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2020年1月11日の月命日は双葉町・楢葉町で

ラブフォーニッポンなみなさまへ
現地活動報告をさせてください

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1月11日の月命日は
双葉町のダルマ市に参加しつつ楢葉町での1日となりました

双葉町のダルマ市には毎年参加しておりますが
未だ帰ることができない町である双葉町の皆さんが
原発事故後避難生活の中で
なんとかみんなの気持ちを少しでも盛り上げたいと有志たちが
仮設住宅で復活させたお祭りです

初年度からラブフォーニッポンはこのお祭りのお手伝いをさせていただいており
復興住宅へ移った今でもその関係は続いています

今年はラブフォーニッポン ステージの演目として
谷本賢一郎さんと山さん
そして大道芸チームのくるくるシルクさんに登場していただき
会場を盛り上げていただきました

それと同時に
楢葉町では「ならはみらい」さんが行う
笑ふるタウンならは新春イベントに参加でした
ほとんどのメンバーは朝から楢葉町入りして
ワークショップを開催しました

双葉町のダルマ市はいわき市で開催されており
ステージが終わり次第出演者たちと楢葉町へ入り
こちらでもくるくるシルクさんに登場してもらい楢葉町の皆さんに楽しんでもらいました

そして楢葉町のステージでは高橋てつやさん
荒井祐充さん、山さん、いわき市在住の中学生ヒューマンビートボクサーHYSくんがライブをしてくださいました

二本松出身の山さんは
ライブ前から交流していたお母さんが「あなたのライブを見てから帰らないと」
とライブを見てくれていたお母さんとの話などで涙するなど
いつもクールな山さんの感動的な場面もありました

今年最初の月命日ということもあり
イベント終了後に
みんなでささやかながらも新年会を開きました

新しいメンバーもいますが
気がつけば9年のおつきあいの人もいて
本当にたくさんの親戚が集まっているような感じで乾杯しました

あまり時間の経過は感じないのですが
子供達を見ると
当時はまだ幼稚園生だったのに
すっかり大きくなって一緒にワークショップを手伝ってくれたりしています

だいぶ帰れる町が増えてきていますが
いまだに帰れない町もあり
もっともっと盛り上げたいところもあれば
まだまだたくさんの問題もある福島県です

たくさんのグラデーションがあり
一概には語れないところが、もしかしたら一番の問題点なのかもしれませんが
それでもこの9年で触れ合ってきたその一つ一つが
この月命日のように
それぞれの町とつながることになれて
そして
この乾杯が
とっても小さなものですが
絆というものへの乾杯となっているのではないかと感じました

きっと世界で起きている様々な問題はどれも複雑なもので
難しいものだからこそ「問題」になっているのだと思いますが

それでもそこにある一人一人の営みは
問題の外に暮らしている私たち一人ひとりと同じものであって
いつかもしかしたら
「問題」の中の一人に自分自身もなるのではないか

そう思うと
やはり
少しでも多くの方々が
「様々な問題」の中で生きる方々から
多くの教えてもらえることが
大切なのではないかと思います

しなければいけない支援ではなく

したくなる活動をこれからも続けて行きたいと思います

どうぞ
これからもラブフォーニッポン をよろしくお願いします

ありがとうございました

CANDLE JUNE

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私たちが毎月福島各地を巡る理由です

1
いまだに避難生活を続ける方達がいらっしゃいます。
その方達の心のケアに努めています。
特に復興住宅への移動により、ニーズは増えています。

2
原発事故による実被害、風評被害が発生しています。
これらの被害をより正確にヒアリングしています。

3
災害が起きた時、そしてその後の支援のあり方を反省しました。
縦割りの活動ではなく、横の連携をどうしたら構築できるのか
物質的支援の後の活動の在り方と多くの方々への理解を深めてもらう大切さ
自然災害と事故災害の区分け認識。仮設住宅、復興住宅の運営の在り方など

4
「自立を促す」という言葉の具体的なアクション
現在月命日の活動は私が主導で行うことなく、福島県民チームが行ってくれています。
支援ニーズの検証と各地に発生している軋轢なども解消するための候補地選びなども行ってくれています。

5
子供たちの精神的ケア
学校訪問をし、実際被災体験した子供たちは小中高校生と交流しています。
小さな子供たちを育てているお母さんたちの様々な不安要素を
少しでも和らげられるように子供園訪問も続けています。

6
毎月続けることで3月11日だけを特別な日にすることなく
点ではなく線として繋がる絆づくりを行っています。
発災当時から何かしたい!と思っている方々が日本中にたくさんいると思います。
その方々が福島につながれるようにしています。

福島の多くの方々はもう忘れられたのでは?と感じておられます
「8年間思っていたけど何もアクションできなかった」
そんな方々を一緒に連れて行くこと
「9年目で初めて来ることができました!」これが今とても大切な支援の形と実感しています。

7
いつの日かこの震災、津波、原発事故、風評被害という四重苦の経験を生かして
福島の皆さんに世界中から「ありがとう」が言われる日まで続けたい

8
「復興」というものが具体的にどういったことなのかの答えを探しています
毎年3月11日にその答え合わせをしたいと思います

これからも
毎月11日の福島での活動を続けて行きたいと思います
現地参加や物資提供、活動費用協力募金などご協力いただけましたら幸いです

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ラブフォーニッポンでは支援活動のための寄付をおねがいしています
サイトから直接ご寄付いただけるようになりました。こちらからよろしくお願いします。

donation

三菱UFJ銀行
一般社団法人LOVE FOR NIPPON(イッパンシャダンホウジンラブフォーニッポン)
代々木上原支店(普通)0052628

これまでの活動レポートはこちらをご覧下さい
https://lovefornippon.com/report

ラブフォーニッポンFB
https://www.facebook.com/LFN311

月命日に福島のみなさんからメッセージを授かっています。ぜひひとりひとりの想いを読んでみて下さい。
https://fukushima311.jp/

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