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LOVE FOR NOTO (令和6年能登半島地震に関する活動レポート)9

ラブフォーニッポンなみなさまへ
現地活動報告させてください

能登半島での活動を継続しておこなっています

今年の3月11日の福島でのイベント
SONG OF THE EARTH 311に
能登で避難生活を続けている方々や高校生をお招きしました

能登高校書道部のメンバーには
黙祷後に空にあげる福島の子供達の夢が描かれた大凧に
自分たちの夢もかいてもらって
福島の子供達の凧と一緒に空にあげてもらいました

発災してまだ3ヶ月という期間での福島の旅は
いろいろと大変だったと思いましたが
その後能登高校へ訪問した際には
校長先生たちからとても感謝されました

「福島に行く前と後ではまるで別人かというくらいに元気に積極的な子になった」と

この福島への旅が良い影響を及ぼしたのであれば
ぜひ今度は新潟から能登へ三条凧協会にもきてもらいたい!
と新潟メンバーにお願いをしました

新潟メンバーは快く受け入れてくれて
多数のメンバーが三条六角凧をもってきてくれました

能登高校書道部は卒業した先輩たちも集まってくれて
それぞれの想いを凧に書いてくれました

そして野球部が練習していたグランドにみんなで行って
いっしょになって凧揚げをしました

そのあとは高校生も混じってのシンポジウム開催

福島はじめ各地で開催しているシンポジウムを
このタイミングで能登で開いたのは
今の大変な状況をすこしでも体感してもらい
その上で支援をしてもらえたほうが
どれだけ酷かったかという場所が支援をしたことでどう変わっていくかを
それぞれの自分ごとにしてもらいたかったのと
高校生や凧協会のメンバーも楽しみながら交流することで
支援を難しく考えすぎないようにしたり
シンプルに交流が進むようになれたらと考えてのことでした

シンポジウムでは
能登の被災状況や
私たちの活動が福島でなぜ現在も続けているかということを知ってもらいました

13年が経過してもなお
支援したい!というメンバーが多数いて
「おたがいさまネットワーク」というものがあることを能登のみなさんに知ってもらいました

まだまだ被災してまもないので
能登のみなさんの気持ちをいろいろ聞き出すことは難しいところもありましたが
最初の交流としてはよかったのではないかと思える1日になりました

またシンポジウムのあとは
小木の港や
船の停泊所の深刻な被災状況を見てもらったり
能登町でも
津波と、その後の火事の被害があったということを知ってもらう
現地ツアーも開催しました

ツアーの合間には
イカモールのイカキングとの記念撮影もありましたが
こちらの港も
ぱっと見た感じでは問題ないようにみえても
イカモールの裏の港は海のほうに徐々に引っ張られている状態であり
この地域の震災被害は終わっておらず
現在進行形であるという恐怖を参加したみなさんに知ってもらいました

新潟三条市もかつて水害被害にあっており
多くの支援に助けられた経験があるので
「おたがいさまだからね」と
各地の被災地へ支援してくれています

このツアーのあと
凧協会のメンバーの植木屋さんは
能登高校へオリーブの木や桜の木を提供してくださり
後日改めて植樹しに来てくださいました

それぞれの得意分野で被災地域とつながることが
もっとも素敵な支援活動です

発災直後に必要なものや、ことや人もいますが
その後に必要なものや、ことや人もいます

それぞれの業種によって時期や内容もいろいろです

私たちの団体は、危険な場所やハードな作業はせずに
人と人を結びつけたり
にぎやかしを作ったりしています

軟派な支援団体であり続けたいとすら思っています

スーパーボランティアが増える事情は
そもそもこの国のシステムや美意識が影響もしていますが
多くの支援者がスペシャリストになっていくと
なかなか簡単に被災地に行くことがむずかしくなります

もっと多くの方々が
それぞれの得意分野で関わることができたら

いっしょにご飯を食べたり
遊んだりすることだって大切な交流だと思っています

なぜなら
仮設住宅やその先の復興住宅などでは
心のケアということがあります

今からどれだけ優しい関係性がより多く築けているかが大切です

「支援をしてくれた人には頭があがらない」
というすごくありがたい支援も大切ですが
感謝されるという関係性だけではなく
友達になれる関係が大事だと思います

困ったときはおたがいさまとして
仲良くなれる関係が続いてくれているほうが
支援が去っていき
「自立を促す」
なんて言葉が世間に溢れていったとき
まだまだ避難生活を続けている方々の中には
喪失感を感じ
心の病となる方々がでてきます

そんなときにも
仲良くなっている人たちがいたら
支援の引き算を感じたとしても
地震がつないでくれたご縁があれば
愚痴をこぼしてみたり、いろんなことが話し合える仲間ができます

私たちの活動は小さなアクションですが
それでも各地から集うメンバーそれぞれが現地の方達と仲良くなってくれています

まだまだ
大変な状況ばかりが目につく能登ですが
ここまでに寄付や物資提供、
現地参加、協力してくださったみなさんのおかげで活動をおこなうことができました

本当にありがとうございます

現地に来られたみなさんは
それぞれに地域のみなさんとつながりが持てたり
メディアからは伝わらないリアルを感じてもらえたり
いろいろと感じるところがあったと思います
そしてそれらを周りの方々にも拡散してくれているとも思います
それぞれの自分ごとになることが
大切な支援ではないでしょうか

これからも
もっとこの繋がりを広げていきたいので
みなさんのお力を貸してもらえたら幸いです

物資提供も継続しておこなっていきますが
炊き出しやワークショップなど交流の場を増やしていきます

なによりも
活動資金が厳しくなってきており
みなさまにもあらためて
ご寄付のお願いをさせてもらえたらと思います

三菱UFJ銀行
代々木上原支店
普通 0081794
一般社団法人LOVE FOR NIPPON(イッパンシャダンホウジンラブフォーニッポン)

6月29,30日には代々木公園で能登支援イベントも開催を予定しています

これからも現地活動を継続していきたく
どうぞ
よろしくおねがいいたします

ありがとうございました

一般社団法人 LOVE FOR NIPPON 代表

CANDLE JUNE

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活動へのネット基金ご寄付はこちらからおねがいします
またぜひこちらをご紹介いただきたいです
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5338001

これまでの活動レポートはこちらをご覧下さい
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月命日に福島のみなさんからメッセージを授かっています。ぜひひとりひとりの想いを読んでみて下さい。
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