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現地活動報告 2023年10月11日 月命日 いわき市の常勝院岩城寺にて
ラブフォーニッポンなみなさまへ
現地活動報告させてください
月命日活動報告が滞ってしまっており時間がたってしまい申し訳ございません
2023年10月11日の月命日は福島県いわき市の常勝院岩城寺にて開催してきました
こちらは2019年の水害被害が酷かった地域で
その際に物資支援をさせていただいた時からのご縁で
毎年10月はこちらでの月命日開催となっています
ほとんどその時の水害の被害からは復興しましたが
その後も水害があったり地震があったりと
残念ですが災害続きの地域です
あの時の経験から
行政の対応はだいぶよくなったということを今回教えてもらえました
当時、このお寺のご家族は
屋根の上に避難しなければ流されてしまうという大変な状況でしたが
地域の方々が大変だからと
自宅の食料をすべて炊き出しにまわしたり
全国に物資提供を呼びかけるなどされていました
いわき市は仙台に次ぐ東北の大都市であり
なかなか各地域に物資などが行き届かないということがあり
当時はさらに物資提供を県外からは断っているという状況でした
わたしたちは当時
長野の新幹線が水没した地域に発災の次の日から入り
現状把握や物資提供をおこなっていましたが
その後は茨城県や福島各地のほうが報道もされておらず
大変だということで色々回っていましたが
こちらのお寺にもたどりつきました
お寺の方々の献身的な姿勢に
災害後もお付き合いをさせてもらっています
「災害があったことを忘れてはならない」
誰しもが口にすることだと思いますが
実際災害に遭われた方々は
「具体的にどんな準備を怠っていたか
どんな行動が失敗だったかという具体的な内容を忘れないでほしい
それらを他の地域の方々にも学んでほしい」
と言います
わたしたち支援活動のあり方も一緒で
良かれと思ったことでも
現地では逆に迷惑だということもあります
またそれは時代とともに変わることもあります
こちらのお寺での物資提供では
おむつなど新品をそのまま渡していたら
それがメルカリで出品されていてとてもショックだったと。。。
それ以降
袋をあけて小分けにして
どういった家族構成かなども確認して手渡すようになったと。
現地に行き、交流しなければわからないことは
こういった事実だと言いたいところですが
これらもきっとユーチューブなどでも様々な人たちが
現地の声をニュースにしているかと思います
でも現地に行かなければわからないことは
自分たちの身を削りながらも提供していることに対して
心痛む残念な出来事をなんとも言えない顔をして話してくれる
その本人を目の前にするということです
テレビや新聞で出ていることは本当かどうかわからない
ネットやSNSでは個人が発信できることから
リアリティがあるように思いますが
それも携帯やPCの画面越しのことであり
やはり現地に赴き、当人と向き合って聞かせてもらうということは
「私」という個人に「被災された」本人が伝えていることなので
それに対してのなんらかの責任が発生します
「責任」
というと重たいもののようにもとらえられますが
託される、まかされる、教えてもらえる、いろいろな表現ができると思います
指一つで次の情報に簡単にスライドできるような情報ではなく
身体で受け止める情報はある種その人との約束のようにもなります
それらを重たいものとだけ受け止めるのか
大切な情報として活かすのか
きっとそこに大きな違いがあると思います
災害は起きて欲しくはないです
被害にも遭いたくないのが普通だと思います
ですが、災害が発生した地域では「当たり前」であったことが、そうではなくなります
さまざまな人間模様があらわれ、個人それぞれが試されることになります
それでも生きるを選択するというなかで
「どう生きるのか?!」
その選択が、物資をもらってそれを販売してお金にかえるのか
自分たちの生活よりももっと困った人たちのために奉仕するのか
なんとなく生きてきた人生が
災害にあうことで突如として自分自身を試されることになる
そして選択をする
自分自身がどうあるべきかと。
わたしがこの活動を続けている理由は
すばらしい人間が被災地域にはたくさんいて
その人たちと繋がっていきたいと思っているからでもあります
この国の政治が悪いとか宗教がとか他国のプレッシャーがなど
さまざまな原因を追求することは大切ですが
問題があるのであれば改善すべきで
それは一人でできることもあるかもしれませんが
多数で、他地域で、様々な世代でなどのほうが現実的な改革につながるのだと思います
さまざまな悲しみや不条理な世界に遭遇し
それでも「生きる」を選択している方々との繋がりが
自分自身を成長させることになり、またより多くの繋がりが生まれます
月命日の内容からだいぶ脱線してしまいましたが
このお寺のみなさんはまさにそういった素晴らしい方々で
このお寺に集う方々も皆さん気持ちが良い方々ばかりです
もちろん月命日を毎月一緒に作ってくれる福島の仲間たちも
小さな子供からお年寄りまでみんなが
それぞれの役割を考え、積極的にうごいてくれる最高な人たちです
この日の午前は幼稚園で
子ども達に楽しんでもらうステージをつくりました
福島の仲間の子ども達が通っているところで
ぜひみんなにも月命日の雰囲気を体験してもらえたらとおこないました
午後のお寺での活動のまえにみんなでご飯を食べようと
福島メンバーが予約してくれていて
みんなでいっしょに楽しい昼食時間を過ごしました
今までは月命日会場にみんなが作ってくれたご飯をもっていき
一緒に食べたりしていましたが
メンバーだけでの交流もしたいねということもあり
最近は現地のいろいろなお店にいくようにもなりました
今回初めて参加する新しいメンバーも
一緒にご飯することでなじめて
後半の活動でもいろんな人たちと仲良くなっていました
またこの日は現在、水害がひどい地域で活動している仲間もきてくれて
被災状況や支援状況も教えてもらうこともできました
そして何より嬉しかったのは
先月9/11の月命日にお邪魔した双葉町の復興住宅のみなさんが
参加してくれたことです
「他の地域での月命日にも参加してみたい」
とおっしゃってくれていたのがさっそく来てくれて
一緒に手伝ってくれていました
災害がきっかけで生まれたご縁を月命日が紡いでくれています
みなさまのご支援によって
私たちの活動は継続していくことができます
なかなか現地へ行くことが難しいかもしれませんが
お時間作れたらぜひ参加してもらいたいです
毎月1日は能登で11日は福島で活動しています
どんなに遠くても
いろんな形でつながっていると思っています
今年の3月11日もSONG OF THE EARTH 311を開催いたします
平日の開催ではありますが
ぜひ3月11日ともに福島で過ごしてもらえたら幸いです
どうぞこれからもご支援ご協力のほどよろしくおねがいいたします
ありがとうございました
一般社団法人 LOVE FOR NIPPON 代表
CANDLE JUNE
こちらから私たちの活動の様子がみれます
お時間あるときにぜひ
https://www.youtube.com/@Candle11th
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またぜひこちらをご紹介いただきたいです
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5338001
これまでの活動レポートはこちらをご覧下さい
https://lovefornippon.com/report
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月命日に福島のみなさんからメッセージを授かっています。ぜひひとりひとりの想いを読んでみて下さい。
https://fukushima311.jp/
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