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ラブフォーニッポン 今年もどうぞよろしくおねがいいたします


ラブフォーニッポンなみなさまへ
現地活動報告をいつもみていただきありがとうございます

2023年は12年目の活動となりますが
これまで紡いできた絆を大切に
復興活動を続けて参りたいと思います
どうぞ
よろしくおねがいいたします

毎月11日に福島県内で開催している月命日イベントCANDLE11thですが
1/11は福島県いわき市にある復興住宅での開催を予定しています
こちらは避難所時代からのつながりある親子が暮らしており
コロナ禍になる前にも何度か開催をしており
各地から避難されて住まわれている住民のみなさんとの交流もあるところです
自粛していたここでの活動ですが徐々に戻りつつある中で
久しぶりの開催となります

2/11は楢葉町のキャンドルナイトに合流する形で子供達と一緒にキャンドルをつくったりと
ワークショップもおこなうイベント型を予定しています

そして3月11日は毎年開催している
SONG OF THE EARTH 311 FUKUSHIMA2023の開催をJヴィレッジにて予定しています

https://songoftheearth.info/

「CANDLE11th」の集大成というべき11日のキャンドルナイトをはじめ
黙祷後におこなう「夢の大凧あげ」では福島各地の子供達の夢が描かれた
新潟三条凧協会による六角凧あげもおこないます
今年は葛尾村や浪江町や相馬市など
子供達の夢の大凧もあらたに加わる予定で現在製作を進めてもらっています

そして凧あげのあとは
双葉町のだるま市名物「巨大だるま引き合戦」もおこなわれます

Jヴィレッジの会場のなかでも目をひく全天候型練習場では中心となるフェスティバルも開催し
福島はじめ様々な地域の美味しいものや熱いライブが展開されます
毎年出店してくださっている各ブースでは楽しみや喜びがあふれ
たくさんの笑顔が生まれるはずです

また環境省と10年の節目からスタートしたシンポジウムも2日間にわたって開催します
Jヴィレッジのみならず双葉郡を知ってもらうための「ふたば、ふたたびツアー」も
3/11,12と開催予定となります

詳しい詳細は1/13に発表予定ですが
みなさんにもこの3月11日に福島でおこなうイベントに
ぜひ参加いただけたらと願っております

すでにこのイベントを作る側や
協力や協賛いただく側になっていただいている方も多くいらっしゃると思います
本当にありがとうございます

まだ参加したことがない
もしくは周りの方で興味がある方がいたらぜひお誘いしてもらいたいです

ソングオブジアースフェスティバル

当初はフェスティバルというメインタイトルで開催をスタートしました
私自身も多数のフェスティバルに仕事で関わっていますが
フェスティバルは「音楽コンサートではない!さまざまなコンテンツがあって
そしてなにより大義名分があるものだ」

日本のフェスティバルの先駆者フジロックの代表からはそんなふうに教わっていました

私自身被災地支援を2005年からスタートした時に
さまざまな問題に直面した際に
フェスティバルを作る仕事をしているノウハウや繋がりが活かされました
そして
時間が経つにつれて発生する風化問題や
被災地域における様々な問題を解決するためには伝えて続けていかなければいけないと考え
伝承するためにはを模索した結果
日本のお祭りの起源の多くに飢饉や災害があることにたどり着きました

