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現地活動報告 2023年4月11日 月命日 福島市復興住宅にて

ラブフォーニッポンなみなさまへ
現地活動報告させてください

2023年の4月11日は福島市にある復興住宅にて開催してきました

こちらには毎年4月11日に必ず訪問しています

仮設住宅時代に出会った小学生がこの日誕生日で
震災があってから誕生日もつまらないものになった
そんなことを言われたのがきっかけで
毎年その子が暮らす場所で月命日をとなりました

もうそんな彼ゆうきくんも東京の大学に通うくらいに成長しました

この日は里帰りしてくれていて
いっしょに月命日を楽しみました

復興住宅へ訪問する前に近くのこども園で
谷本賢一郎さんライブなどで盛り上がりました

発災当時
外遊びが禁止されているこども園で
楽しい時間を作ろうとはじまったこのこども園訪問も
12年以上続けていることになります

今となっては必要がないのと言われてしまうかもしれませんが
月命日開催には
いくつかの目的があります

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福島の津波被害地域は
まだまだ復興過程であるので現状ヒアリングをおこない
できる支援を継続していく

浜通り以外では風評被害対策として様々な方にヒアリングをおこなう

避難生活者が各地に定住しているので
もともとの地域の方々との軋轢がないかなど確認する

原発周辺地域はまだ帰宅できない地域もあり
復興過程であることから支援活動が必要

避難所から仮設住宅そして復興住宅と変化の過程で起きる問題を知ること

復興している地域で生まれている産物やアクションなどを教えてもらい拡散のお手伝い

福島の子供達の夢を叶えることのお手伝い

とあげていくと、いくつかの目的がありますが
福島イコール原発事故
としてしまって
原発に関するアクションだけとすることは危険で
その他の問題が隠れてしまったり
そもそも原発事故の影響がないものまでも黒くしてしまったりします

わたしたちの月命日は各地を巡り
楽しいこと中心な時もあれば
問題と向き合う時などもあります

この4月11日は
仮設住宅から復興住宅への移行や地域住民との交流
そしてコロナの影響もあっての心の病などへのケア

あとは絆というものを紡ぐ作業となっています

仮設住宅からのお付き合いある方々と
今でもこうしてお付き合いを続けていられることで
さまざまな情報を得ることができるのと
それ以上に
ずっとつながっているからこその感動や喜びが生まれます

年に一回だけのことですが
それでもこの日を楽しみにしてくれている方々が大勢いてくれて
お母さんたちは朝からたくさんの餃子を焼いてくれて
地域のキッズダンサーたちも学校から早くかえってきて
いっしょにライブに参加します

絆という部分では
いわき久ノ浜でであった当時幼稚園児だった子は
今では月命日ライブのメンバーであり
アーティスト名をHYSと名乗り堂々とライブをおこないますが
最近では小学生の音響好きなしょうりくんという後輩ができ
いっしょにラブフォーステージを作り出してくれています

月命日のメンバーはおじいちゃんおばあちゃんから孫の世代までがいっしょになって
「 たのしいね うれしいね おいしいね ありがとう!」というテーマの1日を作ります

支援者とか被災者とかという立場もなく
みんなでいっしょに作り出す月命日です

東日本大震災からの復興とは
多大な被害からあらためて学び
その学びを生かしたあらたな生き方を東北の若者たちが選択をして
新しい世界のあり方を示していくことではないかと感じています

当時子供だったみんなは大変だったかもしれませんが
なによりもさまざまな困難な状況のなかでも
子供達が今日笑顔で暮らせるようにと精一杯頑張り続けた親たちの背中を見て育ってきました

そんな子供達が作る新しい世界に期待している自分がいますが
そこまでにできることを精一杯おこない
キチンとバトンを渡していくことが
今の世界を作っている大人たちの仕事ではないかと思います

毎月4月11日の夜すべてを終えて片付けて復興住宅を後にするときに
ゆうきはじめ住民のみなさんは「いってらっしゃーい!」と言います

一年後帰ってくる時は
「おかえりなさい!」とも

仮設住宅の時からの約束で
ただいま、おかえりの関係でいきましょ
と言ったことをきっかけに
みんな家族だからと
いってらっしゃーいと送り出してくれます

こちらの住宅の皆さんたちの多くは浪江町請戸地区の方が多く
津波被害があった場所です

もう仮設住宅から考えると12年福島市での暮らしとなりますが
避難生活ではなく
この地に暮らすと決めた人たちも多くいます

ですが
震災前の浪江町で中華屋さんをやっていた方の餃子のほうが
福島市の有名な餃子よりも美味しいんだ!といって
中華屋さんのお手伝いをみんなでして
たくさんの餃子を作ってくれています

ふるさととはなんであるのか

いろいろと時がたてばたつほど考えさせられます

昨年の4月11日のレポートを一年経ってアップしていることお詫びします

日々のあれこれに追われ
おそくなってしまっています

能登活動もありますが
レポートも追いつくように頑張りたいと思います

能登活動とあわせて福島での活動も参加型の月命日もありますので
どうぞ
よろしくおねがいいたします

ありがとうございました

一般社団法人 LOVE FOR NIPPON 代表

CANDLE JUNE

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