report |

LOVE FOR NOTO (令和6年能登半島地震に関する活動レポート)14

ラブフォーニッポンなみなさまへ
いつもありがとうございます

2024年は能登半島地震支援からスタートし、12/31から2025年1/1も能登町で迎えることとなりました

振り返りとこれからを伝えさせてください

毎月11日に福島で開催続ける月命日イベントCANDLE11thも欠かすことなくおこなった2024年

3月11日前後で開催しているSONG OF THE EARTH 311も能登の方々を招待しての開催としました

まだ発災間もない時でしたが
それぞれに感じるところが大きく
その後の能登でのシンポジウム開催や活動にも良い影響があったと思います

1月からの能登支援活動では物資提供からスタートし
各所で炊き出しも早くから展開しました

とくに他の団体があまりおこなわない朝食を意識的におこない
仕事にいくみなさんのお弁当などにも役立てました

避難所生活をされている方々にも早くからお手伝いいただき
仲間を現地で増やす試みも
これまでの支援活動地域より早い段階から行うことができました

能登町の協力からベースを構えることができ
そこで安全に炊き出し準備や寝泊まりができることで継続した支援活動が実現できました

またベースでのライブやワークショップなど後半では交流会を盛んにおこない
各地の方々がわたしたちのベースで交流できるようにもなりました

いつも大事にしている「それぞれの得意分野での支援」
能登にサポートにきてくださるみなさんの得意分野を発揮できるような支援の形を作ることが
このベースがあることでより広がりを見せることができました

今回の被災に対しては支援が集まりづらく
現地でも活動がそれほど盛んではありませんでした

6月に代々木公園で能登支援イベントを開催し
能登から多数の協力者に来ていただくとともに
支援団体の結さんとOPEN JAPANさんなどにも参加してもらいました

震災が発生し現地活動を行う団体たちがもっとも現在の状況を理解しており
これまでの災害地域との違いなども明確に知っています

それとは違う軸で支援イベントや復興イベントなどが遅れて開催されていく傾向にあります
私たちは早い段階で現地の状況をリアルに届け
そして新たなつながりを作り能登へとしたかったので6月開催をとしましたが
今後復興予算などで行われるであろうイベントではなく
私たち現地活動団体たちが継続発展する形で支援イベントをおこなうための
布石を打っておきたいという意味でもありました

代々木公園開催と能登開催をセットにとしたのも
そういった理由でもありますが
能登で開催したとしても距離が遠いというイメージ
交通アクセスが悪いというイメージなどが当初からあるので
相互の関係を構築しておきたいということでもありました

能登での活動では
1月はほぼ能登と富山を行き来して物資や炊き出しをとしていました
ほとんどが眠らないもしくは車の中での仮眠などでした

寒さと雪、あらゆる場所に亀裂や崩壊があり
余震もありました

冬となり雪が降る能登で活動をしているとあらためて当時のことを思い出します
活動領域を狭める決断をし
当初色々回っていたところのみなさんには申し訳ない気持ちもありましたが
先日も能登空港で輪島塗りの家族と再会したところ

「1/3のあのときにガソリンをもらうことができて本当に助かったんです」とお礼を言われました

これは最近になって多くあることですが自分はわすれてしまっていることでも
それぞれの方は
「あの時メガネをもらえたから」とか
「あのときのパンケーキが救いでした」
「子どもたちがたくさん遊んでくれていたからいまだにじゅんじゅん!っていってます」
「ラーメンが炊き出しでもらえるなんて思っていませんでした」
「りんごのタルトがほんとにおいしくてねー」
「マッサージがありがたかったわー」

いろんな感謝と思い出を伝えてくれています

現地にいると聞こえてくるその一つ一つ
本来であれば、私が常にレポートをまめに提出できていればよかったのですが
現地活動を優先してしまっていました

企業のみなさま
個人支援のみなさま
本当にこの一年間ありがとうございました

そしてみなさまからいただいた支援の詳細リアクションをお伝えできておらず申し訳ございませんでした

世間では、
寄付をしたけどどんなふうに使われているかわからない
大きな団体に入れたらしっかりしているだろうから大丈夫だろう
でもいろんなオフィスワーク予算として使われるよね
都道府県にいれたほうがいいだろう
さまざまな意見があると思います

私は一番は被災した町に寄付がいいと思っています

ですが、その町が有事の際のアクションの仕方をしらなければ窓口が開かれることが遅かったり
早くその入り口を終えてしまったりしますし
そのお金の使い方も知らないのだと思います

