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2019年11月11日の月命日

11月11日の月命日ですが
ここ数年11月の月命日は毎回、二本松市で行われる菊人形のお祭りに参加していました
今年は日曜日が11月10日だったので
10日は菊人形祭りに参加させていただき
11月11日は台風19号被害で大変な状況となっている
本宮市にある観音寺さんでの開催とさせていただきました

11月10日は
昼から菊人形祭りにLFNブースを出して夕方にはキャンドルナイトライブを開催しました

東京からは青谷明日香さん、谷本賢一郎さん、荒井佑允さん
そして地元からは平兄弟、山さんとたくさんのアーティストが出演してくれました

ヒューマンビートボクサーのHYSくんは福島県いわき市の中学生で
学校が終わってから駆けつけてくれてライブを行ってくれました

そのライブを見ていたテレビ関係者が興味を持ってくれて
後日、地元テレビに出演を果たしました

彼との出会いは2011年3月いわき市久之浜の津波被害地域でした

ほとんどの家族が避難している中で
4〜5家族だけが地元の幼稚園に残っている状態で、仲良くなった家族の中の男の子でした

これから小学校に上がるけど
幼稚園の卒園式パーティがないことを嘆いていたお母さん達の気持ちを汲んで
ラブフォーニッポン メンバーで卒園パーティを開催しました

その子が今は中学生となっていてアーティストとして成長し
一緒に月命日を盛り上げる仲間として活動してくれています

11月11日の月命日では
本宮の台風被害によって幼稚園生達が楽しみにしていた神輿担ぎができなかったという話から
地域の皆さんと親御さん達と一緒に
楽しい縁日のような月命日を観音寺さんで開催しました

地域の方々は本当に一生懸命に盛り上げてくれて
子供達もとっても楽しんでくれていました

私たちの活動は「これが被災地支援?」
と思われがちなことがあります

発災直後の現地支援ボランティアや物質提供支援の有効性は確かにあるかと思いますが
風化の先の精神的ケアに関しては
これだけ各地で災害が多発しているとなかなか手が回らないことになります

私たちが行っていることで
かつての被災体験者が
支援者になってくれて
一緒に活動をしてくれます

そして
現地で困っていることに対して
私たちを呼びつつも一緒になって活動してくれています

本当の自立とは
それぞれの生活に戻ることではなく
経験を生かし
お互いを尊重し助け合うことではないかと思います

支援がなくなって自立できるという形よりも
支援や関心がなくなってしまった喪失感が与える影響の方が大きいように思います

緊急支援からその後の心のケア支援までの流れをしっかりと作ることが大切だと思います

下記は
福島で避難生活を続けながらも私たちの活動に
福島タイムというチームで参加してくださっているお母さんレポートです

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11月の月命日は、10、11日と2日間開催されました。
福島タイムはスライム作り、ピーナッツサンタ作り、お花紙作りで参加しました。
10日の二本松菊人形祭りでは昨年より多くのブースがあり、
インスタ映えスポットなどお客さんを楽しませる工夫などもされており賑やかでした。

夜には月とキャンドルの灯りの中のライブが素敵でした。

11日は本宮の観音寺を訪れました。
本宮は台風水害が酷かった地域で、私の住んでる復興住宅にも本宮からの避難の方々が入居されて来ました。
この日は水害の影響で中止になった地元のお祭りのちびっこおみこしを見せてくれました。
皆でお揃いの法被を着て、
「わっしょい!わっしょい!」
大人も子供も元気いっぱい笑顔があふれていました。

ライブ終わりお寺の本堂でキャンドルと共に亡くなった方々へのお祈りも行われました。
想定外という事が普通に起きてしまうんだと、当たり前じゃないんだという事を改めて感じました。
各地で大変な苦労をされている方が早く日常を取り戻せたらいいなと思いました。
新しい仲間との出会いもあり、たくさん話をしたり聞いたり、笑ったり、悲しんだり、とても濃い2日間でした。
ありがとうございました。

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明日も長野でリンゴスタープロジェクト活動です
リンゴ畑の泥やゴミ出し作業です

今年は明日で最後となりますが
来年の収穫の時まで続けて行こうと思っています
みんなで楽しく活動を行い、また新しい絆づくりを始めていきます

参加したいと思った方は是非返信をよろしくお願いします

もう直ぐ今年も終わりますが
どうぞ
これからもラブフォーニッポン をよろしくお願いします

ありがとうございました

CANDLE JUNE

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私たちが毎月福島各地を巡る理由です

1
いまだに避難生活を続ける方達がいらっしゃいます。
その方達の心のケアに努めています。
特に復興住宅への移動により、ニーズは増えています。

2
原発事故による実被害、風評被害が発生しています。
これらの被害をより正確にヒアリングしています。

3
災害が起きた時、そしてその後の支援のあり方を反省しました。
縦割りの活動ではなく、横の連携をどうしたら構築できるのか
物質的支援の後の活動の在り方と多くの方々への理解を深めてもらう大切さ
自然災害と事故災害の区分け認識。仮設住宅、復興住宅の運営の在り方など

4
「自立を促す」という言葉の具体的なアクション
現在月命日の活動は私が主導で行うことなく、福島県民チームが行ってくれています。
支援ニーズの検証と各地に発生している軋轢なども解消するための候補地選びなども行ってくれています。

5
子供たちの精神的ケア
学校訪問をし、実際被災体験した子供たちは小中高校生と交流しています。
小さな子供たちを育てているお母さんたちの様々な不安要素を
少しでも和らげられるように子供園訪問も続けています。

6
毎月続けることで3月11日だけを特別な日にすることなく
点ではなく線として繋がる絆づくりを行っています。
発災当時から何かしたい!と思っている方々が日本中にたくさんいると思います。
その方々が福島につながれるようにしています。

福島の多くの方々はもう忘れられたのでは?と感じておられます
「8年間思っていたけど何もアクションできなかった」
そんな方々を一緒に連れて行くこと
「9年目で初めて来ることができました!」これが今とても大切な支援の形と実感しています。

7
いつの日かこの震災、津波、原発事故、風評被害という四重苦の経験を生かして
福島の皆さんに世界中から「ありがとう」が言われる日まで続けたい

8
「復興」というものが具体的にどういったことなのかの答えを探しています
毎年3月11日にその答え合わせをしたいと思います

これからも
毎月11日の福島での活動を続けて行きたいと思います
現地参加や物資提供、活動費用協力募金などご協力いただけましたら幸いです

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月命日に福島のみなさんからメッセージを授かっています。ぜひひとりひとりの想いを読んでみて下さい。
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