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LFN ROAD at 福島県郡山市富田仮設住宅 /三春町熊耳仮設住宅
震災から9ヶ月となった12月11日、
LOVE FOR NIPPONは郡山市、三春町の仮設住宅にて活動をさせて頂きました。
富田仮設住宅には原発20km圏内の富岡町、川内村、双葉町の方が
熊耳仮設住宅には富岡町の方が生活されています。
この9ヶ月という日を迎えるまで、仮設住宅へは何度も足を運び、物資を配ってきました。
そんな中で、同じ仮設に暮らしていても、自治体ごとの隔たりがあることがわかりました。
例えばひとつの町の集会所で物資の配布を行うと、他の町の方は受け取りに行きづらいということや、情報が自治体ごとに管理が違うため同じ仮設内でも行き渡らない、などです。
またそれ以外にも同じ自治体でも仮設の場所によっては支援団体がほとんど入らないなど、
場所ごとにも支援の差が生まれてしまっていることもわかりました。
もともと毎月11日はイベントという形でロウソクを灯してきましたが今回地道な物資支援や仮設住宅訪問を続けてきた結果、富田仮設住宅でイベント形式での支援活動を行えるようになりそこには自治体関係なく、また近隣の仮設の方にもお越し頂けるようにという想いも込めての開催となりました。
また隣町の三春町熊耳仮設住宅でもクリスマスキャンドルナイトを行うということで協力依頼を受けており、そこも同時進行で準備を行いました。
当日はかなり冷え込みが激しく、みなさんにとっても外に長時間いることは大変なことだったと思いますがそれでも秀ちゃんラーメンには長蛇の列ができ、またみなさんからお預かりした物資と現地で用意した生活用品はあっという間に配り終わりました。
集会所ではカイロプラクティックを受付けていましたがこちらも予約でいっぱいになり、
休むことなく施術していました。外では大道芸人がパフォーマンスを行いました。
しかし、やはりこの寒さでは多くの方が物資とラーメンを受け取るとご自宅に戻られてしまう方も多かったです。
三春町熊耳仮設住宅と郡山富田仮設住宅の往復をしながらの進行でバタバタの中での活動でしたが、夕方頃からロウソクを灯すことができ海老原よしえさんが寒空のなかあたたかい歌を贈ってくれました。
原発地域からの避難者仮設住宅ですが、それぞれの町の今後や補償問題などとあわせ、なによりもこの寒さが、みなさんの不安な心をさらに痛みつけています
自分たちのできることは少ないかもしれませんがそれでも、根気強く活動を続け、すこしでも悩みごとや相談事などが聞けるような関係性をもっていきたいと思いました最後に同時進行で進んでいた三春町熊耳仮設住宅のケアを任せた上野からのレポートを掲載します。
12月11日となるこの日は、震災から9ヶ月となりました。
その日は三春町熊耳応急仮設住宅へ行き、集会場の広場に「3.11 9ヶ月」という文字をみなさんで作りました。
小さい子どもからおじいちゃん、おばあちゃんまで集まってくれ「きれいだね。」
と笑みをこぼされていらっしゃいました。
みなさんと一緒にキャンドルを灯しましたが、みなさんそれぞれの想いで火をつけていかれたと思います。
そのあと、キャンドルを囲んで黙とうをささげました。
その後、いわきの方達のじゃんがら念仏踊りやサンタクロースが子ども達へプレゼントをもってきてくれたりCAFEができてお茶がふるまわれたり、和やかな時間が流れました。
集会場では以前にお渡ししたこたつが活躍していると聞いたのでみなさんの集いのお役にたっている事がうれしかったです。
この場所は子どもやペットも多く、集会場でもいろんな行事が多く開かれているということで、アットホームな感じがしました。私は、普段事務局にいることが多くようやく、みんなと一緒に現地へ行くことができました行ってみないと分からないことばかりでした一見、普通に感じられてしまいそうですが、まだまだいろんな問題もありました。
正直自分ではどうしていいか分かりませんでしたがそれでも自分のできることを少しでも長く続けていきたいですどうかみなさんのお力をこれからもお貸しください
何卒よろしくおねがいします