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12月の月命日 会津にて大熊町の皆さんと一緒に

12月の月命日は
会津にある大熊町の皆さんが暮らす仮設住宅でおこなってきました

原発事故が起きた街大熊町
その皆さんの多くは会津地方に非難されました

原発事故からの避難生活も7年経ち、来月8年目を迎えますが
未だその避難生活は続いています

福島県では
風評被害やいじめ問題など様々な問題が発生していますが
除染作業も進み
検査して安全なものも多くなってきています

会津地方は震災後、観光が激減していましたが
それも7年が経ち、徐々に取り戻しつつもあるようです

こちらの仮設住宅もだいぶ入居者が少なくなって来たようです
家を建てられた方や
復興住宅へ移られた方
浜通りに引っ越された方など
色々いらっしゃいますが
それでもまだまだ故郷の町には帰れないということです

大熊町のあった
浜通りではほとんど雪が降りませんが
避難した先のここ、会津では雪が多くとても寒い地域です

そこで暮らし続けているこの家屋はいわゆる「仮設住宅」です
その暮らしの大変さはいかほどであったかと思いますが

一人のお母さんは
「もう慣れたからねえ、雪かきとかスタッドレスタイヤとかね!」

これまで会津地方でも様々な場所で交流を持ってきましたが
この日も地元の幼稚園にお邪魔して
音楽ライブを行ったり元気な子供達との時間を過ごしました

熊本地震からの繋がりから
益城町の子供サポートをしている方や
借り上げ住宅避難者をサポートしている大学教授と学生さんなども
参加してくれました

ここに来る前日には山元タイムのお母さんたちのところにも行ってくれて
津波被害地域を体験してから会津入りしてくれました
熊本メンバーには
LFNの活動内容や
現状の福島を体験してもらいました

仮設住宅では様々なワークショップを行い
ビンゴ大会や
キャンドルナイトライブには
若旦那さんや谷本賢一郎さん
山さん、エリカさんや高橋てつやさんと
いつものメンバーが歌ってくれました

会津出身のスタッフも参加してくれていましたが
そのご両親が遊びにきてくれたり
福島市や郡山からも、そして大熊町に近い富岡町や川内村からも集ってくれていたので
事故前の話に花が咲いたりと賑やかな一日となりました

そして名古屋からも
ずっと現地のことが気になっていたという方が参加してくれたので
福島のみなさん方はとても喜んでくださいました

「もう7年も経つから普通の暮らしに戻っている人もたくさんいるし
支援とかもほとんどなくなっているからね。こうやって今さらに来てくれることがとっても嬉しいよ!」

そういってかつての大変だったことや
今のことなどをお話ししてくれていました

また
大熊町のお母さんの一人は

「事故が起きてしまった原発がある町ですがやっぱり私は帰りたいんです!」
「だって避難しているわけでしょ。帰れないなら帰れないって!しないとだし。。。」
「会津の人たちは本当によくしてくれましたよ!」

そして会津の人たちは
「会津にはなかなか支援とか来てくれなかったから嬉しいです」とも

とっても寒い一日でしたが

大きな仮設住宅地の中にある小さな集会所からは笑い声が絶えず
とってもあったかい火が照らしていたのはたくさんの笑顔でした
来月の3月11日で8年目を迎えます

私たちは福島県いわき市にある双葉町の仮設住宅にてイベントを開催します
原発のある町双葉町
その町の皆さんが暮らしている仮設住宅で
これまで何度も通って来た場所です

風化することなく
そして被害に遭われた皆さんが後戻りさせられるような一日にせず

毎月の11日と同じように
「たのしいね うれしいね おいしいね ありがとう!」とお互いに思える一日を
福島の皆さんと一緒に作ることができたらと願っています

みなさま
どうぞこれからもラブフォーニッポンへのご支援、ご協力をよろしくお願いいたします

CANDLE JUNE

 

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山元タイム