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LOVE FOR NOTO (令和6年能登半島地震に関する活動レポート)10

ラブフォーニッポンなみなさまへ
現地活動報告させてください

能登半島での活動を継続しておこなっています

ゴールデンウイークの前半には
珠洲市や能登町でイベントを開催しました

珠洲市は、これまで炊き出しなどでお邪魔していましたが
蛸島地域に支援が来ていないという声を聞き
漁業組合さんや商工会さんや消防など
地域のみなさんの協力もあり
炊き出しや物資提供もかねたイベントを開催しました

私たちは能登町にベースを借りていて
そこから各地へ炊き出しなどおこなっていますが
ベースの掃除など片付けもだいぶ進んできたので
連休ではさまざまなワークショップを開催しつつも
ご飯やおやつも食べれるような環境を作り
子どもやおじいちゃんおばあちゃんなど、世代がいろいろでも
それぞれが楽しめつつ、いろんなお話ができる交流時間を作りました

谷本賢一郎さんが歌いに来てくれて
水墨家の土屋秋恆さんチームがワークショップやライブペイントもおこなってくれました

MARIYA SUZUKIさんも福島の月命日とおなじように
似顔絵ワークショップをおこなってくれたり
月命日メンバーのニノさんもキャンドルホルダーワークショップを開催

奈良からクロワッサンサーカスの団長もきてくれて
大道芸、綱わたりなどおこなってくれました

滋賀からはKEIさんが陶芸ワークショップやライブを、
新潟からは凧揚げの仲間である小林さんがボクシング格闘技ワークショップ
そして、日本キャンドル協会によるキャンドル作りや
富山支部長による珠洲市の海で集めたシーグラスや流木などを使った作品作りや
富山のお花屋さんのワークショップなども

能登高校書道部顧問の府玻先生の娘さんによる切り絵ワークショップや
地元小木のたくみちゃんによるマッサージなど
地元のメンバーも積極的におこなってくれました

また珠洲市出身のバーレスクダンサー
アヤマーメイドさんにはバーレスクダンスを披露してもらったりと
盛り沢山なエンタメを各地に落とし込みました

能登町小木にある大きなイカのオブジェを中心にキャンドルナイトをおこない
そこでダンスを披露してもらったり
能登町役場となりの広場でも
クロワッサンサーカスの綱渡りとあわせてダンス披露するなど
各地で開催してみました

とくに珠洲市の漁業組合の荷捌所でおこなわせてもらったときは
地域のみなさんがとても協力的でチームとなって最初から最後の撤収まで手伝ってくれていました

現在、避難所はほとんどが閉鎖されてきていますが
まだまだ大変な方々が数多くいらっしゃいます
わたしたちは朝ご飯の炊き出しをしたり
どんな人たちでも食べに来られるような場所での炊き出しを続けています

そうして様々な方々の現在の状況を聞かせてもらい
いろいろなリクエストにも答えられるようにしています

蛸島での開催も地域のみなさんの声があってのことでしたが
そんなみなさんもやるからには一緒に!と
地域の皆さんに声をかけたり
もちろん自身もたのしみつつも積極的に周りの方々に声をかけてくれていました

能登活動のメンバーの半分は地元の方々だったりします
まだ避難所で生活を続けるメンバーもいます

この段階からそういった仲間作りをしていかなければ
今後の支援はさらに難しくなるだろうと考えます

各地で作られている仮設住宅には集会所がありません

また仮設住宅からその先のビジョンもないまま引越しをされています

支援したい人たちはますます関係をつくりづらくなっていくでしょう

今後のビジョンがないままで多くの不安がある状態は家が無事だった人たちもです

災害支援をしたいと思ってくださる方々の多くは
災害に遭われた方々の声を聞きたいでしょうし
そういった方々に支援をつないでもらいたいと思っているはずです

ですが多くの支援、お金や物資やアクションは
住民に直接ではなく県や市町村にとなってしまいます

そこに本当に大変な想いをされている方々の声が届いているのであれば
きっと私たちが出会っている方々からの不満の声はそこまで大きいものにはなっていないはずです

物資提供してくださっている企業の方々も多くの物資を市町村に提供したけれど
それらが本当に困っている人たちの手に渡り
一助になっているだろうかと思うはずです

私たちは炊き出しをしつつも
提供させてもらってからはみなさんといっしょにご飯をいただき
いろんなお話を聞かせてもらい、一緒にできることを考え
そして実行していきます

