report | 2024.4.13 Sat

LOVE FOR NOTO (令和6年能登半島地震に関する活動レポート)8

ラブフォーニッポンなみなさまへ
現地活動報告させてください

　
能登半島地震支援ですが
今年の3月11日開催のsote311に向けて
Facebook Japanさんがソーシャルキャンペーン
「あなたのいいね！が花になる Flowers for 3.11」をおこなってくださいました

4回目となる今年は、
Meta日本公式Facebookページ上で実施した特集「3.11と1.1に想いを寄せる～共に～」
に寄せられた想いがsote311だけでなく、能登へのお花となって届きました

私たちは1/2から能登支援をおこなっていますが
能登へのお花は切り花ではなく根があるもので
継続して想いを届けていくことができたらとして
福島県三春町と塙町から桜の木の苗木をご提供いただき
それを能登町柳田植物園さんへソメイヨシノ10本と、枝垂桜6本を3/24に贈呈し、
能登高校さんにも3/30に枝垂桜4本を贈呈し、
能登高校生たちとともに桜の植樹をおこないました

さらに、寄せられた福島と能登への想いがこもったコメントは
「メッセージボード」という形で、能登にも届きました

この日は能登高校生たちの想いを描いた新潟三条凧協会さん協力のもとの凧揚げから始まり
桜の植樹のあとはシンポジウム開催と盛り沢山でしたが
気持ちの良い天気のなか
高校生たちと楽しい時間を過ごすことができました

シンポジウム後には能登入りしてくださった皆さんをお連れし
被災地域を巡って状況説明などをさせてもらいました

能登町の小木港は海の水がすこしずつ街を浸食しており
徐々に海のほうに引き寄せられている状態の場所があります

白丸地区というところは津波被害がひどく
能登半島地震ではよく輪島市の朝市が取り上げられますが
能登町の白丸という地域も認識してもらえたらと伝えました

なごらという地域もあるのですが
そこは船の停泊場所で岸壁が崩壊し道路も海に沈みました。

その地域の他の住宅は当初平気だったのですが
日が経つにつれて
海に引き寄せられてしまっています

これまでの津波被害地域と異なり
港が低い能登の特徴でもあるかもしれませんが
日が経つにつれて被害が増しているという恐怖をご参加いただいたみなさんに知ってもらいました

桜の木はまだまだこれから成長していき花を咲かせます

震災が発生した年に植えたこの桜たちが
花開く頃には
高校生たちがこの街を担っていく時だと思います

私たち支援者は今はさせてもらえることをしていますが
いずれは
この震災をご縁として
能登を楽しませてもらう側になれることを夢見ています

Facebook Japanさんのソーシャルキャンペーン
「あなたのいいね！が花になる Flowers for 3.11」も4年続けてもらっています

津波被害や原発事故、そして風評被害からの復興はまだ時間がかかります

そして311からの学びが活かされているとは言えない能登半島地震の現状

発災から3ヶ月

様々な問題に対して、もっと多くの支援が必要だと感じていますが
今回のアクションのように
それぞれの得意なことでさまざまな悲しみに対してアクションをおこし
そして継続していくことで
あらたな出会いや繋がりを生み、その場所や関わった人たちに喜びを感じられるものになれる
能登高校での桜の植樹の際に思いました

新潟三条凧協会のみなさんも様々な職業の方がいて
今回の桜の植樹に植木屋さんチームが快く重機と共に参加してくださいました

また
三条からもオリーブの木やソメイヨシノも提供していただきました

私たちが活動を続け、現地での繋がりをもつことで
かつての被災地域の方々が力を貸してくれたり
あらたな人の繋がりが生まれています

ネット上でのネットワークの有効性も三条市の方々はいいます

「かつて三条で水害被害があったときにFBコミュニティーができていて
そのコミュニティーが現在でも台風や地震が発生したときなどに役立っているんだよね」

さまざまな道具は使い方次第でよくもわるくもなります

ネット上のコミュニケーションツールの良し悪しもあると思いますが
その運営側の代表者が実際の被災地に足を運び
地域の方や高校生たちと交流してくれたことはとても素晴らしいことだと思いました

もっともっと多くのさまざまな業種のリーダーたちが現地に入り
実際の状況や地域の方々との交流が進むことが
復興への早道であったり
これからの防災強化とつながっていけると思います

現地活動をしたいという方はぜひ返信していただけたらと思います

どうぞ

これからもご支援のほどよろしくおねがいいたします

ありがとうございました