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2019年8月11日の月命日

ラブフォーニッポンなみなさまへ
現地活動報告をさせてください

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8月の月命日は
福島県いわき市薄磯地区にある修徳院さんでの開催でした

昨年も811はこちらでお世話になりました

薄磯地区は津波被害90パーセント以上の被害に遭われた地域です
いまだに避難生活を続けている方々がおられます

今年も地域のみなさんが色々と用意してくださり
地域の子どもたちとも一緒になって楽しい1日を作ることができました

海水浴場にもたくさんの来場者がいました

この日のライブでは
いわきに住んでいる中学生のHYSくんと
高橋てつやさん
荒井佑允さん
谷本賢一郎さんと安定のステージでした

まきさんによるヘアワークショップ
ニノさんのアクセサリー作り
福島タイムによるワークショップ
ロミロミやアロマワークショップ

そしてLFN福島のお母さんたちによる
玉こんにゃくと牛スジ煮込みも販売してもらいました

薄磯の皆さんも色々なお店を出して子供たちを楽しませつつも
自分たちも楽しんでくれていました

一人一人と話をすると津波のこと
家族が戻らないことなど悲しい話はたくさんありました

それでも
こうしてみんなが集まり、楽しい1日を過ごすお盆であることに
地域の皆さんが喜んでくれていて毎年開催することとなっています

地道な活動かもしれませんが
各地から集まるメンバーは楽しみながらも
地域の方々の一人一人の話を聞かせてもらえることができます

下記はロミロミスタッフのレポートです

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8/11は、福島県いわき市薄磯 修徳院 にいって来ました。

海水浴場の隣にあるお寺で、海風が気持ち良かったです!
海水浴場には沢山の人が遊びに来ていました。

イベント前に住職のお話をお伺いしました。
震災時は、津波で修徳院は流されずに残り、

周辺の家の破片が全てお寺の前で堰き止められるような形になったそうです。

(住職は、お話の中で「瓦礫が…」と言った後に、
周りのお家が崩れて流れたものだから、瓦礫と言ってはいけないですね、と言い直されていました。
人柄が見えるなぁと感じました)

その後片付けやお寺の再建も、檀家さんから寄付を頂くわけにはいかないと、

住職ご自身で費用を工面されたそうです。
海水浴場も、直後は海の家が無くなり、海水浴客もいなくなったけれど、

8年経って少しづつ人が戻り、復興してきたとの事。

街中で開催される復興イベントには中々遠い地区の人は行けない、
人数が少なくとも本当に被災した地域で開催してくれる
LOVE FOR NIPPONさんは本当に有り難いと仰っていました。
お盆時期な事もあり、お墓詣りの方もいらっしゃいました。
ロミロミは沢山の方が受けてくださいました!
薄磯名物の蒲鉾や、LFNけいこ先生・富子さんの牛すじ煮込み、玉こんにゃく等などを食べつつ、
ライブや阿波踊りでみんなで歌ったり踊ったりしつつ、ワークショップも沢山あり
亡くなった方々にもこちらは元気でやっていますという事が届くといいなぁと思いながら、
みんなで作った一日でした。

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私たちが毎月福島各地を巡る理由です

1
いまだに避難生活を続ける方達がいらっしゃいます。
その方達の心のケアに努めています。
特に復興住宅への移動により、ニーズは増えています。

2
原発事故による実被害、風評被害が発生しています。
これらの被害をより正確にヒアリングしています。

3
災害が起きた時、そしてその後の支援のあり方を反省しました。
縦割りの活動ではなく、横の連携をどうしたら構築できるのか
物質的支援の後の活動の在り方と多くの方々への理解を深めてもらう大切さ
自然災害と事故災害の区分け認識。仮設住宅、復興住宅の運営の在り方

4
「自立を促す」という言葉の具体的なアクション
現在月命日の活動は私が主導で行うことなく、福島県民チームが行ってくれています。
支援ニーズの検証と各地に発生している軋轢なども解消するための候補地選びなども行ってくれています。

5
子供たちの精神的ケア
学校訪問をし、実際被災体験した子供たちは小中高校生と交流しています。
小さな子供たちを育てているお母さんたちの様々な不安要素を
少しでも和らげられるように子供園訪問も続けています。

6
毎月続けることで3月11日だけを特別な日にすることなく
点ではなく線として繋がる絆づくりを行っています。
発災当時から何かしたい!と思っている方々が日本中にたくさんいると思います。
その方々が福島につながれるようにしています。

福島の多くの方々はもう忘れられたのでは?と感じておられます
「8年間思っていたけど何もアクションできなかった」
そんな方々を一緒に連れて行くこと
「9年目で初めて来ることができました!」これが今とても大切な支援の形と実感しています。

7
いつの日かこの震災、津波、原発事故、風評被害という四重苦の経験を生かして
福島の皆さんに世界中から「ありがとう」が言われる日まで続けたい

8
「復興」というものが具体的にどういったことなのかの答えを探しています
毎年3月11日にその答え合わせをしたいと思います

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これからも
毎月11日の福島での活動を続けて行きたいと思います
現地参加や物資提供、活動費用協力募金などご協力いただけましたら幸いです

今年最後の月命日
12月11日は郡山市にある小学校での開催となります

学校側でも色々と考えてくれているようで今から楽しみです
ぜひとも子供たちの笑顔を一緒に作ってくれる方はご参加よろしくお願いします

現在は長野のリンゴ畑での活動も行なっています
そちらもぜひよろしくお願いします

どうぞ
これからもラブフォーニッポン をよろしくお願いします

ありがとうございました

CANDLE JUNE

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ラブフォーニッポンでは支援活動のための寄付をおねがいしています

サイトから直接ご寄付いただけるようになりました。こちらからよろしくお願いします。
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月命日に福島のみなさんからメッセージを授かっています。
ぜひひとりひとりの想いを読んでみて下さい。
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