わかりやすい支援団体ではないかもしれませんが
各地に震災をご縁に友人ができ、
その友人が地域の問題を教えてくれるので
その友人と地域の方々といっしょに問題解決しましょう
という流れにしています

ですから、私たちに物資提供してくださったり
寄付をしてくださったみなさんも
いつか能登にきてもらえたら、その友人たちを紹介させてもらいたいです

「あーあの時のサラダの野菜おいしかった!」
とか「あの時のコーヒーやデザートは今でも覚えているよ!」
ときっとリアクションが返ってくると思います

そうした繰り返しをしていくうちに
今度はうちにも遊びにきてよ!となれていったら
きっと被災者とか支援者とか、そういった関係ではなく
それぞれがありがとう!と思える関係になっていくのだと思います

能登の友達を各地に連れていくようにしています
被災地アピールをしてもらうことはある種酷なことだと思いますが
地理的になかなか簡単にはいけない能登半島と多くの方々がおもっているのであれば
みなさんが暮らしている地域に来てもらったらと考えます

能登半島に暮らす方々への支援をお願いしたい気持ちももちろんですが
それ以上に、もしみなさんが暮らしている地域で何か災害が発生した時のために
現在のリアルな支援状況を教えてもらえるんだと考えてもらいたいです

市町村や県に支援が集まるのと同じように

防災的なことも、被災された方々の声が集まり
大学やしかるべきところで話し合われ
各地の防災に落とし込まれていると思います

でも、いざ災害に遭われた時に
ほんとうにその地域の防災が機能するのでしょうか

これまで活動してきた災害地域で
防災機能が万全で支援がほとんど必要なかったという地域はありません

だからこそ生きた災害被災を学ぶべきだと思いますし
なによりも、いざという時にいち早く助けにきてくれるのは
かつての被災体験者の方々という事実が
これまで活動してきた災害地域で目にしてきた現実です

国や市町村に求めることは大切ですが
個人が被災体験者とつながっていることはとても大切なことだと思います

今はまだいくべきではないという言葉もありますが

大変な時にこそいくべきで
闇雲にいくべきではないですが
しかるべき現地活動団体の一員としていけるのであれば
大変な状況下のなかで暮らす方々と仲良くなることが
おたがいにとっての助けになるはずです

わたしたちはあらためて現地活動のための寄付をおねがいしています

物資提供も継続しておこなっていきますが
炊き出しやワークショップなど交流の場を増やしていきます

三菱UFJ銀行
代々木上原支店
普通 0081794
一般社団法人LOVE FOR NIPPON(イッパンシャダンホウジンラブフォーニッポン)

現地にはなかなか行けないという方々のためにも
6月29,30日には代々木公園で能登支援イベントも開催します

LOVE FOR NOTO

ぜひ二日間あそびにきてもらって
能登のものを購入してもらったり味わったり、
現地活動している団体とつながったりしてもらいたいです

なによりその2日間に集まっているアーティストや出店者たちはすべて
能登への支援を実行している方々です

そんな仲間たちの作り出すイベントにぜひ参加してもらい
それぞれができることでつながってもらえたらと願っています

どうぞこれからも現地活動を続けていきたいので
よろしくおねがいいたします

ありがとうございました

一般社団法人 LOVE FOR NIPPON 代表

CANDLE JUNE

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活動へのネット基金ご寄付はこちらからおねがいします
またぜひこちらをご紹介いただきたいです
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5338001

これまでの活動レポートはこちらをご覧下さい
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月命日に福島のみなさんからメッセージを授かっています。ぜひひとりひとりの想いを読んでみて下さい。
https://fukushima311.jp/
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