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ラブフォーニッポン 現地活動報告
ラブフォーニッポン な皆様へ
現地活動報告をさせてください
2011年から10年の今年
3月11日の前後で
さまざまなアクションを福島でおこないました
3月7日には
楢葉町の復興イベントで
キャンドルとサーチライトを点灯しました
3月10日は
福島県東日本大震災原子力災害伝承館にて
夢の大凧揚げとキャンドルナイトを開催
3月11日には
JヴィレッジにてSONG OF THE EARTH FESTIVALを開催するとともに
キャンドルナイトと夢の大凧揚げを開催
キャンドルナイトはこの日も伝承館にて開催いたしました
3月12日はSOTEシンポジウムと称し
さまざまな方々にお集まりいただき1日シンポジウムを開催し
あらためてこの10年の振り返りとこれからの未来を語り合いました
3月13日にもシンポジウム開催し
こちらには環境省小泉大臣や福島県知事にも参加いただき
福島のこどもたちといっしょにかんがえる未来などを語り合いました
12日13日のシンポジウム
両日を環境省との実行委員会として開催しました
3月7日から12日までは天候にもめぐまれ
一部強風により凧揚げが苦戦しましたが
無事に終えることができ
13日のシンポジウムに関しては各地リモート参加としました
また
それぞれのコンテンツに対して
たくさんのボランティアスタッフが参加してくださいました
コロナ禍の中での開催でしたので
スタッフは一週間前から検温とすべての関係者の管理をおこない
お客様にも徹底していました
毎日さまざまなメディアも取材に来てくださり
いろいろと露出もあったかと思います
SONG OF THE EARTH は
「悲しみから喜びへ」というテーマでこれまでやってきましたが
10年が経ったこの日、各所でたくさんの笑顔をみることができました
それでも
伝承館がある双葉町は
いまだに帰ることができない街であり、立ち入り禁止地区も多く
災害時のままの建物がいたるところに残されています
フェスティバルが終了した次の日に
今回はオープンな形では開催しませんでしたが
双葉郡の町おこし社団法人の集まり
「フタバエイト」さんにご協力いただき
現地を知るためのバスツアーも開催しました
楽しみや喜びだけではなく
「光と影」の影の部分もしっかりと理解してもらいたい
そう考えて関係者のみでしたが参加してもらいました
まだ帰れない街である双葉町をはじめ
徐々に活気を取り戻しつつある町や、
さまざまな「光と影」を感じてきてもらいました
この地域に来たことがない人たちが知りたいこと
災害にあい、避難生活を続けてきて、
ようやく戻ることができた住民のみなさんや
未だに帰れない方々が知ってほしいと思うこと
参加したスタッフそれぞれからもレポートをもらうことにしています
福島県外の人たちが思う、原発周辺地域と
そこで暮らしてきた方達が伝えたいことの今とそしてこれから
これが10年という節目を経て
自分たちの活動としても、
大切にしていかなければいけないことだと思いました
いつまでも「被災地」「被災者」と呼んで欲しくはない
という言葉をよく耳にします
しかし
まだ避難を続けざる得ない方々もいます
この10年間
同じ県民でも様々な人たちがいる
という現実は変わるものではありませんでした
なぜそこまでに大きく「福島」と括られ続けてしまっているかというと
ひとつには原発のネームに「福島」があることとずっと言ってきています
所在地としての名前は本来、市町村名でいいはずが
福島原発は県名の福島となっています
これを変えることが必要だという訴えも
今年から改めて始めていきたいと思います
これは福島に限ったことではなく
全国にある原発の名前をカンパニーネームをファーストとして
所在地域を最後列にしてもらう
今や原発は
とてもリスクが高いものであることが10年かけて宣伝されて
放射線量の被害よりも
風評被害が高いことも
そしてそれを改善することの難しさも、
この10年で実証できたのではないかと思います
様々なアクションをおこなってきたのも
こう言った提案を具体的にしていくためです
これからの一年は
これまで以上に福島に通いたいと思っています
そして11年目の3月11日が
もっともっと多くの方々とともに、
福島で過ごすことになれるようにしたいと思います
双葉町や大熊町にできている中間貯蔵施設は
あくまでも中間であり
最終処分地は福島県外へと国が約束をしています
それは国民一人一人が約束をしたということです
当時それに反対をしていたとしても
法律で決まったからこそ
今の双葉町や大熊町の方々は苦渋の選択をしました
これは
基地問題にも似ているところがあると思いますが
まずは多くの方々が
現地の方々の気持ちになって考えなければいけないことだと思います
311から様々な出来事のなかで
被害に遭われた方達からしたら、
忘れたいこともたくさんあると思います
忘れてはいけないのはむしろ
福島県外の自分たちであるということを
あらためて伝えていきたいと思いました
今年のSOTE311にご協力いただいたみなさま
本当にありがとうございました
みなさん一人一人
それぞれの311と繋がることができて本当にうれしかったです
また今日より活動をスタートしていきますが
来年の3月11日まで
どうぞ
よろしくおねがいいたします
様々なアクションをおこなうなかで
新しいものも生まれてくると思いますので
ぜひ新たにご協力いただける方がいらしたらよろしくおねがいいたします
より良い形をみなさんとともに作っていくことができたら幸いです
これまで本当にありがとうございました
そして
これからも
よろしくおねがいいたします
LOVE FOR NIPPON 代表
CANDLE JUNE
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