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2021年11月11日の月命日

ラブフォーニッポン なみなさまへ
現地活動報告をさせてください

2021年11月11日の月命日は
田村市都路にある長岩寺さんにて開催いたしました

ラブフォーニッポン 福島双葉支部長舞木くん家の菩提寺です
いつかここでも月命日ができたらと願ってくれていたところでの開催です

福島は浜通り、なか通り、会津と三つに区分けされますが
浜通りとなか通りの間の山間部でなかなかアクセスがたいへんなところでしたが
ちょうど紅葉もみごろで素晴らしい街でした

コロナウイルスの影響から
ここ2年は集客をして1日を使っての開催はすっかりできなくなりました
それでもみんなの願いがかなうようにとキャンドルを灯して祈るという
最後のパートだけは継続して
お寺や神社や教会など祈る場所で開催を続けています

この日も最小メンバーでの開催としましたが
舞木くん特製の山形の芋煮をごちそうになり
御住職のご家族と地域の方々と楽しくもあったかい時間を過ごすことができました

また次回は
ぜひキノコ狩りをしつつもキャンプなどもできたらとご住職はおっしゃってくださいました

福島を3区分といってもとっても大きな福島県です
発災からもっとも多く訪れているのが浜通りで津波被害地域や原発事故周辺地域です
その次は多くの避難者がいたなか通りです

ですがその間にある街や村は数多くあり
いまだに訪れたことがないところも数多くあります

ありがたいことに
最近の月命日は福島メンバーが現地とのやり取りを自発的におこなってくれていて
わたしが直接現地に行き、事前打ち合わせなどをしなくなりました

発災から3年は3日一回ペースで
5,6年では5日に一回ペース
その後はだいたい1ヶ月で2回くらいのペースで福島に通っていますが
それでもまだ訪れたことがない地域がたくさんあり
12年目の活動をスタートする際に
福島理事と、いったことがない街での開催もこれからは意識して行こうとなりました

コロナ禍となり最小メンバーでのアクションとなったことで
開催をするための労力も少なくなったことをチャンスと捉え
新たなつながりを作るためにも、新しい場所での開催を意識するようになりました

お寺さんでの開催が多いので
宗派のつながりから「うちのお寺でもやってほしい!」という声もいただけるようにもなりました

とてもありがたいことですが
なによりうれしいのは
福島に一緒に活動してくれる仲間たちが増えてくれたことです

発災から5年ほどは
仮設住宅やこども園などでの活動が多く、そこで出会ってきた
高齢なお母さんたちや小さな子供がいるお母さんたちが私たちの活動を支えてくれていました

そこに若い世代も増えてきてくれて
小さかった子供たちも中学生になっても手伝ってくれるようになりました

そしてメンバーはそれぞれの家族を紹介してくれたり
地元に招いてくれたり
それぞれのつながりをまた紹介してくれたりしてくれています

発災当時よく言われていた「絆」という言葉は好きではなかったですが
12年目の活動をおこなっている私たちの行為は
まさに「絆」から生まれそしてそれを育んでいる行為ではないかと思います

悲しいことですが
仲間のなかでもだんなさんやお父さんやお母さん、こどもが亡くなってしまったりもあります

お花を贈ったり、お線香をあげさせてもらったり
家族のような関係にも思えます

「大学受験がんばるんだぞ!」
「部活がんばれよー」と小さかった子供たちへのエールも

明らかに発災当時や仮設住宅訪問をしていた時とは
活動の意味は変わってきていると思います
悲しみや、やるせなさなどはほとんどなくなり
集まることの喜びの方が増えていると思います
じゃあ活動する意味は?と改めて考えます

まだ帰れない地域があります

帰れるようになったとしても、たくさんの問題があります

風評被害があります

311後の水害など新たな災害地域にも支援活動をみんなとおこなっています

復興格差があります

いくつかあげてみましたが
まだまだ福島県外の私たちが県内で活動する必要があると思います

そしてこれはできたらいいなあと思っていることですが
出会ってきたみなさんの経験をこれからの日本の在り方に活かしていきたいと考えています

災害発生時にそれぞれがどうするべきかという防災的な観点ももちろんですが
エネルギーのことやゴミ問題のこと
世間でいわれるSDGs的な具体的な問題点

その答えの多くが福島にあるように感じています
そして福島から日本のSDGsを具体的に発信するべきだとも。

事故を起こした原発は東京の人たちの電気を作っていた

東京に暮らしている私は、やはりこのことを考え続けなければいけないと思います

そして福島の風評被害は福島県外の人たちが作り上げていることも

東京よりも西の人たちにはもっともっと遠い話となってしまうかもしれませんが
それでも福島県外の人間が福島に通い続け
そして福島の仲間たちとともに
あらたに福島に関心を持ってくれた人たちを受け入れていきたいと思います

先日長野の台風被害地域だったぽんど童さんを訪れて
みんなでリンゴを収穫してきました

千曲川決壊の大変な被害から3年ですが
まだまだ復興は果たせていないとのことでした

それでもあの災害をきっかけにリンゴスタープロジェクトはスタートして
現在も続いています

今年の夏に発生した新潟の水害地域にもそんなリンゴを届けてきましたが
その時に福島理事と福島支部長もいっしょにきてくれました

私たちの活動はとてもちいさなものですが
確実に被災地域が繋がり始めています

今年の3月11日福島県双葉町にある伝承館で
キャンドルナイトを開催してくれた日本キャンドル協会も
この週末東京タワーで開催するジャパンキャンドルアーティストアワード2022で
LOVE FOR NIPPONブースを作ってくれます

10/29,30とハロウインの土日ですが
そこで長野の美味しいリンゴを販売させてもらう予定です

河川決壊から土砂で埋もれてしまったりんごの木をたくさんの仲間たちで
救出しました

元気になったリンゴの木たち
今年はとても豊作だということで美味しいリンゴをたくさんいただいてきました
ぜひお時間あれば東京タワーに遊びにきてりんごを手に取ってみてください

「悲しみから喜びへ」
私たちの活動テーマそのものの美味しいリンゴです

来月の月命日は福島市の中学校で開催します
すべての学年の授業を月命日のために変更してくださいました
震災のことを忘れないために
そしてそこからどうしていくべきかを学生たちといっしょに考えたいと思います

みなさまどうぞこれからも
ラブフォーニッポンをよろしくおねがいいたします

一般社団法人 LOVE FOR NIPPON 代表

CANDLE JUNE

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代々木上原支店(普通)0052628

これまでの活動レポートはこちらをご覧下さい
https://lovefornippon.com/report

ラブフォーニッポンFB
https://www.facebook.com/LFN311

月命日に福島のみなさんからメッセージを授かっています。ぜひひとりひとりの想いを読んでみて下さい。
https://fukushima311.jp/

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