report |
7/9・10@茨城県大子町袋田の滝
今回はスターターのひとりであり
物資支援などを継続して行って頂いている米倉涼子さんと
避難生活を送っている方に温泉と食事、
避難生活で溜まった疲れを癒す事ができればと考え
日本三名瀑のひとつ「袋田の滝」
た。
大子町は温泉やりんご狩りで有名な町ですが
かつて42,000人を越えた人口も今は半分に激減し
さらに、3月11日の東日本大震災以降、
さらに客足が遠のいていました。
その大子町に、福島県郡山市ビッグパレットの避難者の方々を
バスで招待し、
避難されている方々を先導して来てくれました。
大子町に入り、町の観光協会の方々とともに
袋田の滝に向かい、荘厳な滝をバックにステージを組み
来られた方々がステージを見ながら滝が臨めるようにしました。
15時頃にビッグパレットの避難者の方々が宿泊する宿に着き
17時Candle JUNEさんによるトークからイベントが始まりました。
キャンドルが灯され、滝をバックにYo Hardingさん
スターターである和太鼓グループGOCOOさんによるライブが行
GOCOOの皆さんは先日までワールドツアーに行っていて
訪れた各地で日本の国旗にメッセージをもらい
会場に飾られた各国の言葉で埋め尽くされたその国旗から
福島の方々も言語以上の思いが伝わったように感じました。
Candle JUNEさんの原発や福島に対する思いの言葉や
Yo Hardingさんの歌声で涙を流す方
GOCOOさんのライブではお囃子のリズムに体踊らすおばあちゃ
それぞれに思いが巡り、響く歌声や太鼓の音から
エネルギーとその思いが伝わっているようでした。
本当に良い時間と空間をご一緒できたと感じました。
その後、夕食のため宿に戻られた福島の方々のもとに行き
現地に来れなかった米倉さんのメッセージビデオの上映が行われ
皆さんが口々にモニターの米倉さんに向かい
「本当に、本当にありがとうございました」
と思いを伝えていて、避難所を離れ、久しぶりに
ゆっくりと過ごす時間を持てたことに心から感謝されていました。
それからそれぞれの宴会場でカラオケなどが行われ
皆さん思い思い床につかれていました。
2日目は皆さんゆっくりと朝を迎えた後
大子温泉やみぞという施設に向かい
地元の方々がお囃子で福島の方々を向かえてくれ
体育館で大子町町長さん、観光課課長さんの挨拶が行われ
オカリナの演奏、Yo Hardingさんの唄が届けられました。
物産市が行われ、その土地のものに触れた福島の方々が
それぞれ堪能されていました。
バスで郡山に戻る皆さんを見送って大子町を後にしました。
今回のツアーは
避難生活で疲れ、大変な思いをされている方々と
風評被害で観光業に打撃を受けた大子町と
義捐金という形の支援でなく
直接的なケア支援をと考えられた米倉涼子さんの思いを繋げ
形にすることが出来ました。
避難所にいてどにこも出かけられず
仮設への転居も差し迫っている中で
みんなでこうして温泉に来れたことは大切な思い出になったと
仰っていた方もいました。
とにかく、あの場にいた方が笑顔になり
心が満たされたことは確かだと思います。
今回のツアーに出資して頂いた米倉涼子さん
そしてYo Hardingさん、GOCOOさんをはじめご協力頂いた
皆さん本当にありがとうございました。
また、今回一度の企画ではなく、大子町でも
これをきっかけにイベント開催など
これからの発展に向けての企画も継続して検討していきます。