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24時間テレビ福島をともに
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24時間テレビを福島中央テレビさんとともに郡山で
ラブフォーニッポンでは震災の起きた年の8月
24時間テレビと共催で福島県いわき市の沿岸部でイベントを開催しました
斉藤和義さんはじめ多くの方々の協力を頂き
津波被害がのこるアクアマリン水族館駐車場でおこないました
二年目からは郡山ビックパレットでの開催となり
会場のとなりにある仮設住宅のみなさんとともに
キャンドルナイトライブを行うなどしてきました
今年は
yaeさん、おおはた雄一さんや谷本賢一郎さん
ゼロゼロゼットエリカさんなど何度か参加してくれているアーティストはもちろん
今年は怒髪天さんがアコースティックライブをおこなってくださいました
これまでの出逢いで繋がって来た仲間たちも福島県各地からそして新潟や東京、宮城からと
みんなが集ってくれての一日となりました
今年のキャンドルメッセージは「ふくしまからえがおを」というものにしました
これは新潟中越地震から学んだ事でもあるのですが
震災から3年という月日が過ぎると
「たくさんの支援をありがとう」というメッセージを被災地から発信しはじめます
新潟のみんなはにいがたからみんなえがおにということで
福島のみなさんを招いてお米作りをおこなってくれたり
仮設での餅つきやそば打ちなどえがおをとどけることを続けて来てくれました
それを受けた福島のみなさんが「今度はうちらがみんなにえがおを与えないとね」と
この日に集って一緒につくってくれた仲間たちはずっと笑顔でした
またこの日に再会できるのをたのしみにしてくれている親子がたくさんいます
かつて避難所だったここで出逢ったみなさんはまたこうしてここで逢える事を楽しみにしてくれていて
「自分の子供がこんなに大きくなりました!」
「ほらもうちゃんと自分で挨拶できるでしょ!」
「無事に高校に通えるようになりました」
などそれぞれに報告をしてくれます
とてもうれしいことがたくさん集る一日です
みなさんには
毎年キャンドルホルダーにメッセージを書いてもらっています
今年もまたたくさんの想いが集りました
復興へのあつい想いもさまざまでした
以前にくらべて
あまり原発のことや放射能の事などが書かれなくなって来ています
それを喜ぶべきなのかどうなのか考えさせられます
福島のみなさんは最近この事についてあまり話していないように思えます
もちろんどの地域も以前にくらべて数値は下がり
除染活動は続いています
しかし
未だ原発は安定していませんし
汚染水は出続けています
問題はなにも解決していはいないのに
話題にならなくなっているのは
話題にしたくてもできない空気が発生したり
話題にしたとしてもどうしようもないというような答えしかでないという事なのかもしれません
それは福島県のみではなく
日本のどの地域でも起きている事です
何かのせいにして終わる話ではないですし
現実的にどうにかしなければいけないことなのに
みんなが話あわなくなってきていることに危機感を感じます
24時間テレビは
「愛は地球を救う」と言います
未だ大変な場所がここ日本にあるのだからもっともっと多くの福島の話題が
この日に起きなければいけないのでは?と思います
現在も原発事故からの避難生活を続けている仮設住宅の皆さんが
一緒に片付けまで手伝ってくれて
ごはんも用意してくれていました
震災から5年目の今も
かつて避難所であったビックパレットの横の仮設で暮すみなさん
かえれるようになってきた自分たちの町も
放射能の心配など
かえりたくてもかえれないという現実があります
複雑で繊細なこの問題は
もっともっと多くの関心が話題とならなければ
本当の解決には繋がらないと思います
これからも福島での活動を続けますが
そういったことも
話題にしていき
もっともっとこれからの未来がどうあったらいいのかを一緒になって考えていけたらと思います
みなさん
どうぞこれからもラブフォーニッポンをよろしくおねがいします
ラブフォーニッポンFB
月命日に福島のみなさんからメッセージを授かっています
ありがとうございました
CandleJUNE