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10月11日の月命日

ラブフォーニッポンなみなさまへ
現地活動報告をさせてください

2011年6月から毎月行なっている月命日のキャンドルナイトですが
10月11日の月命日も
コロナウイルスへの配慮から昼間のイベント開催は中止とし、キャンドルナイトのみを開催しました

ラブフォーニッポン各地のメンバーからのメッセージや
開催地域のみなさんの想いを灯してきました
会場は福島県本宮市にある観音寺さんで開催しました

こちらは昨年の水害が酷かった地域です
もう先代のころからお世話になっているお寺さんですが
今回のコロナ問題でも
地域の方々が心配されないような配慮と声がけをおこなってくれていました

災害が発生しそこに赴くなかでよく感じることですが
お寺が地域のハブとなり
物や人や出来事や想いなどをつないでくれています

このコロナ禍の中では
小学校訪問や復興住宅訪問ができないので
シンプルに「祈る」という部分から宗教的な場所を選んでいますが
こうして
何年にもわたって交流してくると
それぞれの宗派がどうか?という点よりも
とてもシンプルに助け合いの場所になっていることを実感します

そして同時に「祈る」という行為自体も
とても特別なことではなく
想うことであり、声に出してみたり、触れてみたり、実践していくことであり
「支援活動」というものも祈ることの延長であるように思えてきます

さまざまな情報がいつでもインプットできる時代となりましたが
それらインプットした情報を自分の中で咀嚼して
アウトプットすることがどれだけの人ができているだろうかと考えると
被災地域の方々や支援活動している面々は
常にこれらの作業を瞬時に行なっていると思います

そこにはさらに個人差はあれど
「祈り」的なものが基本にすえられているようにも思えます

特別に意識することではないかもしれないけれど
逆に
「祈る」ということを意識的に、より多くの方々へ伝えて実践してみたら

インプットするばかりではなく
それぞれの想いのもとのアウトプット化が進むのではないかと思います

もちろんそれがいいかどうかということ自体それぞれかもしれませんが。。

毎月11日に福島で続けてきたキャンドルナイトイベント「CANDLE11th」ですが
ずっと現地参加できなくても
現地で灯して欲しい!とメッセージをおくってくれているメンバーたちがいます

それは決して福島の方々を想ってのことではないものも多くあります

「コロナがはやくおさまりますように」

「世界が平和でありますように」

「しあわせなおとなになりたい」

これでいいのだと毎月思っています

たくさんの想いが一つに集まることはとってもすてきなことかもしれないけれど
むしろそれは何か恐ろしいことのようにも思います

月命日でそれぞれの想いの言葉に火が灯され魂がはいること

「その願いが叶いますように」

とだれかの書いた願いをみて想う人が生まれること

抽象的かもしれませんが
これがもっとも大切な被災地支援の形ではないかと思います

「今の福島ってどう?」

「福島って大丈夫なの?」

毎日通い続けた発災当時も
9年が経った今でもこの質問にはうまく答えられません

たくさんの人が暮らしていて
たくさんの人々の現実はそれぞれです
支援格差など支援アクションからの弊害を考えると
一番気を使うところです

そんな様々な人々が、それぞれの想いを誰にも伝えることができない

これが福島のむずかしいところではないかとも感じてきています

補償をもらえた、もらえない。放射線量が高い、高くない。
風評がひどい。原発関連で働いている。津波で家族を亡くされた。
いろいろなケースがありすぎるから、なかなか県内での話し合いはむずかしいところです

自分たちも
誰かとだけ仲良くすることをしないように意識して
とにかく
いろいろな福島の人に会いに行き続けてきました
そしてそれぞれの想いを灯していこう

そう決めて今を迎えています

来年の3月11日で10年という月日が経ちますが
その時に集まるひとつひとつの願いはどんなものなのか

その言葉の中から、もしかしたら現在の復興過程を垣間見ることができるのではないかとも考えています

いろいろなご縁から
ラブフォーニッポン の福島の仲間たちが
福島県内各地で現実的につながりはじめています

とてもゆっくりでいい
むしろゆっくりでなくてはならないと考えていましたが
コロナによって当たり前だった集まりができなくなったことで
それぞれが思いやることにもつながってきたのだと思います

