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2025年5月1日 ONE NOTO 珠洲市仮設住宅にて

ラブフォーニッポンな皆様へ
現地活動報告をさせてください

福島月命日活動や能登活動
その他の活動の報告が遅くなってしまい申し訳ありません

2025年5月1日は能登活動ONE NOTOと称している月命日活動をおこなってきました

場所は珠洲市の仮設住宅です

月命日の前日には能登町小木のこども園訪問をして
谷本賢一郎さんのライブで盛り上がりました
いつも月命日の前の晩は能登各地で繋がった人たちと交流会を開いていますが
この日の夜もとても充実した夜となりました

月命日当日には
瑛人さんが仲間たちと来てくれたこともあり
能登町の松波という地区の小学校にも訪問して
生徒や先生たちにも喜んでもらえました

こちらは被災が酷かった地域であり
小学校も仮設で行っているというところです

子ども達との楽しい時間の後、校長先生としばらくお話しさせてもらいましたが
被災地域の現状が世間にあまり伝わっていないなあと改めて感じました

毎月、月の終わりと始まりに毎回賑やかなイベントを能登でするようになって一年が経ちますが
新たな支援者が来てくれたり、現地でも手伝ってくれる仲間が増えてきました

以下は参加してくれたスタッフのレポートです

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<0501 能登月命日活動ミニレポート>

今回の月命日活動では、
珠洲市立直小学校横の仮設住宅 野々江町第2団地前にお邪魔させていただきました。

音楽ステージでは、谷けんさん、EKACHOKIというユニットとして
「香水」やオリジナルの曲を瑛人さん・KAIさん・りくさんが、
そして直小学校出身のバーレスクダンサー Aya Mermaidさんがダンスを披露してくださいました。

ワークショップでは、金沢から何度も能登活動に参加してくれている
イラストレーターZenchang(ゼンちゃん)による似顔絵ワークショップや、
デザイナーの藤本あゆみさんによる母の日に向けたワークショップが行われました。

午後から活動をさせていただきましたが、天気にも恵まれ、
仮設住宅にお住まいの方々や近隣住民の方々、
学校が終わると小学校からも沢山の生徒さんが遊びに来てくれました。

仮設住宅のある場所からは、海が見えました。

綺麗だなと私たちが話していると、

「あそこには家があったんだよ。前はここから海は見えなかった。解体が進んだから海が見えるようになったんだよ」
と仮設住宅に暮らす富毛さんが教えてくださいました。

能登に行くと、いつも海が綺麗だなとみんなで海を眺めます。

だけど、「海が綺麗だな」と言って良いものなのか、悩むことがあります。

能登の人たちにとって、仕事の為に、生活するために必要な海であるけど、日常を奪った海でもある。
津波被害を受けた地域で
”それでも能登の海が好きだ”とおっしゃっていた方を思い出します。

家に関するお話をされる方が多くいらっしゃいました。

仮設住宅ができたことは良いことだけど、
避難所にいた時のほうが、みんなとの繋がりができて、
1つ屋根の下で暮らす家族のように、お互いのことを気遣って、毎日顔を合わせて会話できたと。

自分の家が欲しいと思うけど、交流がなくなることが不安という方や、
自分の家があった場所にもう一度家を建てたいけれど、
また同じ場所に建てても大丈夫なのかという不安もあるという方もいらっしゃいました。

LOVE FOR NIPPONの活動では、
家を建てたり解体したりというような大きな支援は難しいですが、
現地の方々の想いを、キャンドルで灯し、レポートやSNS、ラジオなどで伝えるお手伝いをすることができる。

その機会を無駄にしないように、
現地ではそれぞれが能登のみなさんと話して、知ることがとても大事なことだと感じました。

”若い人たちがまた戻って来れるような場所にしたい”

という想いを語ってくださるみなさんに会いに私たちも
同世代の友人達を沢山連れて、能登へまた行きたいと改めて思いました。

あたたかく迎えてくださる能登のみなさんへの感謝を忘れずに、また能登へ行きたいです。

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避難所時代から炊き出しをさせてもらっている場所なので
自宅に暮らしているみなさんも集まってくれて
とても素敵な月命日になりました

仮設が建っている周りを見渡せば
公費解体で更地になってたくさんの草や花が咲いているところと
いまだ全壊のままで放置されている風景もみることができます

今から能登に来た方々には
あの当時の悲惨な状況は想像できないと思いますが
更地になって草花におおわれて家の区画すらわからない状態になっていることのなんとも悔しい気持ちも
なかなか想像できないのではないかと思います

子どもや孫たちが帰ってきてくれるためになんとか家を建て直したい
後期高齢者の方もそれを生きがいとしている人がいます

いろんなことを諦めてしまって元気がなくなってしまっている方もいます

あらゆる支援が必要と言葉では言ってしまいますが
できたら一人一人の、その人のための支援が必要だとずっと感じています

それは難しいということをいわれても
支援したいと言って寄付をしてくださる人たちが望むことはそういうことなのではないかと。。。

とはいえ誰かだけがよくなっても公平ではないからといって
公平とおもわれる県とかに寄付をしたりしますが
被災した方にダイレクトで支援がいく形からは遠いものとなってしまいます

私たちはとても小さなアクションを続けています

だからこそ私たちにしかできないことがあり

私たちにはできないこともわかっています

こうして活動を続けていくと
今までできなかったこともできるようになります
経験からできるようになることや
支援の輪が増えたからできること
できないことの方が多くて悔しい気持ちでいっぱいになりますが
でもそれでも現地で向き合っている人たちにはその気持ちも伝えることができるし
出会ってきた人たちの困っていることのひとつやふたつはなんとかすることもできます

あらゆる支援が必要です

それはあらゆる人が能登にいくべきです
とも言えると思います

東京から飛行機が便利で安くて早いです

美味しいものもたくさんあります
お祭りがこれからは毎日のようにやっています

とても素敵なお祭りばかりです

この月命日の次の日も
能登町小木のともばた祭りに参加してきました

ぐちゃぐちゃになってしまった港で開催されています

このなんともいえないアンバランスな状態をもっと多くの日本人は感じるべきではないかと思います

この週末6/28,29は代々木公園にて能登支援イベントを開催いたします

https://songoftheearth.info/lovefornoto2025-tokyo/

よろしかったらぜひおこしください

能登町小木のイカせんべいも売っています
能登の美味しいお酒も販売します

東京であらためて能登支援という名目でみなさんと繋がり合いたいです

東京でできる支援があります

東京で能登を知ることになります

この二日間災害支援のスペシャリストがトークステージにでてくれます

能登の今、日本の今を
代々木公園でかんじてもらえたら嬉しいです

どうぞこれからもよろしくおねがいいたします

ありがとうございました

一般社団法人 LOVE FOR NIPPON 代表 
CANDLE JUNE

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これまでの活動レポートはこちらをご覧下さい
https://lovefornippon.com/report

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一般社団法人LOVE FOR NIPPON(イッパンシャダンホウジンラブフォーニッポン)
代々木上原支店(普通)0052628

月命日に福島のみなさんからメッセージを授かっています。ぜひひとりひとりの想いを読んでみて下さい。
https://fukushima311.jp/
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