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4月の月命日を福島で

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4月の月命日を東北で
4月11日
月命日に作る山元タイムの山元キャンドルの制作を11日の早朝から山元タイムでおこなってきました
前日の夜に東京をでて
早朝に宮城県山元町に入りました
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久しぶりに山元町の沿岸部をまわりましたが
ほとんどのがれきは撤去され
たくさんの大型ダンプが行き交っていました
山下さんと合流し早速キャンドル作りを始めました
三回目の制作という事もありだいぶ手慣れてきました
今回は流し込みの作業をしましたが
この後は山元タイムのおかあさんたちがひとつひとつを仕上げていきます
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キャンドルの制作をしていたらメンバーのお母さんが差し入れのいちごを持って来て下さいました
もっと
山元タイムでゆっくりとしたいところだったのですが
この日は福島の仮設でイベントをおこなうために
お昼には山元町をあとにしました
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福島は
郡山の南一丁目仮設住宅に集合しました
3/11が一年の終わりであり始まりでもある
そんな節目と意識している中では
4月の月命日は一年の始まりの月命日です
始まりの月命日は一番交流のある
そしていつもごはんをつくってくれて待っていてくれたり
イベントも一緒に手伝ってくれるお母さんたちがいるこの仮設住宅から始めようとなりました
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お母さん達は
この日もたくさんのごはんを作って待っていてくれて
東京から合流したメンバーも入れ替わりにみんなで頂きました
ご飯を頂いてから仮設集会場のほうでイベント準備をはじめ
外ではバーベキューを、そして中ではビンゴゲームや体操、マッサージなどをおこないました
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仮設の人はもちろん
聞きつけてきてくれた家族などたくさん集まってくれました
夕方からみんなでキャンドルナイトをしたのですが
キャンドルを入れるカップにそれぞれの今の想いも書いてもらいました
故郷に帰りたい気持ち
避難生活が4年目に入りやりきれない想いや、孫といっしょに暮らしたいなど
いろいろな気持ちを書いてくれました
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この日は
大阪ラブフォーニッポンにも参加してもらった
山田将司(THE BACK HORN)さんやATSUSHI(Dragon Ash)さんも合流してくれました
ライブをするということではなく
一緒にご飯を食べたりみなさんとお話したりと深く交流してもらいました
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この南一丁目仮設の隣には
ビックパレットという施設があり震災当時は一番大きな避難所となっていました
お母さん達とは
その避難所時代からのお付き合いですが
この仮設が出来てしばらくしてから
一度こちらでキャンドルナイトを行なった事があります
その時に
まとめ役で今でも一番がんばってくれている富子さんの旦那様に
「みんなの事をよろしく頼みますね」
と言われました
あまり積極的ではないお父さんから
こっそりと言われたような感じだったのでとても印象に残っていたのですが
お父さんはそれからしばらくしてお亡くなりになりました
あれからまた何人かがこの世を去り
病気が酷くなり
なかなかでて来れない方もいます
それでも
このメンバ―が仮設で寂しくしてる人がいたら仲間にいれてくれたり
他の仮設でのイベントにもきてくれて
その人達とも仲良くなってくれたりしています
ラブフォーニッポンの家族達です
みんないつのまにか
「ただいまーげんきだった?」
そんな挨拶をかわすようになりました
今日はそこに新たなメンバーも参加して
”だるまさんが転んだ”をしてみたり一緒にバーベキューをしてみたりと
楽しい月命日の時間を過ごしました
3/11に土屋秋恆さんに書いてもらった桜の絵をこちらの仮設にも届けてきました
富岡の桜はみんなの誇り
みんな
桜の絵を本当に喜んでくれました
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ラブフォーニッポンは4年目の活動が始まっていますが
仮設の生活も3年経ちました
ここの仮設で生まれた子供もいます
今年の3月11日という一日はたしかにあの日から三年という節目で
多くの関心が被災地に向けられました
とても大切な事でもありますが
ここでは毎日避難生活が続いています
”震災”ではない理由からです
この問題にたいしてもっと多くの日本の大人達が向き合わなければ
この仮設で生まれたこどもたちの未来は築けないと思いました
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震災から半年くらい経った時に
あるお母さんからこんなことを言われました
「小学4年生の娘がね「もうわたしは大きくなっても結婚できないんでしょう?」って言ってるの!
絶えられなくてねえ」
福島の各地で様々な差別にあっている話を聞きます
けして福島のみなさんが作り上げているものではありません
放射能が本当に恐ろしいのか
それ以上に人間自体が恐ろしいのか
被災地ではいまだに毎日避難生活が続いています
あらためて支援のお願いをしたいと思います
ご寄付や物資提供など
ラブフォーニッポンにどうぞよろしくおねがいします
まだこれから新たな仮設にも訪問していきます
そして
これからも月命日を仮設で孤独にむかえないように
すこしでも多くの笑顔が生まれるようにこれからも活動を続けていきたいと思っています
みなさん
ご協力のほどよろしくおねがい致します
CandleJUNE

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