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2024/11/23(土) SOTEシンポジウム東京開催報告

ラブフォーニッポンなみなさまへ
活動報告をさせてください

私たちは311からの教訓を活かしていくために震災から10年の節目より
シンポジウム開催を続けています

被災地支援をしていると様々な「どうしてこんなことになるのだろう?」

「もっと横の連携ができていたら?」

「みんなの支援の気持ちがダイレクトに現地にいくためには?」

「そもそもこれまでの被災経験が防災に活かされていたら」

そんな気持ちになってしまいます

現在の能登活動でも
たくさんの残念な出来事に向き合うことになります

被災した地域のみなさんの多くは初めての被災体験で

「こんなことになるなんて!!」

「国とか行政はもっとなんとかしてくれないのか?」

初めて向き合う数々の困難があります

そして様々な支援の気持ちや物質的なものが現地に届いていても
平等性やさまざまなルールによって
今必要な人に行き届かないという悔しい出来事にも。。。

私は20年、被災地支援に携わっていることになりますが
災害はこれからも各地で起こり続けることをすべての国民がわかっていながらも
一つ一つの被災地での出来事のよかったことわるかったことを学び
それをこれからの街づくりに活かしていこう!というアクションまでに至ることがありません

いくつかの例を挙げれば
そんなことはないとも言えなくないですが
それでも1月1日から現在の能登をみてもらえたら
けして学びは活かされていないと断言できます

私たちは現地活動を行いながらも
経験からの学びを
これからの街づくりに活かしていけるシンポジウムをと1年間で8回開催しています

2024年11月におこなった東京開催では
LINEヤフー株式会社の米倉さんに基調講演をいただき
官民一体となった防災DXの今をつたえてもらいつつも
新たな取り組みを続けている実例を教えてもらいました

スターリンクを早くから設置して通信遮断状態からの復帰や
避難所や被災者などの情報統合など得意分野を活かしての社会活動の大切さも共有しました
プロボノ活動を推進しているなかで
https://www.lycorp.co.jp/ja/sustainability/csr/article/050/

能登活動でも様々な領域で活動発展がなされていることを知りました

この日もさまざまな立場の方々が集まってくださいました
省庁、行政、企業、大学生など集い話し合いをもちました

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日程 |2024年11月23日(土)14:00-19:30(交流会:17:30 – 19:30)
会場 |L stay&grow 南砂町
住所 |〒136-0076 東京都江東区南砂7丁目10−14
テーマ| 「災害大国日本を生きる」
趣旨 |災害支援を通じてあらゆる業界が関わりを持ち、あらたなコミニティネットワークを形成し、
    これからの日本の在り方を示していきます

プログラム
13:30 受付開始
13:55 会場オープン
14:00 スタート/一般社団法人LOVE FOR NIPPON 代表 CANDLE JUNE
「LOVE FOR NIPPONについて」
14:20 基調講演
講演:LINE ヤフー株式会社 米倉 隆介様
14:40 トークセッション
15:30 休憩
15:40 環境省プレゼンテーション
講演:環境省 環境再生・資源循環局 企画官
戸ヶ崎 康様
「「福島、その先の環境へ」~福島の今、今後の課題~」
15:50 トークセッション
16:10 能登支援 LOVE FOR NOTOについて
講演:能登町定住促進協議会移住コーディネーター事務局 次長 森 進之介様
16:20 トークセッション
17:30 フォトセッション
17:35 シンポジウム終了/交流会会場へ移動
17:40 交流会
19:30 交流会終了(予定)
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参加者
米倉 隆介さま LINEヤフー株式会社 公共戦略室 副室長
森 進之介さま 能登町定住促進協議会 事務局次長 / 移住コーディネイター
戸ヶ崎 康さま 環境省 環境再生・資源循環局 企画官
前田 知哉さま 環境省 環境再生・資源循環局 環境再生施設整備担当参事官室 主査
喜多川 宜則さま 大和ライフネクスト株式会社 ファシリティコンサルティング事業本部/企画運営部部長
種田 有希央さま 大和ライフネクスト株式会社 ファシリティコンサルティング事業本部 企画運営部 企画運営課
黒田 高碩さま パラレルキャリアLLC. CEO
北條 裕子さま 株式会社 SouGo 代表取締役社長
新谷 暢之さま 株式会社プリズム 代表取締役社長
平井 有太さま みんな電力 アーティスト・カルチャー担当
小林 綾子さま ディアジオ ジャパン株式会社 HRディレクター
田中 義朗さま 日本工営(株)事業戦略本部 官民連携推進室 シニアスペシャリスト
笠原 亮一さま 日本工営(株)防災マネジメント部 次長
池田 裕介さま 恒栄電設 営業企画本部 事業企画部長
田熊 大貴さま 恒栄電設 営業企画本部 事業企画部 企画グループ 主任
小林 健馬さま  恒栄電設 営業企画本部 事業企画部 企画グループリーダー
竹之内 帆里さま SPACEBALL LLC 業務執行社員
佐藤 希さま SPACEBALL LLC
香月 雄太さま SPACEBALL LLC
佐藤 夏美さま 一般社団法人SPORTS SOCIAL INNOVATION 地域プロジェクトマネージャー
植野 睦さま タオの食卓 三舟山田んぼくらぶ 主催
上入佐 慶太さま 日本航空株式会社 ソリューション営業推進部地域活性化推進グループ主任 / W-PIT 能登復興事業 統括
伊勢谷 縁さま カメラマン&ボーカリスト
山本 潤さま 新富士バーナー株式会社 開発部 係長
猪俣 慎吾さま キャンプコーディネーター / フォトグラファー
笠間 彩子さま 株式会社セブン-イレブン・ジャパン
市川 直樹さま 専修大学 法学部3年生
梶原 愛菜さま 工学院大学 建築学部建築デザイン学科3年生
清野 太耀さま 明治学院大学 1年生
片庭 向日葵さま 明治学院大学 1年生
武井 瞭さま 明治学院大学 1年生
松浦 克磨さま 株式会社電通アドギア アカウント・プロデュース本部 コンサルタント
野田 好希さま 株式会社電通アドギア アカウント・プロデュース本部
深町 秀介さま 東京電力パワーグリッド株式会社 川越支社川越地域グリッドサービスグループ
古澤 幹雄さま アクセンチュア株式会社 オペレーションズコンサルティング本部 マネージャー/SOTEシンポジウム事務局

