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日本元気プロジェクトスタッフレポート
日本元気プロジェクトに参加したスタッフのレポートを掲載致します。
◉6月9日(土)LOVE FOR NIPPONの一員として
六本木ヒルズで行われた日本元気プロジェクトに参加しました。
台風が発生しているとは思えないほどのお天気の中、
たくさんの方が福島と熊本へむけてメッセージを書いてくださいました。
その中には、熊本出身の方、福島からいらっしゃった方、パートナーが福島の方などもいらっしゃり
活動について聞いたり、ターポリンに書かれた活動の様子を熱心に読んでいらっしゃいました。
震災の時には、まだ赤ちゃんだったり、生まれていなかった子どもたちも
「福島や熊本で灯すから現地のお友達にお手紙を書いて」とお願いすると
悩みながらもメッセージやくまモンやお花などの絵を一生懸命かいてくれました。
中には、何を書いていいか分からない、頑張れとしか書けないとおっしゃる方もいました。
これもまた正直な気持ちだと思います。
震災当初、私は福島のラジオ局で働いていたのですが
「福島は世界から取り残される気がする」とおっしゃる方が多くいらっしゃいました。
どこに行っても受け入れてもらえないのではないかという恐怖が私の中にもありました。
今も心の中ではそう感じている方が多くいらっしゃるのではないかと思います。
だからこそ、現地以外の方に書いて下さったメッセージには意味があると思います。
8年目を迎えた福島には、今年になっても全国に避難している方が3万人以上、
福島に住んでいても故郷と呼べる場所にいない人も多くいらっしゃいます。
3年目を迎えた熊本にも未だに仮説住宅に住まわれている方がたくさんいらっしゃいます。
震災があった時期以外はほとんど報道されない中、その事実を知らない方もとても多いと思います。
当時のことや今の現状を東京やその他の地域の方に知ってもらう機会はとても重要なのではないかと
改めて感じた1日となりました。
◉LFNを知ってもらって意味のあるメッセージをどれだけ書いてもらえるかが重要だと改めて思い、活動していました。
75%位は、オロナミンCきっかけでメッセージを書きにきた人たちだと思います。
最初は、軽いノリでも私たちが誰で、なぜメッセージを集め、
最終的にどうするのか、を説明したらほとんどの人が姿勢を変え、いろいろ考えてから書いてくださいました。
東日本大震災や熊本地震を知らないまたは覚えていない子供達にも
地震で起きたこと、地震からずっと頑張って生きている人たちがたくさんいることを話すと、
ふざけていた子も”どういうこと書いてあげればいいの?”と質問をしてきたり、
お母さんと相談しながら書いたりと、みんな一生懸命書いてくれていました。
10代や20代のちょっと震災のこととかよく分かりませーん的な軽いノリの子たちもいましたが、
”書くからにはちゃんと現地の人たちのことを想って書いて下さい”と説明したら、
それなりに一生懸命考えて書いていました。
月命日とは違い、被災地以外の方々とコミュニケーションを取れる場は、やはり必要だ改めて感じました。
私が話した中で東北の方々もいらっしゃいました。
女性:震災当時は山形県にいましたが、お腹に赤ちゃんがいたのでとても不安でした。
その子ももう7歳です。あの日のことは忘れません。
女性:自分も被災者で、おばあちゃんはまだ福島にいる。
女性・男性:地元が塩釜、福島など
きっかけは何にせよ、都内の人々がLFNを通して少し地震のことを思い出すのは
いい時間だったのではないでしょうか。