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2024/8/24(土) SOTEシンポジウム双葉町開催報告
ラブフォーニッポンなみなさまへ
現地活動報告をさせてください
私たちは311からの教訓を活かしていくために震災から10年の節目より
シンポジウム開催を続けています
一年間で福島県内で4回、東京で2回、大阪や能登などでも開催しています
被災地支援をしていると「どうしてこんなことになるのだろう?」
「もっと横の連携ができていたら?」
「みんなの支援の気持ちがダイレクトに現地にいくためには?」
「そもそもこれまでの被災経験が防災に活かされていたら」
各地でそんな気持ちになってしまいます
現在の能登活動でも
たくさんの残念な出来事に向き合うことになります
被災した地域のみなさんの多くは初めての被災体験で
「こんなことになるなんて!!」
「国とか行政はもっとなんとかしてくれないのか?」
初めて向き合う数々の困難があります
そして様々な支援の気持ちや物質的なものが現地に届いていても
平等性やさまざまなルールによって
今必要な人に行き届かないという悔しい出来事にも。。。
私は20年被災地支援に携わっていることになりますが
災害はこれからも各地で起こり続けることをすべての国民がわかっていながらも
一つ一つの被災地での出来事の「よかったことわるかったこと」を学び
それをこれからの街づくりに活かしていこうというアクションまでに至ることがありません
そして何よりも311の経験を活かさなければいけない大きな点はエネルギー問題です
原発事故の本当の被害とは?これから変えていくべきこととは?
8月に行った福島県双葉町開催では双葉町伊澤町長に基調講演をいただき
発災から現在そしてこれからの双葉町のことをお話いただきました
また能登町からも友人たちに来ていただき、現在の双葉町のことを知ってもらい集まってもらったみなさんには
能登のことも知ってもらいました
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SOTEシンポジウム双葉町開催
◆会場
:双葉町産業交流センター 会議室
◆住所
:〒979-1401 福島県双葉郡双葉町中野高田1番地1
◆テーマ
:原発事故からの再生
◆趣旨
:原発事故から13年
これからはじまる町の再生に大切なことは
プログラム
15:50 受付開始
15:55 会場オープン
16:00 スタート/ 一般社団法人LOVE FOR NIPPON 代表 CANDLE JUNE
テーマ:「LOVE FOR NIPPONについて」
16:20 基調講演 双葉町 町長 伊澤 史朗様
テーマ:「東日本大震災・原発事故と双葉町の復興状況について」
16:50 トークセッション
17:50 休憩
18:00 能登関連/LOVE FOR NOTOについて
講演|能登町定住促進協議会移住コーディネーター事務局 次長
森 進之介様
トークセッション
18:55 フォトセッション
19:00 終了
基調講演者
【講演者】
伊澤 史朗(いざわ しろう)
双葉町 町長
【講演者】
森 進之介(もりしんのすけ)
能登町定住促進協議会移住コーディネーター事務局 次長
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伊澤町長のお話から双葉町の発災からこれまでの
多くの悲しみと苦労と、少しずつではあるが復興に向けての道のり、そして葛藤
時間が足りないくらいたくさん伝わりました
私たちシンポジウムメンバーである大和ライフネクストさんが
このシンポジウムに参加したことをきっかけに双葉町にホテル建設を進めてくれていること
そしてこの日にも多数出席してくれましたが
新潟三条凧協会の皆さんたちは
「ただいま おかえり 双葉町の夏」というイベント内で
三条凧合戦双葉場所を開催してくれています
発災から13年が経過した現在ですが
まだまだ2年前から本格的な復興活動が始まった双葉町
私たち団体の活動だけではここまでできなかったことが
シンポジウム開催を続けていることで
さまざまな方が双葉町や中間貯蔵施設の内容を知り
それぞれの得意分野での関わり方で双葉町と繋がってくれています
能登から来てくださった能登町役場職員小川さんは
双葉町の駅を降りてみて片方の復興住宅が並ぶ姿から
「いい雰囲気だなあと感じたものの
その後駅を降りてみた光景は発災からこれまでそのままとなった朽ち果てた建物があったり
バリケードがあり立ち入り禁止区域があることを目の当たりにし、現実は厳しいことを知りましたと。」