2001年に人々の争い方の強烈な形が同時多発テロという形で現れました

2011年には自然災害から原発事故と
自然とのくらしとエネルギーのあり方を問われました

2021年にはコロナによって世界中に
これからの人間のあり方を問われていると思います

それぞれの出来事から学び
じっくりと学び
そして答えを出す時がちかづいているのだと思います

できることならば
3月11日に福島からその答えが出せる日が迎えられたらと願っています

今月で今年最後の月命日となりますが
飯館村で開催します

11日は最低人数でのお寺での開催となりますが
12日には飯館村のイベントとしてみなさんが参加できるキャンドルナイトを開催します

もしお近くで参加できる方はお越しください

そして来年の3月11日ですが
毎年開催しているSONG OF THE EARTH 311 をJヴィレッジにて開催します

http://www.songoftheearth.info/

復興イベントという枠組みにとどまらず
シンポジウム開催も予定しており
10年の振り返りとこれからの支援復興活動のあり方や
これからの未来についてを話し合える場を作っていきます

どうぞ
これからもラブフォーニッポンをよろしくお願いします

ありがとうございました

CANDLE JUNE

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私たちが毎月福島各地を巡る理由です

1
いまだに避難生活を続ける方達がいらっしゃいます。
その方達の心のケアに努めています。
特に復興住宅への移動により、ニーズは増えています。
仮設住宅、復興住宅の運営の在り方も学んでいます。

2
原発事故による実被害、風評被害が発生しています。
これらの被害内容をより正確にヒアリングしています。

3
災害が起きた時、そしてその後の支援のあり方を反省しました。
縦割りの活動ではなく、横の連携をどうしたら構築できるのか?
物質的支援後の活動の在り方と、それらを多くの方々に理解してもらう大切さ
自然災害と事故災害の区分け認識を広めていきます。

4
「自立を促す」という言葉の具体的なアクション
 現在、月命日の活動は私たちが主導で行うことなく、福島県民チームが行ってくれています。
 各地の声を聞き支援ニーズの確認と、開催候補地選びなども行ってくれています。

5
子供たちの心のケア
学校訪問をし、実際被災体験した子供たち小中高校生と交流しています。
子供たちを育てているお母さんたちの
様々な不安要素を少しでも和らげられるように訪問を続けています。

6
3月11日だけでなく毎月続けることで
線として繋がる絆づくりを行っています。
発災当時から何かしたい!と思っている方々が日本中にいると思います。
その方々が今の福島につながれるようにしています。
福島の多くの方々はもう忘れられたのでは?と感じておられます
「9年間福島のことを想っていたけれど何もアクションできなかった」
そんな方々をつなげることが、今とても大切な支援の形と実感しています。

7
いつの日かこの震災、津波、原発事故、風評被害という四重苦の経験を生かして
福島の皆さんに世界中から「ありがとう」が言われる日を目指しています。

8
「復興」というものが具体的にどういったことなのかの答えを探しています
そして毎年3月11日にその答え合わせを福島でおこないたいと思います。

コロナの影響で現地活動ができない状況ではありますが
これからも
毎月11日の福島での活動を続けて行きたいと思います
現地参加や物資提供、活動費用協力募金などご協力いただけましたら幸いです

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ラブフォーニッポンでは支援活動のための寄付をお願いしています。
サイトから直接ご寄付いただけるようになりました。こちらからよろしくお願いします。
https://lovefornippon.com/donation

三菱UFJ銀行
一般社団法人LOVE FOR NIPPON(イッパンシャダンホウジンラブフォーニッポン)
代々木上原支店(普通)0052628

これまでの活動レポートはこちらをご覧下さい
https://lovefornippon.com/report

ラブフォーニッポンFB
https://www.facebook.com/LFN311

月命日に福島のみなさんからメッセージを授かっています。ぜひひとりひとりの想いを読んでみて下さい。
https://fukushima311.jp/

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