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2023年1月11日月命日 福島県いわき市復興住宅にて


ラブフォーニッポンなみなさまへ
現地活動報告させてください

2023年1月11日の月命日は福島県いわき市にある復興住宅でおこないました

2011年に福島県郡山市ビッグパレットが最大の避難所とされていましたが
そこで出会った富子さんしんちゃんという親子が暮らしています

避難所では段ボールと毛布だけでみなさん過ごしておられ
米倉涼子さんに出資していただき、風評被害で苦しんでいた茨城県袋田の滝温泉へバス2台で
家族それぞれのお部屋でふかふかのお布団と楽しい時間をすごしてもらおうという企画をさせてもらったのですが
その際のメンバー選出をお願いした時からのおつきあいです

参加されたみなさんはとても喜んでくださり
その後の新潟でのお米作りツアーなどに発展していきました

仮設住宅へ移行してからも富子さんのうちには常に人が集まり
私たちも自分たちの実家のように毎回お邪魔して
ご飯をご馳走になっていました

いろんな出会いや別れ、避難者同士でのいざこざ
派閥争い、役場や社協との軋轢や、隣の村との対立、、、、。
避難生活に起きてきた様々な問題をいつもいっしょになって話し合ってきました

数え切れないくらい
たくさんお世話になり
数え切れないくらいたくさんの避難者の方々をわたしたちに繋いでくれました

富子さんも大怪我したり
体調をくずされたりで、月命日参加が少なくなってしまいましたが
毎年復興住宅にお邪魔して一緒にご飯をしています

仮設住宅での問題と
生活環境が向上した復興住宅では問題もちがうものが発生します
多くは孤独死となりますが
コロナ禍の際はとくに
交流ができなくなってしまったので増えてしまいました

復興住宅にはさらにさまざまな地域の方々が暮らすことになるので
自治会運営も大変そうで
交流がまったくなくなってしまうところもあります

富子さんがいてくれることで
こちらの復興住宅にも定期的にくることができ
この日も
みんなでお茶したり
ビンゴ大会をしたり
ライブステージなどでもりあがりました

皆さんが書いてくれたキャンドルメッセージの一部です

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みんながんばっているけど、もっとできることがあるはず。福島の人間は、全国に伝えていく責任があるね

震災から10年 心とは満たすべき「器」ではなく、燃やすべき「炎」であると感じた。
いただいた心の燃料をいつまでも燃やし続けたい。

東日本大震災のような地震はもういいです。家がこわれます。何回も家がこわれたのでもういいです。

あの日、突然失った命をわすれることができません。
心にいつもそのことを残しておきます。
皆さんに心の平和がもどりますように。

何年経っても、あの日のことは忘れません。命があることに感謝して、日々を大切に生きていきます。

どんなことがあろうとも、未来は明るい 希望をもって笑顔で生きよう

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今まさに能登半島地震の最中ですが
福島のみなさんが支援にむかっていることを多数耳にします

来週も楢葉町のみなさんが
たくさんの物資を託してくれることになりました

それぞれの想いが具体的になって
アクションできる人も多数いますが
やはりもっと根本的なルールやイメージなどを変えて行かない限り
災害経験が
これからの防災に活きることにはならないと感じています

私たちは復興住宅での生活までをご一緒できるような関係性を初動の支援活動から意識しています

せっかく助かった命でも
避難生活において辛いことがあったり、栄養不足や環境問題から
命をおとしてしまったり、ながい避難生活の先に孤独死などが発生しないような仕組み作りの提案のためにも
初動から長い活動を続け
シンポジウム開催などから
これからの災害対策や防災についての提案書をまとめていくことを
もっと本気で取り組んでいきたいと感じました

富子さんと進ちゃん親子が
この日とても喜んでくれました

最後に写真をとっていたら
水害被害からのお付き合いある平等院さん夫婦が偶然通りかかり 
一緒に写真を撮りました

さまざまな災害がきっかけてご縁をいただき
そんな仲間たちの合言葉は
「おたがいさま」です

忘れることはできませんし忘れたいわけでもない
その経験を過ちを
これからの世の中に活かしてもらいたい
もうこれ以上私たちのように辛い思いをしてもらいたくないから

支援活動を続けていると
たくさんの問題を発見します

原因や解決策もわかるのですが
なかなかそこまで進むことができません

日本人の特性か地域性か
自分よりもっと大変な人がいるから
我慢しなくちゃと口を閉ざす人が多数です

だからこそ私たち外の人間がその人たちの声を
経験を形にして残し、そして改善していかなければ
本当の意味での追悼はできないと考えます

きっとこれまでの災害地域の多くの方々が
現在の能登半島地震被災地域のニュースをみて
やりきれない想いでいると思います

わたしたちは能登半島地震支援活動を続けていきますが
福島での活動もそういった意味ではもっと重要で
これまでの経験を福島から発信し
日本中にそして世界に伝えていかなければいけません

どうか
私たちの活動にこれからもご支援よろしくおねがいいたします

ありがとうございました

一般社団法人 LOVE FOR NIPPON 代表

CANDLE JUNE

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月命日に福島のみなさんからメッセージを授かっています。ぜひひとりひとりの想いを読んでみて下さい。
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