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現在までに、能登でそれぞれに得意分野をいかして活動している方もいたり
実際、ご家族が被災された方もいました

阪神淡路大震災から30年となりますが
ボランティアというアクションも
ある意味で定着していきていることをこのシンポジウムでも感じました

一方でボランティアの限界や
ボランティア的なものに任せてしまっていることなども浮き彫りになりました

能登半島という遠い地域への支援の難しさを再認識するとともに
プロボノという新たな関わり方が
このシンポジウムでも実行している方や企業が多いこともわかりました

学生たちも参加してくれていますが
この日参加してくれたメンバーは能登にボランティア参加してくれていたこともあり
このシンポジウムのために企画書を用意してくれていました

学生でありながらも
能登の現状を感じた時に、もっともっと多くの人たちに知ってもらったり
感じたり、繋がってもらいたい!
そんな能登支援への熱い想いがこもった企画書に
賛同する大人たちが多数いました

それぞれがその後、連絡を取り合って何がどう発展するかわかりませんが
このシンポジウムを続けていることで
さまざまな出会いがあり、あらたなプロジェクトが生まれてくれています

直接的な支援活動であったり
被災地域での事業開発であったり
内容は様々ですが、
災害支援団体がおこなっているシンポジウムで
横のつながりが生まれてくれること自体が
私たちとしても望んでいることであり
能登支援に関しても、このシンポジウムネットワークがあるからこそ
現地で必要なものや人やことがすぐに集まったりしています

また風化が始まっていると言われる福島の現在も
こうして繋がっていることで
東京の方々に、13年が経過した現在のでも
福島各地の状況を伝えることができます

この日能登からは、家族を亡くし自身も大怪我を負った森さんにお越しいただき
災害の大変さを語ってもらいました

一年が経過しますが
能登の風化も始まっていると言われます

想いある方々がこのシンポジウムに参加いただいているので
森さんと「直接的に仲良くなってもらうこと」を目的として招待しました

現地のことを語ったり見せることはできますが
なによりも現地の人とつながってもらうことが一番であることは変わらないことで

皆さんを前に
森さんに大変な体験のお話をしてもらいました

まだ時間がそれほど経っていないからこそ
話せることと話せないこともある
きっとそれは聞いている皆さんもわかってくれたと思いますし
もし自分がその立場だったら!?という気持ちにもなってもらえたと思います

各地の災害支援はまだまだこれからです
そしてこれからも災害は発生していきます

自分ごととしておくことで
いざ身近なところで災害被害にあったとしても
より良い対処ができたり
私たちのネットワークを活用してもらうことに繋がれると思います

私たちは能登で活動をおこなっていますが
311からの学びが生かされているだろうかと考えると
それぞれの支援の中では生かされていても
システムにまで反映されたり
国民全体のイメージの改変までには至っていないと感じています

本来は日常的にもっと話し合われたり
防災に役立てていくことが必要ですが
多くの人が原発事故や津波被害に対して他人事になっており
自身が何らかの被災をしてはじめて自分ごとにするという現実は変わっていないため
非常に難しい問題だと思います

能登のみなさんと
福島のみなさんがもっと交流していくことで
被災地間交流を高め
その上で話し合いを深め、そこから生まれた有効的なアクションを提案していければ
次の被災地支援に役立ったり
あらたな防災の定番にもつながっていくのではないかと改めて感じました

私たちはこれからも各地でシンポジウム開催をし
さまざまな業種や年齢の人が集い話し合い
ときに具体的なアクションにまで発展させていくことを続けていきたいと思います

これからも支援活動
そしてシンポジウムや311学習など
これまでの経験を活かし
これからの社会をより良いものに作り出していけたらと願っています

みなさまのお力を貸していただけましたら幸いです

ありがとうございました

一般社団法人 LOVE FOR NIPPON 代表 
CANDLE JUNE

こちらから私たちの活動の様子がみれます
お時間あるときにぜひ
https://www.youtube.com/@Candle11th

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またぜひこちらをご紹介いただきたいです
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5338001

これまでの活動レポートはこちらをご覧下さい
https://lovefornippon.com/report

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月命日に福島のみなさんからメッセージを授かっています。ぜひひとりひとりの想いを読んでみて下さい。
https://fukushima311.jp/
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