。今生きている命。全ての命が光ある命であるように。」
「日常が戻った。4年が過ぎて忘れてた。俺、死ななかった。あの日の明日を行き続けてるんだ。毎日大変?忙しい?何言ってるんだ?俺達は生きている!!」
「今でも届く甲状腺診察の案内書類を見る度に体の奥が重くなるのを感じます。この日を忘れない為に自分の中に刻まれた印なのだと思います。私は忘れないで生きていきます。」
「4年前に感じたこと、思ったこと、これから感じること、思うこと、全部大切に一生懸命生きる!!」
「パパへ パパがいなくなっちゃってから、子ども3人いろんなことを抱えながらでも、すごく頑張って元気にパパの分まで生きてるよ 私もパパの分まで 3人の子供たちちゃんと育てるから、ずっとずっと空から見ていてね!今は仙台にいるけど、原町にこれからも会いに来るよ 家があった場所にもね!」
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「生きる」と言うことを強く感じさてくれたメッセージたちです。
あれから2ヶ月5月11日
4年経った今も原災での傷は深いものです
私が小さかった頃は
「どこで遊ぶ?」
「お外で普通に遊びたい」
そんなやり取りなどなく
当たり前の様に外で遊び
山の麓で秘密基地を作ったり
海で泳いだりしていました
福島には自然がいっぱいあります
でも
何も気にすることなく自然と触れ合うことができなくなっています。
そんな中
室内遊び場である
CHANNEL SQUAREで過ごさせていただいた5月11日
そこには子供達が元気に遊び
笑い声の絶えない1日がありました
自然ではないけれど
たくさんの大人たちとふれ合いみんなの笑い声が溢れていました
この笑顔を
絶やさないために
できることを探し
行動し続けて行きたいと強く想いました。
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