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2022年11月11日月命日


ラブフォーニッポンなみなさまへ
現地活動報告させてください

2022年11月11日の月命日は福島県福島市にある
第四中学校にて1日をつかっての3.11学習となりました

400名以上の生徒がいる中学校で
1日つかっての月命日を開催決定してくださった校長先生や職員、
親御さんたちには本当に感謝です

この生徒たちが幼稚園や小学校のときに
私たちは何度か訪問しており子供達とも交流していたので
覚えていてくれる子供達もたくさんいて
谷本さんの歌や踊りも一緒にできる子が沢山いました

またこの日は文化センターでのアート展に
LFNの大凧の展示もさせてもらうなど
福島のLFNメンバーが地域のためにと
ラブフォーニッポンのアクションを
積極的に現地活動につないでくれている実感も感じられました

5年前から
3月11日の14:46の黙祷のあとには
福島各地の子供達の夢が描かれた大凧を空にあげたいとして
新潟三条凧協会のみなさんに協力していただき
大凧製作し、福島LFNメンバーが各地の学校におねがいをして
それぞれ個性的な夢を描いてもらっています

この第四中学校でも書いてもらっていたので
この日は三条凧協会のみなさんにもきてもらって
お昼ご飯のあとはみんなで凧揚げを体験しました

残念なことにお昼過ぎは無風だったので
なかなかあげられなかったのですが
その分みんなで一斉に走ってあげるという共同作業を楽しんでいました

月命日の1日の動きですが
まずは私が311以降私たちの団体がどういった活動をしてきたか
そしてなぜ続けているかなどをお話しさせてもらいました

とくに毎月11日に各地で続けているキャンドルナイトの意味や
みんなの想いを灯すこと
そして子供達の夢を灯していることを伝えました

話の終わりには
すべての生徒にそれぞれの夢をキャンドルホルダーカップに書いてもらいました

将来なりたい職業があったり
どんな人になりたいかという夢があったり
いろいろでしたが、人の役に立つ仕事や人になりたいという言葉が目立ちました

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けんすけ先生がけっこんできますように

だれかの役に立ちたい

人のために行動できる人になりたい

天才になりたい

たくさんの人の役に立ちたい

医師になって被災地や小さな病院しかない地域の人々を助けて笑顔になってもらえるような人になりたい

自由に生きる

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午後の凧揚げあとには
体育館のステージがたくさんのキャンドルで灯され
みんなが描いてくれた夢のなかで
高校生民謡歌手の石黒加恩さんのライブや
同じく高校生のヒューマンビートボックスアーティストHYSくんのライブと続きました
すこしだけ先輩ということもあってか
ライブは大盛り上がりでした

夕方まではあっという間で全てが終わり校長室で先生たちとお話ししていると
いつもだったら
イベントなどに絶対顔をださない特別支援クラスの子供達も
みんな楽しそうに参加してくれていたということで、喜んでくださっていました

また部活動などしている生徒たちも最後まで元気な声で
ありがとうございました!さようなら!とみんなが挨拶してくれていました

福島市は発災当時そして原発事故後も
県庁所在地ではあるものの被災状況があまり伝わっておらず
なかなか支援がこなかったところでした
私たちも福島市に入って行ったのはそういった声を聞いてからのことでした

今福島支部長としてがんばってくれているけいこ先生も
当時は幼稚園の先生をされていて
この活動をもっと他の地域の学校にも届けてあげたい!と退職後から
支部長としてともに活動をおこなってくれています

そのときの幼稚園や小学校の子供達が中学生になっているのですが
そのお母さんたちも
子育てが大変ななかでも
月命日の活動をいっしょにおこなってくれています

震災学習というと
体験をされた語り部の方のお話しを聞いたり
防災訓練につながるようなことが多いと思いますが

私たちが12年間活動してきて実感していることは
支援させてもらうことで得られることの大きさです

たくさんの出会いがあり
出会った人の分だけそれぞれにしかない体験話を聞いてきました
そして肝心なことは
それでも生きるために懸命な方々の姿を目の当たりにして
できることをさせてもらっただけなのに
なぜかたくさんの勇気や元気をもらうのです

なにかのせいにして諦めたりせずに
じゃあどうする!と考えてはなしあい、何とかする
これはきっと普段の生活の中でもとても必要なことなのではないか

そしてそれらにはある法則があり
当たり前なことかもしれないけど
実は日々の生活ではわすれがちになってしまう
感謝をしっかり伝えること
相手のことを思いやること
自分の想いをつたえること

そして「おたがいさま」というフレーズです

私たちが311で学んだことを311を知らない世代や地域に伝えていくことは
通常の震災学習とはちがうものですが
でも
きっとこういったことをしっかり伝えないと
本当の意味での自主防災や地域防災は進まないのだと思います

ボランティア活動や慈善事業などではなく
もっと個人的なアクションの集まり

こうして学生たちに何をどうやって伝えたらいいだろうかというタイミングを
福島LFNメンバーにつくってもらえたことで
支援活動ではなく復興活動として行うべき内容がみえてきた1日でした

今年の11/11も第四中学校からぜひお願いしますと言われ
先週開催してきました

福島県内の学校でもこれからよばれたら積極的に開催して行こうと思いますが
福島県外でも
開催していくことができたら
「震災、津波、原発事故、風評被害」という
世界でも例がない4重苦の災害にたいしての理解度をあげることと
最後の風評被害を無くす事につながるではないかと思います

みなさまのまわりでもそういった機会がありましたら
企業研修でも学校の企画でもお声がけいただけたらと思います

どうぞみなさん

これからも
ラブフォーニッポンをよろしくおねがいいたします

ありがとうございました

一般社団法人 LOVE FOR NIPPON 代表

CANDLE JUNE

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