report | 2024.3.7 Thu

ラブフォーニッポン現地活動報告2023年2月11日楢葉町にて

ラブフォーニッポンなみなさまへ
現地活動報告させてください

2023年2月11日の月命日は福島県楢葉町にて開催しました

ここ数年は毎年2月11日の月命日は
楢葉町での開催となっていますが
実は楢葉町のみなさんも毎月11日の月命日にキャンドルナイトを開催してくれるようになりました

楢葉町役場職員でありながらも
ラブフォーニッポン楢葉町支部長を務めてくれている松本くんが
毎年各地で月命日キャンドルナイトをJUNEさんたちがきてくれてやってくれるけど
そろそろ自分たちでやらないといけないのではないか？と提案してくれて
毎月楢葉町でも独自に開催をしてくれるようになりました

楢葉町のアンバサダーを務めさせてもらっていますが
毎年この日にキャンドル作りワークショップを開催して
地域のみなさんや遠方からもこのワークショップに参加するために来てくれた方々と
キャンドルを作りながらも
311から現在までのお話などをさせてもらっています

この日も楢葉町以外のところから来てくれた家族がいたり
毎回楽しみにしてくれている方もいて
楽しい時間を過ごしました

月命日メンバーがお昼ご飯を用意してくれていて
開催前には役場職員の方々と一緒にご飯をたべながら
これまでのことや、これからのことなどを話しました

わたしがいつか双葉町でワンタン屋をやりたい！といったらさっそく福島のお母さんたちが
試行錯誤してワンタンを作ってもってきてくれました

発災直後からの付き合いである富子さんはこれまでたくさんの地域の人をつないでくれました

そして福島県外から参加している支援メンバーにいつもたくさんのごはんを出してくれてます

中でもとってもおいしい牛すじ煮込みはみんなに大人気で
この日も作ってきてくれていました

福島での活動だけではなく
各地のフェスティバルでも
この味をカフェメニューとして出させてもらったこともありました

この日ワンタンをつくってくれた佳子先生の作る
玉こんにゃくがとっても美味しくて、同じようにフェスメニューにしてもらっています

このワンタンものちに改良を加えてフジロックでの出店へと繋がりました

被災地支援のうれしいことは
普段ではなかなか出会わない人たちが出会うこと

そしてその出会いから新しいものが生まれることだったりします

地震や津波、そして原発事故はとても辛く悲しい出来事をたくさん産みました

それでも
あれがあったから
今こうしてフェスティバルに来て若い人たちと一緒になってお店やってるんだよね

と言えてみたり
能登で地震があったらさっそく楢葉町のみなさんが物資を提供してくれて
その代表として松本くんがいっしょに能登に行ってくれる

私たち団体が福島で毎月おこなっているキャンドルナイトも
楢葉町の人たちが自分ごとにしてくれて開催してくれていて

災害が発生したらすぐにアクションを一緒にしてくれること

そんなかけがえのない繋がりが
あの311がもたらしてくれたのだと思っています

現在でも福島県の浜通りの一部の方々は自分の家に戻ることができません
津波被害地域もまだまだ復興したとは言えません
そして亡くなったご家族たちは帰ってきません
いろいろ仕方のないことだとは思いますが
それでも
その悲しい経験をキチンと活かすことができなければ
きっと被害に遭われたみなさんは浮かばれないと思います

同じような悲しみの家族がうまれることはとても切ないことだと思います

楢葉町のみなさんは
こうしてキャンドルナイトをおこなったり
キャンドルをつくることをすることで
311を知らない世代にも伝えていこうとしているのだと思います

そして私たちも
311で起きたこと
その後に発生した問題
現在も解決していないこと

じゃあどうするべきなのか
の答え探しを続けています

もうすぐ3月11日がやってきます
13年が経過し、14年目となりますが
楢葉町にあるJヴィレッジで今年もイベントを開催します

https://songoftheearth.info/

3月10日には双葉町駅前でキャンドルナイトを開催します

https://songoftheearth.info/sote2024/candle_night2024/

3月11日は月曜日ですが
よかったらお仕事を休んで福島に来てもらいたいです

追悼すべき日でもありますが
福島や東北の復興を感じるべき日でもあると思います

東北で311当時からどこかにご縁ができた方はその場所に
そういった繋がりがない人はぜひこのイベントに来てもらいたいです

「それぞれの311」が集う場所と時を用意しています