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ラブフォーニッポン現地活動報告  令和4年福島県沖地震

ラブフォーニッポンなみなさまへ
現地活動報告をさせてください

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3月16日に発生した令和4年福島県沖地震発生を受け
3月21日から宮城県山元町・福島県相馬市、南相馬市への物資提供に続き
3月30日・31日に南相馬市鹿島区にて
災害復旧作業をおこなってきましたので
お願いを含めたご報告です

作業は崩壊している蔵の片付けや
窓が外れたお宅のブルーシート張りなどをさせていただきました

屋根(瓦の落下等)は専門部隊または業者さんが応急対応しています
完了件数も増えてきていますが、現地調査も並行して実施している為、
新規依頼が増えてきており案件がなかなか減らない状況です
現段階でトータル130件の依頼があります

今回のお宅は軽トラで延べ4回搬出となり、
作業以上に現場と災害ゴミ受け入れ施設への運搬に時間がかかりました
運搬車両も限られており、車両が増えると災害廃棄物の運搬作業が進む為
運搬車両持ち込み出来る人は持ち込みしてもらえると助かります

現地対応させていただき感じたことは、
それぞれがゴム手袋、革手袋、踏抜き防止のインソールなど安全対策は必須ですが
家屋を対象とする作業では
インパクトやビス箱、桟木などの木材など応急対応に使えそうなものを
そっと自分の車に忍ばせておく方が良いと感じました

悪くいうつもりではないですが、
社協の方がいう道具類は揃っていますという言葉と
現地での作業に必要になるものがやはり異なり
決して十分ではないです
(電動工具系の使用はかなり制限が厳しいですが)
少し道具や資材があることでスピードや精度が上がり、
依頼案件をしっかり完了できると思います

内堀福島県知事が「感染対策を徹底した上、多くの協力をお願いしたい」
と会見で訴えておられましたが
今回の地震で、福島県内で開設されている
社会福祉協議会のボランティアセンターでは
感染対策を含めさまざまな制限・条件があります
南相馬市は県内在住の方に限り募集、
その他市町ではその市町在住者限定で事前登録制の募集となっています

また、相馬市ではワクチン3回接種が必須であったり
郡山市では金曜日、土曜日のみ募集しているなど
いつでもだれでも、どこでもお手伝いできるという状況ではありません
もちろん県外の気持ちがある方がお手伝いに来るということもできません
ということは、そこに住んでいる方のお手伝いをできるのは
そこに住んでいる方だということです

災害ボランティアという言葉はとてもハードルが高く感じると思います
ですが、人手が多いことで体の不自由な方がひとりでできないことができます
ご高齢のご夫婦おふたりではどうにもならないこともなんとかなります

きっと宮城県、福島県は今後も地震などの災害と
付き合っていかなければならないのだと覚悟してます
だから、地震に対する自身の減災対策と共に、
共に助け合う癖というか助け合える空気感
そういうことがとても必要になってくると思ってます

「それでもなかなか行けないんだよな」という方たちは
ぜひ友達や家族との日常を大切にしていてください
職場近くや自宅近くの避難所やハザードマップの確認をしてみてください
モバイルバッテリーの充電確認や充電ケーブルの準備なども
想定外のことは想定外のときに起こります
想定外の事に最低限の備えをしてみてください

最後に、大変な時や困った時に声をかけて誰かを頼ることはとても大切だと考えています

参考:
令和4年福島県沖地震 特設ページ(全社協 被災地支援・災害ボランティア情報)
https://www.saigaivc.com/earthquake/20220316/

社会福祉協議会南相馬市社会福祉協議会(公式ホームページ)
https://m-somashakyo.jp/

よろしくお願い致します

LFN福島理事 石崎

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地震発生から福島の仲間達と連絡を取り合ったところ
「家の中がぐちゃぐちゃで大変だけどなんとかします」と言っていました
各市町村の状況を聞いてもそれほどでもないという感じでした
それでも
実際現地に行ってみたら避難所ができていたり
かなりの件数の屋根が崩壊している姿をみました

東北のみなさんは2011年3月11日以降たくさんの地震被害を受けています
だからみんな慣れてきていることもあるのか
震度6の被害を考えたら
もっと多くの報道や支援、義援金募集などがあってもいいはずなのに
そうはなりませんでした

各地を巡った際に
このままでいいのだろうかと疑問に思うことがたくさんありました

それでも
これまでは私が現地を巡り調査したり物資提供したりと続けていましたが
今は福島の仲間達がそれらをおこなってくれています

最初の報告は福島理事石崎の報告でした
彼自身の家の中もぐちゃぐちゃになっていたと言いますが
被害がひどい地域に早速入ってくれています

復興住宅に暮らす家族から物資を託されたり
いちご農家さんからはたくさんのいちごをいただいたり
物資を渡しつつも、あらたな物資をいただく
そして繋がりあるところを巡る
これまでのつながりが新たな災害にたいしても
「おたがいさま」というアクションが生まれています

今回の地震に対して
ラブフォーニッポンが個別な寄付金募集はおこないませんが
避難所への布団の提供など必要なことはすすめております

これからも現地の状況次第ではアクションをおこなっていこうと思いますが
みなさまのご支援もいただけますと幸いです

これからもラブフォーニッポンをどうぞよろしくおねがいいたします

一般社団法人 LOVE FOR NIPPON 代表

CANDLE JUNE

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代々木上原支店(普通)0052628

これまでの活動レポートはこちらをご覧下さい
https://lovefornippon.com/report

ラブフォーニッポンFB

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月命日に福島のみなさんからメッセージを授かっています。ぜひひとりひとりの想いを読んでみて下さい。
https://fukushima311.jp/

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