被災地支援専門の団体は
災害支援NGO結
https://ngoyui.com/

一社OPEN JAPAN
https://openjapan.net/

の二つだと私は思っています
こちらに支援寄付することが一番だとも思っています

ですが私は新潟中越地震から20年被災地支援に携わってきていますが
これだけ災害が多数発生しているのにこれしか団体がないということが問題であるとともに
国民の多くが現実を知らなかったり
知っていてもそのままな体制やあり方が続いていることが問題だと感じています

ですから私たちも現地に入り
少し違った視点から現場をみて現地の方々との繋がりを作り
これまでの災害地域との違いを理解し
より効果的な支援の形を模索していくことをおこなっています

2024年は関東でも大きめな地震が発生し
いよいよ南海トラフというワードが現実味を帯びてきました

能登半島そして奥能登での多重災害

半島でのこの出来事はこの先の未来の日本の形とも言われています

私たちは311から10年の節目よりシンポジウムを続けています
毎月11日に福島で活動を続けているのも
地震ではなく津波や原発事故からの復興はまだまだであることと
そもそも311からの教訓がいかされていないからです

福島での活動を続け能登でも月命日活動をはじめています

私たちは災害時におけるあり方を
日々の防災のあり方を再定義しなおしたいと考えています

そのための現地との関係性づくりであったり
省庁や行政との連携や企業のみなさんの社会活動とのリンクを大切にしています

311の犠牲になられた遺族の方々の多くが言います

「私たちの経験を活かして
もうこんな悲しい想いをする人がいなくなってほしい」

特に津波被害と原発事故がもたらした悲劇です

現在も津波がきたらどうするんだ!?という地域はたくさんあります

原発周辺地域のみなさん
想定外の何かが起きた時どうしたらいいでしょうか

私たちは現地に入り活動を続けています
それは一人一人と繋がることです

ひとりひとりのかなしみを受け止めることです

そのひとつひとつに真摯に向き合い
そのかなしみを取り除くことが経験を活かすことです

この一年福島の活動やシンポジウム
そして311イベントと能登活動と物理的に遠い能登との行き来で
多くの時間を費やしました

私たちの団体は小さなもので
うちの会社でおこなっていたフェスでのカフェ出店などをLFN名義としておこなったり
物販をしたりして活動資金を集めています

まだまだ現地活動を続け
この全体的におかしな災害への意識と形を変えていくことを提案していくためにも
あらためて弊団体へのご寄付もおねがいしたいです

◼️LFNへの直接寄付 <公式HP>
https://lovefornippon.com/donation
三菱UFJ銀行
一般社団法人LOVE FOR NIPPON(イッパンシャダンホウジンラブフォーニッポン)
代々木上原支店(普通)0052628

また現地活動スタッフもですが
それぞれの得意分野を活かした形でおこないたく
ぜひ現地にという方はお声がけください

そしてレポートアップが遅れていることもですが
東京神奈川でのボランティアスタッフもいてもらえると助かります

2011年3月11日以降
必死に動いてきたつもりですが2024年は一人身となったのでさらに動けたつもりでいました

ですがパソコンワークや打ち合わせなどさまざまな仕事関係者にも迷惑をかけてしまったり
限界を感じるところが多々発生していました

ご寄付いただける方はぜひおねがいいたします
そして物資提供や現地稼働やオフィスワークスタッフなどお手伝いいただける方がいらしたら
あらためてお願いしたいです

年が明けての挨拶でこういった内容になってしまうところ申し訳ありませんが
能登支援そして311、
あらためて災害に対してどう向き合うか
そして防災やこれからの街づくりを進化させていくことが
これからの子供達に残すべき仕事だと思います

どうぞこれからもよろしくおねがいいたします

ありがとうございました

一般社団法人 LOVE FOR NIPPON 代表 
CANDLE JUNE

こちらから私たちの活動の様子がみれます
お時間あるときにぜひ

https://www.youtube.com/@Candle11th

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

活動へのネット基金ご寄付はこちらからおねがいします
またぜひこちらをご紹介いただきたいです
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5338001

これまでの活動レポートはこちらをご覧下さい
https://lovefornippon.com/report

ホームページ内の寄付ページと振込先です
https://lovefornippon.com/donation

三菱UFJ銀行
一般社団法人LOVE FOR NIPPON(イッパンシャダンホウジンラブフォーニッポン)
代々木上原支店(普通)0052628

ラブフォーニッポンFB
https://www.facebook.com/LFN311

月命日に福島のみなさんからメッセージを授かっています。ぜひひとりひとりの想いを読んでみて下さい。
https://fukushima311.jp/
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー