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2019年9月11日の月命日

ラブフォーニッポンなみなさまへ
現地活動報告をさせてください

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9月11日の月命日はLFNファミリーの
富子さん、しんちゃんが暮らしているいわき市の北好間団地集会所で開催でした

富子さん親子との出会いは
2011年、郡山市内最大の避難所となっていたビックパレットでした

避難所時代から仮設住宅
そして復興住宅へとお付き合いは続いています

お二人は
原発事故から避難生活がスタートして
はじめましての方々と暮らす仮設住宅に7年
徐々に帰村したり、引っ越したりして仲間がいなくなり
自分たちも復興住宅への移動が決まり
この復興住宅で
また新しい住民の皆さんとの暮らしが始まっています

自分たちは各地の避難所や仮設住宅、そして復興住宅を訪問して来ました
そうすることができたのも
住民の皆さんたちとの繋がりがあってのことです

富子さんたち親子を訪ねることで
またこの復興住宅で暮らしている方々とも仲良くなりました

一年に一回の訪問となってしまっていますが
みなさん喜んでくれていて

「おかえりなさい!」

「待ってましたよー」

とたくさんのご飯を作って待っていてくださいました
みんなでご飯を食べたらみんなで準備をしてスタートです

ライブは
谷本賢一郎さん
最近テレビでも話題の中学生ヒューマンビートボクサーHYSくん
荒井佑允さん
LFN初登場のちひろさん
ワークショップもいつもの
福島タイム
アロマチームには新潟から参加の方もおられました

集会所にある卓球台では自然と
卓球大会が始まり、岡山のぶどう農家さんからの美味しいシャインマスカットをみんなでいただきました

震災から9年目の今でも
福島での活動へ協力してくださる方々がいらっしゃいます

月命日ロードへの参加も新たな仲間が増えています

現在も様々な災害が続いており
そちらへの支援に関心や行動が注がれている中でも

福島での活動へ参加してくれるみなさんがいてくれることで
現地の皆さんも本当に喜んでくれます

自然災害ではない原発事故に対して
日本人はみんなが向き合い、本当に納得がいっているのでしょうか

きっとずっとモヤモヤしている人が多いのではないでしょうか

福島に行ったからといって
それらすべてが解消することにはならないかもしれませんが
この月命日に参加することで
モヤモヤに自分自身が向き合うことになり
問題を身近なものとして感じてもらえると思います

一人ではどうすることもできない問題だからといって
諦めるのではなく
福島の人たちと話すことでより明確に問題点が理解でき
なかなか解決できないだろうということと
それらに対して自分自身がどうあるべきか
という整理ができるのではないかと思います

この月命日では終始笑い声が絶えない一日となりました

差し入れをみんなで美味しくいただいたり
歌ったり、踊ったり、賑やかな一日でした

でもそんな中でもそれぞれがゆっくりと話をしていて
避難生活の大変さなども聞かせてもらっています

福島の人たちだけではなく
東北被災地県の皆さんもですが
災害被害は人それぞれに違うものであり

テレビや新聞やネットで見るニュースで見るものとは違い
誰か一人の真実と向き合うことの方が
自分自身の心にも届くリアリティがあるのではないかと思います

悲しみの中だけでは生きることはできず
笑ったり、喜んだり、怒ったり、泣いたりすることでバランスが取れるのだと思います

毎月11日というたった一日ですが
そこには
日本や世界が処理しきれないでいる大きな問題の縮図があります

そしてまたそれは
これからの人間の暮らし方の答えがあるのではないかとも感じています

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私たちが毎月福島各地を巡る理由です

1
いまだに避難生活を続ける方達がいらっしゃいます。
その方達の心のケアに努めています。
特に復興住宅への移動により、ニーズは増えています。

2
原発事故による実被害、風評被害が発生しています。
これらの被害をより正確にヒアリングしています。

3
災害が起きた時、そしてその後の支援のあり方を反省しました。
縦割りの活動ではなく、横の連携をどうしたら構築できるのか
物質的支援の後の活動の在り方と多くの方々への理解を深めてもらう大切さ
自然災害と事故災害の区分け認識。仮設住宅、復興住宅の運営の在り方など

4
「自立を促す」という言葉の具体的なアクション
現在月命日の活動は私が主導で行うことなく、福島県民チームが行ってくれています。
支援ニーズの検証と各地に発生している軋轢なども解消するための候補地選びなども行ってくれています。

5
子供たちの精神的ケア
学校訪問をし、実際被災体験した子供たちは小中高校生と交流しています。
小さな子供たちを育てているお母さんたちの様々な不安要素を
少しでも和らげられるように子供園訪問も続けています。

6
毎月続けることで3月11日だけを特別な日にすることなく
点ではなく線として繋がる絆づくりを行っています。
発災当時から何かしたい!と思っている方々が日本中にたくさんいると思います。
その方々が福島につながれるようにしています。

福島の多くの方々はもう忘れられたのでは?と感じておられます
「8年間思っていたけど何もアクションできなかった」
そんな方々を一緒に連れて行くこと
「9年目で初めて来ることができました!」これが今とても大切な支援の形と実感しています。

7
いつの日かこの震災、津波、原発事故、風評被害という四重苦の経験を生かして
福島の皆さんに世界中から「ありがとう」が言われる日まで続けたい

8
「復興」というものが具体的にどういったことなのかの答えを探しています
毎年3月11日にその答え合わせをしたいと思います

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これからも
毎月11日の福島での活動を続けて行きたいと思います
現地参加や物資提供、活動費用協力募金などご協力いただけましたら幸いです

今年最後の月命日
12月11日は郡山市にある小学校での開催となります

学校側でも色々と考えてくれているようで今から楽しみです
ぜひとも子供たちの笑顔を一緒に作ってくれる方はご参加よろしくお願いします

現在は長野のリンゴ畑での活動も行なっています
そちらもぜひよろしくお願いします

どうぞ
これからもラブフォーニッポン をよろしくお願いします

ありがとうございました

CANDLE JUNE

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