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LFNロード(現地活動)報告 7月11日 at福島郡山川内村仮設集会場

7月11日

今月も月命日がやってきました
今回は福島川内村のみなさんがいる仮設住宅にお邪魔しました
こちらは
今年からはじめた新潟中越地震震源地でのお米作りに参加いただいている方がたくさんいる仮設です
この間も草刈り交流会ツアーにみなさんといってきたばかりですが
今回は現地仮設住宅でのイベントとさせてもらいました
ここは郡山でも一番大きな集合住宅で
富岡、双葉、川内といくつかの町が集まっています
開設当初より伺ってきていたのですが
おもに富岡町のみなさんとの交流が多く
何度も集会場にお邪魔させてもらってきました
その後は中心部におだがいさまセンターができたので
そこをより多くの方に知ってもらうためにも何度かイベントをおこなってきました
しかし
そのたびに問題が発生していました
それは
『富岡ばかりずるい』という声が上がっていると。
その都度すべてのみなさんに声がけをしているのですが
どうやら住民のどなたかが他の住民がくると
『富岡にきたんだぞ!』ということをいわれたりするようでした
それらの問題も中心におだがいさまセンターができたことで解消されるかと思っていたのですが
今年の3月11日のイベントでも何人かの方がやはり言われたらしく
イベントに来れなかったと後から聞きました
そういったことで
それなら次回は川内の集会場でおこないましょうと約束していました
実際はそういったことがあったので川内のみなさんを田植えツアーにおさそいしました
富田の川内村と
南一丁目の仮設住宅の富岡のみなさんもお誘いして一緒に田植えをしましょうと計画して現在進行しています
現地のそういったトラブルに自分たちのような外からきている人間が問題を解決する事は難しいと思いますが
それでもその問題に対して向き合った結果、ここ一年ふれあいのなかった川内のみなさんと
いまでは一緒に田植えをし
そしてまたこうして改めて集会場にやってくると
しっかりと仮設のみなさんがご飯を用意して待っていてくれたり
一緒にバーベキューしましょうということにも本当に最後まで手伝って下さり
他の住民のみなさんに提供を一緒になっておこないました
これはどこの仮設でも出来なかった事です
震災から随分と時が経ちました
ここ福島にいたってはいっこうに復興という言葉があてはまらないと感じますが
それでも毎月現地で過ごす11日をこうして過ごせる事は素晴らしい事だと思います
今回は
前回宮城山元町にも参加してくれた石塚さんも友人とともに物資提供して下さり
マッスル平沼さんは格闘家で整体師でもあるのですがけがをしていながらも師匠とともに
住民のみなさんにマッサージをしにきてくれました
高野さんはアロマのマッサージを
そしていつも同行してくれる写真家石井麻木さんも写真をとりつつも交流を深めていました
これまで何カ所かで炊き出しをてつだってくれた小金井さんが今回バーベキューを手配してくれました
ホテルクラスカの上松さんは終止提供をお手伝いくださり
現地スタッフの奈々ちゃんはすでにみんなの人気者となっています
富岡の桜の歌を歌う青谷明日香さん、小久保淳平くんも素敵な歌を歌ってくれました
川内村のみなさんと一緒につくり
となりの富岡のみなさんに提供する一日
とても小さな一歩ですが
前に進むというより
たしかな絆というものが生まれつつある実感が得られました
悲しみの涙より
終止楽しい笑い声と喜びの笑顔がその日そこにはたしかにありました
それでも
この先は大変なことばかりです
出来る事は小さい事ですが
ひとりひとりとすこしでも繋がっていく事で
ともに未来を見る事ができたらと願っています
ご協力いただいたみなさん!本当にありがとうございました
Candle JUNE



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