「日本のお祭り」=「フェスティバル」

異論ある部分などもあるかもしれませんが
大義名分があり、美味しい食べ物やエンターテイメントが双方ともにあります

今の段階ではまだ
命日と言われる日に「何を楽しんでいるんだ!」「不謹慎だ!」とも言われるかもしれません

ではいつ「復興」を実感して喜び合うべきなのでしょうか

私は「平和の火」を2001年に灯したことから今の活動へと続いています
広島や長崎では毎年原爆が投下された日に
追悼が行われ、皆が悲しみます

だからこの「平和の火」は消してはダメだと言われました

ですが
わたしはずっと悲しみ続けることが亡くなられた方々の想いなのかと疑問に旅に出ました

各地の悲しみの場所でろうそくを灯し
そこに生きる人たちから学ばせてきてもらいました

そのなかでもらってきた答えは
「あの日のことを思い出して悲しんでもらいたい」ということではありませんでした

「あの日の出来事から学び、もう同じような悲しみが生まれて欲しくない」

そんな想いばかりでした

だからこそ伝え続け、そして解決しなければいけないと。

広島、長崎では
いつの日か核兵器がなくなり戦争がなくなることを訴え続けています

本当にその願いが叶った時には「平和の火」を消して「喜びの火」を灯し
お祝いができる日に進化するべきだと思います

3月11日の「ソングオブジアース」にはいろんなコンテンツがあります
フェスティバルを中心に
毎月11日の福島での活動では福島の仲間たちが自発的におこなってくれている今があります
CANDLE11thでは各地のみなさんの想いをキャンドルに書いてもらっています
そこに書かれている内容は
まだまだ原発事故によって続く悲しみの声や
津波被害の現状、また子供達のえがく未来の夢やねがい
たくさんの想いがあります
それらの想いがかなうようにとキャンドルを灯します

黙祷の後は
「みんなの祈り」を子供達の夢が描かれた大きな六角凧にのせて天高くとばします
「巨大だるま引き合戦」は原発のある町として知られる
双葉町のだるま市のメインコンテンツです

双葉町は昨年ようやく帰町宣言されましたが
まだまだこれからというスタート地点にいます
12年目でようやくスタート地点ですが、一方で「なぜそんな場所に帰すのか?」「危険なのになぜ?」という
現状を知らない方々の声も多くあります

住民のみなさんそれぞれに
家族で過ごしたり、追悼式に出席したりと大切な3月11日です
そんな大切な日に巨大だるまと一緒に
黙祷時間にいる場所としてこのイベント会場を選んでくださっています
ぜひ
双葉町のみなさんといっしょに綱引きをしてもらい
すこしでも双葉町の今を知ってもらいたいです

様々な問題はあらゆるプロフェッショナルと話し合っていかないと解決しないと考えます
そんな想いからシンポジウムをスタートしました
この2年最も力を入れているコンテンツです
ツアーとあわせて開催しています
「ふたば、ふたたびツアー」はJヴィレッジだけではなく
現地の今を知ってもらい現地の人たちとつながってもらうためのものです

3月11日がどんな1日になってもらいたいか

私は毎年かつての津波や原発事故の映像がながれ
現在の原発の安全性がニュースされ
みなが悲しんでいたり
問題を訴えているような1日になってもらいたくはありません

津波被害で家族を亡くされた仲間や
毎月11日を作ってくれている仲間
この日1日中大型駐車場から会場へピストンバス運行してくれる仲間
みんなそれぞれの3月11日があります

それぞれの3月11日というものがあるべきで
それぞれの大切にしたい3月11日が集まった時に
本当に意味のある場所と時間になり
「復興」という言葉の意味をみんなであらためて考えることができると思います

原発事故からの学びは福島県だけのものではなく
日本中が持つべきものだとも思っています

答えはすぐに見つからなくても
3月11日に福島にともにいることを選択をしてもらえたら幸いです

また1/7は双葉町でのだるま市となります
こちらもよかったら遊びに来ていただけたらと思います

どうぞみなさま
今年もラブフォーニッポンを
どうぞよろしくおねがいいたします

一般社団法人 LOVE FOR NIPPON 代表

CANDLE JUNE

こちらから活動の様子がみれます
お時間あるときにぜひ

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これまでの活動レポートはこちらをご覧下さい
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月命日に福島のみなさんからメッセージを授かっています。ぜひひとりひとりの想いを読んでみて下さい。
https://fukushima311.jp/

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