「私たちにできることはしたいし、自分たちの能登の早期復興とはなんだろうかと改めて感じた」
とおっしゃっていました
町長はやはり町の復興としては元の住民が帰ってくることだろうけど現実的には厳しい
それでも伝統や文化は残すべきだし
この災害を受けてさまざまな出会いがあるなかで
新潟三条凧合戦の双葉場所も新たな伝統文化として取り入れていくべきだとおっしゃってくれました
13年が経過し、もう直ぐ3月11日を迎えようとしています
わたしたちは福島での活動もこれまでと変わらず続けていますが
1月2日からは能登活動が始まりこの年末年始も能登活動を続けています
能登では支援が引き算されていますが
あらためて大変な状況な方々が浮き彫りになってきています
別々の場所ではありますが
双葉町は13年が経過した今でも帰れない場所がたくさんあります
中間貯蔵施設ができたことで帰れない地域や
除染ができていないままの山々
地域の声があがらなければ
行政や国は動けないことはわかっています
でも地域の方々が声をあげれない環境があることも知ってもらいたいと思います
私たちはシンポジウムを続けていきます
さまざまな職業のスペシャリストたちが集い、手を取り合い
悲しみが生まれた場所に光を取り戻していきます
だれかのせいにすることなく
自分でできることを
自分にできないことはできる人を探し
おたがいさまだからねと挨拶しあいながら
子ども達に、そのまた子ども達に気持ちよく引き継いでいけるそんな日本を作っていきます
12月31日の夜は能登町宇出津のいやさか広場で年越しキャンドルナイトイベントを開催します
カウントダウンの地域のみなさんがあげる花火とともに追悼の灯火を灯します
1月1日の15:30からは能登町の白丸という地域
津波被害と火事の被害がひどかった地域ですが
白丸公民館で地域の人たちと一緒にキャンドルナイトを開催します
いやさか広場でも1月1日15:30から18:00までキャンドルナイトを開催します
16:10黙祷をそれぞれの場所でおこないます
もしこれそうな方がいらしたらぜひ遊びにきてください
温かい食べ物や飲み物など差し入れ大歓迎です
とても寒く毎日雪が降る能登ですが
寒くなり雪が降ると発災当時のことを思い出します
ぐちゃぐちゃだった道の上に積もる雪
一年が経とうとしていますが
まだまだ通れない道もあれば倒壊した家屋もあります
「お正月に家族で集まりたかったけど仮設は狭すぎて呼べない」
「あの日に能登にはいたくはない」
「友達と金沢で飲みまくります」
いろんな能登の方々の過ごし方がありますが
支援者側もあれから一年というタイミングに能登にいたいという人が多くいます
私たちはOPEN JAPANという支援団体といっしょに年越しイベントをおこないます
支援者同士が一年の労をねぎらい
これからの支援の形をはなしあい協力しあうことができたらと思います
今日も2月1日の月命日に色々やってほしい!という依頼から打ち合わせしてきました
これからも月命日に活動を続けていきます
ぜひ参加してみたい、協力したい
協賛したいという方がいらしたらおねがいいたします
1月25日は福島県郡山市にてSOTEシンポジウムを開催します
参加したいという方はぜひ連絡ください
2024年の活動もまだまだ続きますが
どうぞこれからもよろしくおねがいいたします
ありがとうございました
一般社団法人 LOVE FOR NIPPON 代表
CANDLE JUNE
こちらから私たちの活動の様子がみれます
お時間あるときにぜひ
https://www.youtube.com/@Candle11th/
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◼️LFN活動支援 <Yahoo!募金>
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◼️LFN 能登半島地震募金 <Yahoo!募金>
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代々木上原支店(普通)0052628
◼️これまでの活動レポート
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◼️毎月11日の月命日に福島のみなさんからメッセージを授かっています。
ぜひひとりひとりの想いを読んでみて下さい。
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