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2022年9月11日月命日
ラブフォーニッポンなみなさまへ
現地活動報告させてください
2022年9月11日の月命日は福島県本宮市の
高松山観音寺さんでイベント開催としました
こちらでの開催は何度目かになりますが
郡山支部長七宮さん家族がお寺のみなさんとやりとりをしてくれて開催できています
私たちが帰れるホーム的なお寺さんです
地域の皆さん達による
たくさんの出店や子供達が遊ぶエリアもあり
本当に地域のお祭り的なものに
わたしたちも一緒に仲間として入れてもらえている感じです
マジシャンや書道家の方などお寺のほうで呼んでくれている方々のステージがあったり
たくさんのワークショップも開催されていました
天気も良くそこかしこで笑い声が聞こえる賑やかな1日となりました
私たち東京から参加のメンバーは前日から福島入りしていました
川内村でひまわり畑をつくってくれているれいこさんのお宅で交流会をするためです
ひまわりが咲いたことやたくさんの野菜達の収穫
少ない人数ではありましたが
ひまわりアクションを絶やさないように楽しいひと時を過ごさせてもらいました
れいこさん達とすでに仲がいいメンバーもいましたが
初めて福島を訪れるメンバーも今回は連れていきました
普段の月命日だといろんなことをおこなうので
あっという間に時間が経ってしまい
なかなか現地の方との交流が取れないという月命日もあり
今回のひまわりから月命日という流れはとても良い機会と考え
福島の山の中で暮らすれいこさんたちとの交流
次の日は福島の海を楽しんでもらいつつも
月命日の観音寺へというLFNツアー的なものをしてみました
自分たちはもう色々当たり前になってしまっていることも
はじめて訪れるメンバーと一緒に旅をすると
あらためて当時の惨状やそれから今の復興過程を伝えたり
現地のみなさんにも、当時から今までのことを聞いてもらったりすると
新鮮な感じもあったり
忘れてはいけないなあということを実感したり
双方にとっても大切なアクションであることに気づかされました
観音寺のみなさんも
何度も交流を続けてきているからこその阿吽の呼吸的なこともありますが
はじめて福島に連れてきました。というメンバーがいてくれることで
いまだ残る問題や、新たに生まれている問題をどうやって伝えて行ったらいいのか
伝える側や伝えられる側の気持ちを考える瞬間が数多く感じました
れいこさんたちも
後からお寺イベントに参加してくれましたが
気がつけば
ひまわりなどの販売もLFNメンバーがいっしょになっておこなってくれていました
それぞれのメンバーが
それぞれに話し合い「どうしたらいいだろうか?!」を考え
誰かに相談したりしながらアクションを進めていく姿はとてもかっこよく
2011年当時の炊き出しや物資提供をしていた時から続けてきていると
すごい成長を感じてしまいます
当時は支援を受けていた側であった人たちが
率先してアクションしていて
県外から来たメンバーに指示をしていたりします
積極的に声をかけあい
紹介したり、いっしょにご飯を食べたりしている姿のなかには地域も様々で
年齢層も幅広くおじいちゃんから孫の世代までが同じ目線で仲良くなってくれています
このチームをつくるまでは確かに長い時間がかかりましたが
とてもほかにはないかっこいいチームだと思います
観音寺さんも
前住職さんが亡くなられて
息子さんが頑張ってらっしゃいますが
奥様はじめ周りのみんなが助け合っていて
これまでにはなかった勢いを感じる1日にも思えました
LFNのメンバーは誰から誰であってという線引きはなく
観音寺さんも大切な仲間であり
参加してくれて楽しんでいる子供達も一緒です
住職に御祈祷いただく際に
とくにそんな気持ちにしてもらえます
月命日の祈りの中にはもちろん亡くなられた方々や行方不明の方々への祈りと
のこされた遺族の方々や今も避難生活を続けるみなさんへの祈りがありますが
私たちのためにも祈ってくれています
その時に集うすべての人たちのために自分たち自身も祈る瞬間
この月命日を続けてきて良かったとあらゆる方々に感謝する祈りの時間となります
「復興」という言葉の持つ意味を成就させることや
「風評問題」などの問題をどうするかということへの答えは
やっぱり一つの答えではなく
あらゆる人が思考停止にならず
だれかや何かのせいにして終わらせることなく
交流しあいながら生きていくことであり
そしてまた3月11日という1日でもいいですが
月命日というタイミングでもいいです
旅行に行った際もでいいですし
どんな時でもいいですが
想いを馳せること
思いやること
そんな機会を持ちながら
それぞれが生きていくことではないかと思えました
活動団体としてはとても抽象的ですが
さまざまなご縁やきっかけからいろいろなアクションをしてきました
だからこそ今になって見えるものや
つながったことがたくさんあります
それぞれが得意なことで
悲しみが生まれた場所と繋がってみたり
「支援」という形を気にするよりも
「共に生きる」というあり方のほうが長く続いていき
続けていくことでしかみえない答えを、ともに感じることができるのではないかと思います
月命日に福島のお母さん達が用意してくれているご飯だったり
みずみずしい野菜たちからだったり
子供達が何も言わずも準備や片付けを手伝っている姿だったり
自分にとっては
みんなで一生懸命ならべてくれて灯す
キャンドルのひとつひとつの力強く灯る炎がたしかに教えてくれています
毎月毎月
様々な場所で様々な人たちと祈ること
祈り方も様々で感じ方も様々な月命日は
「なんのために祈るのか」という問いを明確にしてくれて
その都度答えを与えてくれます
9月11日は世界同時多発テロという悲しみが起きた日であります
自分の活動のターニングポイントでもありますが
今こうして月命日をみんなと祈っていることは
けしてあの出来事を忘れたわけではなく
あの日からの一歩一歩がここまで進ませてくれたんだと確信できるものになりました
世界の戦争をとめることはできていませんが
どうすればいいのかを実践し始めている実感をもてる9月11日でありました
自分ごとが長くなってしまい申し訳ありませんが
ぜひ多くの方が参加できる月命日の際にはぜひみなさんにも参加してもらいたいです
どうぞ
ラブフォーニッポンをこれからもよろしくおねがいいたします
ありがとうございました
一般社団法人 LOVE FOR NIPPON 代表
CANDLE JUNE
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